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24系「北斗星」 - B寝台 1・2号車 JR北海道が所有する車両には、車体の側面にこんなエンブレムがついています。昔話をすれば、かつて北海道内で運行されていた夜行特急の「オホーツク」や「まりも」の寝台車にも、これと似たようなロゴがついていました。
1号車 Bコンパート (JR北海道保有)
まだまだ長いですが気長にお付き合いください。こちら、もっとも上野寄りの1号車に連結されているBコンパートの様子です。Bコンパートとは、通常の開放型寝台の入口部分にドアが設けられたものです。通常、このドアは全開の状態でロックされていますが、1ボックスを同一グループの4人が使う場合に限り、車掌の方にロックを解除してもらい、簡単な個室として使用できます。
ドアのアップ。個室として使用する場合、利用者が使う鍵は暗証番号式になります。このテンキーはJR北海道の個室寝台車でよく見られる仕様です。
寝台の全景。ドアがついている以外は、通常の開放型B寝台と同一です。
下段寝台のアップ。モケットは交換されていますが、それ以外はデビュー当時の雰囲気をよく残しています。。
上段寝台の様子。転落防止の紐も、ねじれてかなりくたびれてきているのがお分かりいただけると思います。 2号車 B寝台 (JR北海道保有)
さて、続いて2号車のB寝台をご覧いただきます。こちらもJR北海道が保有する車両ですが、こちらはボックス部分に扉のついていない、通常の開放型B寝台となっています。
ボックス部分の様子。モケットやカーペットが交換されているとはいえ、金属製のハシゴ、茶色の常備式スリッパなど、かつてのブルートレインを感じさせる要素は十分にあります。「北斗星」と言うと、一般に個室寝台がどうしてもクローズアップされがちですが、時にはこんな昔ながらのB寝台に身を預けて、まったり北海道を目指すというのも決して悪くはなさそうです。
下段寝台の様子。通路側にはテーブルが備わるほか、寝台上部分にはメガネなどのアクセサリーを置いておける展開式の小テーブルが備わります。
上段寝台はこんな感じです。
ボックス部分の天井を撮影してみました。天井の照明には丸い蛍光灯が使われていますが、この丸蛍光灯も最近は電車の中はもちろん、普通の建物でもほとんど見かけなくなった気がします。
読書灯の様子。照度は2段階に調節できます。
背もたれ上の小物テーブルはこんな感じ。テーブルの上には滑り止めなどが特段あるわけではないので、メガネなどを中途半端に置くと、列車の揺れで落ちてきます(笑)。
4人分並ぶスリッパ。これも寝台列車“ならでは”の光景ではないでしょうか。
寝台の番号の表記はボックス入口にあります。
通路には一定間隔で、化粧直し用の鏡が備わります。
号車表記、SOSボタン、トイレ使用中ランプなど。洗練や飾り気とは無縁のデザインですが、これも独特のノスタルジーを感じるポイントであるような気がします。 B寝台 洗面台・トイレ
トイレ、洗面台があるデッキ部分の様子。多少の改造は施されているとはいえ、飾り気の類はあまり感じません。おそらくデビュー当時からこんな感じなのでしょう(笑)。
洗面台は改装されており、鏡が三面になっているほか、自動水栓になっています。温水の温度も調節できますが、特に冬場は温かくなるまでにやや時間がかかることもあるので、そこらへんは気長に待ちましょう(笑)。 |
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トイレ内部の様子。壁がやけに擦れていて、だいぶくたびれています。銀色の便器や手洗い台など、デビュー当時からの品々(笑)がいまだに現役です。 |
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