E26系「カシオペア」 - 「カシオペアツイン」
車体側面の様子。
3号車 食堂車へのアプローチ
さて、食堂車への入り口です。食堂車の車両も2階建て構造になっており、2階が食堂、1階部分は通路として利用されています。
乗車した時期がクリスマスだったためか、入口付近には小さなクリスマスリーフが飾られていました。嬉しい演出です。
階下の廊下の様子。廊下にはカシオペアのグッズ一覧を記載したポスターが貼ってあります。なお、カシオペアのオフィシャルグッズなども、この食堂車で購入できます。
3号車 食堂車
で、こちらが食堂車の車内になります。照度を抑えた車内はかなりムードがあり、一見したところは列車の中を感じさせない素晴らしい作りになっていると思います。
写真右側は、主に下り列車(札幌行き)において大沼湖が見られる方向になりますが、反対側の席に座った人でもよく見られるように、左側のテーブルは一段高い位置に配置されています。
テーブルの様子。他に4人がけのものも存在します。
ランプシェードの様子。各テーブルには一輪ずつ花もいけてあります。
カーテンはご覧のとおりロール式。実際に降ろしてみるとこんな感じです。
さて、それでは次は食事のメニューを「懐石御膳」「フランス料理」の順に紹介していくことにしましょう。なお、以下で紹介する食事は、全て2013年12月現在のものとなります。
夕食のコース料理「懐石御膳」(和食)
先付け「珍味3点盛り」 ではまず「懐石御膳」(和食メニュー)からご紹介します。写真は先付けとして出てくる「珍味3点盛り」です。
炊き込みご飯、北海道昆布 口変わり「サーモン味噌漬け焼き」「いかと鮭の麹和え」「じゃが芋餅照り焼き」「有頭海老」「黒豚味噌漬け焼き」「手毬サーモン」「つぶ貝」「蓮根」 組み肴「鳥賊ステーキ」「帆立醤油焼き」「市松砧」 煮物「槍烏賊」「蒟蒻(こんにゃく)」「筍(たけのこ)」「人参」「牛蒡(ごぼう)」「蓮根」 蒸し物 「華烏賊焼売」 これだけの品目がコンパクトに2つにまとめられています。また、よく見ると昆布が北海道の形をしており、芸の細かさを感じます。
(左)お吸い物 (右)揚げ物 「ずわい蟹蓑(みの)揚げ」「海老天ぷら」「アスパラガス天ぷら」 天ぷらは車内で揚げているのかはわかりませんが、あまりしけった感じもなくカリッとした食感です。
デザート 菓子 食事後にはあたたかい緑茶とお菓子が出てきます。お菓子の包み紙にも「カシオペア」のロゴが入った専用のものが使われています。
お菓子の中身はこんな感じです。 次は「フランス料理」を紹介していきます。
夕食のコース料理「フランス料理」
〜オードブル〜 帆立貝柱とサーモンのマリネ 紅白仕立て 変わってこちらがフランス料理です。まず最初に写真のようなオードブルが出てきます。中央に帆立とサーモンを配し、周囲にイクラなどをちりばめる、かなり凝ったものになっています。
〜魚料理〜 牡丹海老と白身魚のワイン蒸し 赤ワイン風味のクリームソース 続いて出てくるのがこちらの魚料理です。
パン パンは冷えていました。味そのものは悪くないのですが、温かいものを提供してもいいと思います。
〜肉料理〜 牛フィレ肉のソテー 大地の野菜添え マスタードソース で、こちらが肉料理です。牛フィレ肉はかなり分厚いですが、中までしっかりと焼かれていました。
〜デザート〜 スペシャルガトーとグラスの盛り合わせ こちらも北海道をあしらったデザインのお菓子です。
メニューはこんな感じ。ちなみに「北斗星」と「カシオペア」でメニューは共通です。 クリックすると大きな画像でご覧いただけます。(別ウィンドウが開きます)
朝定食 2種類
変わってこちらが朝定食。朝定食は予約制ではありません。朝食は朝6:30〜8:30の2時間の間のみ営業(ラストオーダーは8:00)し、洋食・和食ともに1600円です。 写真は洋食。こちらも例によってパンは冷えておりました(笑)。
で、こちらが和定食の様子です。
メニューの様子。こちらもクリックすると大きな画像でご覧いただけます。(別ウィンドウが開きます)
その他
朝食の時間帯。朝日が車内に差し込みます。
項目
撮影日時・場所
関連項目
「カシオペア」概説
編成が1編成しかないため、隔日での運行となっている。
車両概説
「カシオペア」は、上野〜札幌間で運行されている豪華寝台客車。「快適空間を実現した寝台列車」をコンセプトに開発された。
全車両がA寝台個室で構成されている。編成は12両。
現在は上野〜札幌の「カシオペア」のほか、旅行会社などがチャーターした「カシオペアクルーズ」で使用される場合もある。
各皿には「CASSIOPEIA」のロゴが入ったものが使われています。