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HOME > 鉄道・バス車内写真 > 寝台特急・急行・夜行快速列車 > E26系「カシオペア」

E26系「カシオペア」 - 「カシオペアスイート」展望室

「カシオペア」といえば、日本を代表する豪華寝台列車として、鉄道ファンのみならず一般における知名度がきわめて高かった列車です。1997年のデビュー以来、一貫して上野〜札幌にて週3便が運行されており、その切符の取りにくさから「プラチナチケット」とも呼ばれていました。
私も前々から乗車したいと思っていたのですが、いかんせん切符の取りにくさと値段の高さなどからなかなか乗れずにいました。しかし念願かなって2013年12月、「カシオペアスイート」の展望室に乗車することができました。このページでは、その時に撮影した写真を紹介していきます。
写真は上野〜青森間を牽引するEF510 500番台です。この日はたまたま「北斗星」カラーのEF510が牽引していましたが、カシオペア色のそれも存在しました。

カシオペアのシンボルでもある展望スイートの外観。展望とはいっても、実際に展望になるのは下り列車のみで、上り列車(上野行き)では、函館〜青森間を除き、機関車が目の前にきます。

カシオペアの車体を見てみます。車体はステンレス製ですが、通勤型電車にありがちな「安っぽさ」をあまり感じないデザインなのは好印象です。

カシオペアスイート(展望室)

エントランスの様子。号車番号は行先表示のところに表示されており、ドア脇には寝台のクラスと禁煙・喫煙のサインが掲示されています。

廊下の様子です。木目調をふんだんに取り入れた車内は、一見したところ列車の中とは思えないラグジュアリーな雰囲気に満ちているように思います。

さて、こちらが「カシオペアスイート」の展望スイートとなります。車両の後部をいっぱいに使った室内はとても広々としており、いい意味で列車の中を感じさせません。
この「カシオペアスイート」展望室は、1列車に1部屋しかなく、また旅行者が主催するツアーで早々と押さえられてしまうことも多いため、非常に取りにくい部屋として有名です。

ベッドの様子。一応「寝台」列車ですが、もはや寝台というのはもったいないほど豪華にできています。ベッドは沈み込みがそこまで深くなく、身体をガシッと安定させて寝ることができます。
ベッド上には「カシオペア」のロゴ入りのアメニティキット(後述)と浴衣(紫色のもの)が備わります。

ベッドをアップで撮影。ベッド幅は85cmで、幅そのものは安価なビジネスホテルのそれと同じ程度ですが、通常のB寝台の幅が70cmであることを考えるとかなり広くなっています。ベッド間にはパネルがあり、室内灯やBGMなどは全てここから操作できます。

パネルのアップ。こちらも一般のホテルにあるそれとかなり似通っており、隅々まで「列車の中を感じさせない」ための配慮がなされているように思います。

反対側から部屋を撮影。奥にはシャワールーム、トイレ、洗面台が備わっています。また、ベッドと洗面台の間には非常口が設けられています。

窓脇には洋服入れが備わります。1着程度しか入りませんが、スペースを有効に活用しようという努力が垣間見えるように感じます。

なおこの丸窓のところは閉めることもできるようになっており、閉めるとこのように鏡面が出てきます。

「カシオペア」の展望室はその窓の大きさから、外から丸見えなわけですが、展望スペースとベッドの間にカーテンを引くことで、寝顔が外から見られないような配慮がなされています。なお、通路側とベッド側はそれぞれ別のカーテンとなっています。

「カシオペアスイート」では、乗車するとまずウェルカムドリンクがサービスされます。小樽の白ワイン、ウィスキー、水割り用の水といった内容で、「北斗星」のロイヤルなどと同じものになります。

そして翌朝にはモーニングコーヒーと新聞のサービスも。新聞を積み込む場所の関係からか、私が乗車した上野行きでは福島版の新聞が配られました。

リビングスペース

車両先端部のリビングスペースをアップで。ご覧のとおり、2人が座れるスペースが確保されています。座席の配置も工夫されており、お互いに顔を見合わせて話す場合、また景色を見る場合のどちらも、顔をあまり曲げずに済む配置になっています。脇には食堂車へ直通する電話とテレビが備わります。

リビングスペースの天井を見上げます。

リビングスペース部分にも小さいパネルが装備されており、車内照明の操作ができます。また、車内販売が来るとアラーム音とともに左のパネルが点灯します。実際にはドアが薄いせいか、車内販売が来ると「あ、来たな」と分かるほどなのですが…(笑)。

テレビと電話のアップ。電話は食堂車の係員にのみつながるようになっています。

次駅案内などはこのテレビで案内されます。デビュー当時から案内のためのソフトウェアは変わっていないようで、デザインや書体は一昔前のものというような印象を受けました。

洗面台・トイレ・シャワールーム

シャワールームと洗面台、トイレはコンパクトに一部屋にまとめられています。

トイレと洗面台の様子。洗面台の部分は格納することができ、必要な時だけ展開して使う形になります。

正面は鏡がありますが、この鏡を開けると中からコップが出てきます。コップはプラスチックのものが使われています。
鏡の脇にはコンセントが備わりますが、この「カシオペアスイート」、デビューした時期が時期ということもあるのか、コンセントはこの一か所にしかありません。携帯電話などを充電する際はここから線を引くことになりますが、洗面台かトイレの便器の蓋の上に携帯を置いて充電する形になります。このあたりはやや不便な点を感じました。車内に追加でコンセントを設けてもいいような気がします。

で、こちらがシャワールームの様子。

シャワールームのパネルの様子。お湯は18分間使うことができます。2人で18分と言うと若干短い感じもしますが、水を出している間だけカウンターが動くので意外に事足りました。

なおシャワーを使う場合はこのような保護棒を展開します。「カシオペア」、走行区間によってはそれなりに揺れるので、いざという時につかまるための場所と、カーテンのすそが動いてトイレの床まで水浸しにするのを防ぐ趣旨があるのではないかと思います。

アメニティキット

で、こちらがアメニティキットのアップです。「あけぼの」や「北斗星」などでは専用のポーチに入ったものが置かれていますが、このカシオペアではロゴ入りの袋に入っています。

全て出してみました。歯ブラシなどには「JR」のロゴが入ります。中央にある3つの小瓶に分けられているものは、男性用のヘアトニック、ヘアリキッド、アフターシェイブローションで、アウスレーゼのものが入っていますがいずれも男性用です。また、その他は資生堂のボディーソープ、リンスインシャンプー(同社の出すスーパーマイルドのような使い心地)のほか、専科(資生堂)の洗顔フォーム、パーフェクトホイップなどです。歯ブラシやヘアブラシ以外は、いずれもアウスレーゼと資生堂で統一されている高級品です。

項目

  • 「カシオペアスイート」展望室
  • 「カシオペアスイート(メゾネット)」「カシオペアコンパート」
  • 「カシオペアツイン」
  • 食堂車とメニュー・食事の写真
  • 「ラウンジカー」「共用シャワールーム」と展望室から見える風景

撮影日時・場所

撮影日:2013年12月
撮影場所:上野駅 カシオペア号 車内

関連項目

>> 24系「北斗星」
>> 24系「トワイライトエクスプレス」

「カシオペア」概説

上野〜札幌を結ぶ寝台列車。本格的なフランス料理が楽しめる食堂車のほか、全車2人用のA個室など豪華な編成になっているのが特徴。

編成が1編成しかないため、隔日での運行となっている。

車両概説

デビュー年:1997年3月

「カシオペア」は、上野〜札幌間で運行されている豪華寝台客車。「快適空間を実現した寝台列車」をコンセプトに開発された。

全車両がA寝台個室で構成されている。編成は12両。

現在は上野〜札幌の「カシオペア」のほか、旅行会社などがチャーターした「カシオペアクルーズ」で使用される場合もある。

ついでにシャワールームに備わるタオルも。タオル一枚一枚、「CASSIOPEIA」のロゴが入ります。

項目

  • 「カシオペアスイート」展望室
  • 「カシオペアスイート(メゾネット)」「カシオペアコンパート」
  • 「カシオペアツイン」
  • 食堂車とメニュー・食事の写真
  • 「ラウンジカー」「共用シャワールーム」と展望室から見える風景
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