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24系「北斗星」 - B寝台「デュエット」(JR北海道編成) 現在、上野〜青森間はEF510が牽引していますが、かつてはEF81が同区間を牽引していました。「北斗星」に使用されるEF81は、車体側面に流れ星が描かれており、鉄道ファンを中心に「ホシガマ」と呼ばれていました。
B寝台「デュエット」の車体の様子。車体そのものはそこそこきれいに保たれていますが、随所に錆びや塗装の剥げが見受けられます。 3・4・(5)号車 B寝台「デュエット」 通路
続いて紹介するのが、3・4号車(及びたまに5号車)に連結される「デュエット」の車内です。デュエットはB寝台の2人用個室で、現在の「北斗星」の編成ではなにげにもっとも多く提供されている個室です。
各個室のドアの様子。ドアノブは2種類あり、手前側が下段個室、奥が上段個室のものになります。 3・4・(5)号車 B寝台「デュエット」 下段
というわけで「デュエット」の下段からご覧いただきます。車内は見ての通り、2人分のベッドとテーブル、鏡、オーディオ(後述)などとなっており、2人で使うには、正直やや手狭な感じです。
ベッドの様子。寝台幅は70cmで、これは開放型のB寝台と同一です。付帯設備としては、読書灯、転落防止柵、小物入れ、アームレスト(いずれも後述)となっており、B寝台の個室でよく見られる設備は一通りそろっています。
背もたれ部分にあるアームレストを展開してみました。昼間の時間帯はこれを展開すると肘を乗せる部分ができ、かなり快適に使用できます。このアームレストも全体にカバーがかけられており、ちょっとした清潔感を感じます。
このデュエット、あまり知られていませんが、実は各ベッドをカーテンで区切ることができます。「同じ個室は共有できても寝顔までは見られたくない」という人間関係がいかなるものなのかというのはさておくにしても、そこそこ遮光性のあるカーテンなので、同室の人より先に寝たいというような場合にはなかなか使えそうです。
足元はこんな感じ。フットライト、ごみ箱のほか、部屋内で使うスリッパが備わります。スリッパは常備品のものなので、清潔性が気になる人は適宜、紙スリッパなどを持参されるといいかと思います。
背もたれの下部分には、何やら金属でできたくぼみが。こちらは「小物入れ」だそうで、メガネなどを入れておくことができます。ベッドとベッドの間の窓際にあるテーブルにメガネを置いたまま寝ると、翌朝には列車の振動のためほとんどの確率で床に落ちています(笑)。メガネ人の方はこちらを利用すると良いでしょう。
窓上には鏡が備わります。周りがピンク色で縁どられた、あまり他では見ないデザインをしています。
鏡の左下にはこんなマークがあります。これは何をイメージしたものなのでしょう? 3・4・(5)号車 B寝台「デュエット」 上段 変わってこちらが上段個室の様子。ドアを開けるとすぐ階段になっており、かなり急な階段を4段ほど上る必要があります。大荷物の場合は荷物を引き上げるだけでも一苦労になりそうですねぇ。
上段寝台はこんな感じ。基本的な仕様は下段のそれと同一ですが、小物入れの位置が異なっているほか、鏡も半円の小さいものになっています。スペースの都合上仕方ないとはいえ、こういった各種のユーティリティーの使い勝手という点では、下段寝台に軍配が上がるような気がします。
ベッド脇のアップ。読書灯、オーディオ・照明の操作パネル、小物入れ、鏡などが備わります。天井が曲がっているため、特に窓際は多少圧迫感を感じますが、その分眺めはそれなりに良いです(笑)。
上段だけの設備として、通路上のスペースを使った荷物置き場があります。わりと大きめのキャリーケースでも2つは入りそうな大きさです。
階段部分のアップ。階段にはフットライトが備わります。「北斗星」、特にJR北海道内を走行している時(函館〜札幌)はそれなりに揺れるので、利用する際は注意して使いましょう。 その他の車内設備
開放型B寝台で“お決まり”の通路の椅子は、デュエットへの改造後もそのまま残されているほか、モケットも寝台のそれと同じものに交換されています。なお、同様の例は次項で紹介する「ソロ」でも見られます。
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デッキと客室の仕切り扉の脇には、こんな感じのデジタル式の案内表示が備わります。号車表示、時間表示、トイレ使用中、(見づらいですが)室内温度などが表示されます。この表示も、最近は経年のためか、表示がかなり暗くなってきており、特に昼間の時間帯は反射してほとんど見えません(笑)。 |
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