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HOME > 鉄道・バス車内写真 > 寝台特急・急行・夜行快速列車 > 24系「北斗星」

24系「北斗星」 - A寝台「ロイヤル」

1989年の青函トンネル開業に合わせて運行開始したのがこの「北斗星」です。かつては2〜3往復が運行されていましたが、その後徐々に数を減らし、2014年現在は、1往復が上野と札幌を毎日結んでいます。
「北斗星」は、いわゆる「豪華寝台特急」のはしりとなる列車で、他のブルートレインが続々と廃止されていく中で、唯一「定期列車」として日々運行されてきました。しかし、車体の老朽化や北海道新幹線の開業準備などの関係から、2015年3月をもって定期列車としては廃止され、以後は臨時列車としての運行になるそうです。
写真は上野〜青森間を牽引するEF510。北斗星の車体カラーに合わせた専用の機関車が使用されていますが、運用の都合でたまにカシオペアカラーのEF510が牽引することもあるようです。

客車側はこんな感じ。ブルートレインといえば、青い車体に白い帯が一種の“お決まり”でしたが、「北斗星」に使用される車両は、基本的に全て金帯を巻いています。
写真では分かりにくいですが、車体の波うちや塗装を直した跡が随所に見受けられます。それだけ長い間活躍してきたということなのでしょう。

9・10号車 A寝台「ロイヤル」

さて、まずは9・10号車に連結されている、「北斗星」の中ではもっともゴージャスな個室となる「ロイヤル」から見ていくことにします。
写真は9号車のドア上の様子。9号車は「ロイヤル」とB寝台個室「ソロ」の合造車となっているため、ドア上の表記も「A・B寝台」となっています。他の列車ではあまり見ない表記です。

デッキと通路の仕切り扉はこんな感じ。こちらは改造に伴って自動化されています。ドアのガラスにみられる「あめ色」は、かつては特急のアッパークラスを中心によく見られましたが、最近はめっきり見かけなくなったような気がします。

というわけで通路の様子。もともと開放型B寝台からの改造のため、完全に個室化されているとはいえ、通路にはかつての面影が残っています。
随所に木目調やブラウンが多用された通路は、古い車両とはいえかなり高級感が漂っており、車内に入っただけで「アッパークラス」を感じさせるに十分であるように思います。

9・10号車 A寝台「ロイヤル」 室内

さてようやく「ロイヤル」の室内です。一応、「一人用個室」という分類ですが、室内は上下幅、左右幅ともにかなり広くなっています。なにせ、一人で使うには広すぎて逆に落ち着かない個室というのも滅多にお目にかかれるものではありません(笑)。
茶色系の内装、そして電球色の照明が醸しだす車内は文句なく高級感に溢れています。

寝台、兼ソファの様子。一応1人用の扱いではありますが、下から補助ベッドを引き出すことによりダブルベッドとして2人でも使用できる構造です。
寝台幅は80cmと、通常のB寝台より10cm広い程度ですが、実際に横になると数値以上のゆったりした感覚です。詰め物はやや固めで、身体のホールド性を重視したと思われる作りです。実際に走行している間に横になってもそこまで身体が動くことはなく、快適に休むことができます。

リビングスペースとなる部分にはソファと液晶テレビ、及び食堂車に直通するインターホンが備わります。「ロイヤル」の利用者のみの特典として、食堂車のパブタイム営業中はこのインターホンを通じて、一部メニューのルームサービスを頼むことができます。もっとも、せっかく食べるなら食堂車で食べないと勿体無いような気もしますが…(笑)。
テーブルは写真で見てもお分かりの通り、パンフレットとティッシュを置いたら残りのスペースはそこまでなく、かなりコンパクトなサイズになっています。

「ロイヤル」は基本的に一人用として発売されていますが、二人用の料金も設定されています。二人用として購入した場合、シーツ、毛布と浴衣のセットはこんな感じで2人分セットされます。こういうところにも、サービスのきめの細かさを感じますね。

A寝台「ロイヤル」車内設備

基本的に私は車内写真を撮影する場合にフラッシュは使わない主義なのですが、この部分だけはフラッシュをたかないで撮影した写真は全て手ぶれしてしまったのでこの写真で代用します(笑)。前置きが長くなりましたが、こちらは「ロイヤル」室内にあるコントロールパネルの様子。アラーム付き時計や、車内照明のオンオフ、オーディオなどは全てここから操作できます。
車両がデビューした時期の関係か、いずれもかなり「古めかしさ」を感じるデザインです。なお、2006年頃に乗車した時は、オーディオパネルのデザインが異なっていたのですが、公開するには恥ずかしすぎるレベルの写真しかないゆえ、ここでは割愛します(笑)。

天井の様子。照明は全て電球色です。また、車体の縦幅をいっぱいに使っているため、相当の開放感があることがこの写真からでもお分かりいただけるかと思います。

ドア脇には靴べらや靴磨きに使うブラシが備わります。そこそこ年季が入っていますが、清潔に維持されていました。

冷房や室内灯はドア脇のスイッチからも操作できます。ここだけ妙に一般の建物でも見られるようなデザインになっているのが面白いです。

朝の時間帯にはモーニングコーヒーのサービスがあります。

シャワールーム

「ロイヤル」室内にはトイレとシャワーが備わっており、その気になれば一晩中部屋に引きこもっていることも可能な作りになっています(笑)。シャワーは10分間使うことができますが、普通に浴びる分には十分余るほどなので差し支えはないでしょう。

トイレ部分と洗面台を展開するとこんな感じです。

アメニティキット

「ロイヤル」では、シャワーに使うためのアメニティキットが備わります。ポーチには「北斗星」のロゴも入ったプレミアもので、乗車した記念に持ち帰ることもできます。
私もこのポーチは持って帰ったのですが、なにぶん作りが甘いなのか、しばらくすると「北斗星」のロゴがすこーしずつ剥がれてきました。あまり耐久性の強いものではなさそうなので、持って帰ったら大切に保管した方が良さそうです。

項目

  • A寝台「ロイヤル」
  • A寝台「ツインデラックス」
  • B寝台「デュエット」
    (JR北海道編成)
  • B寝台「ソロ」
    (JR北海道編成)
  • B寝台「デュエット」
    (JR東日本編成)
  • B寝台「ソロ」
    (JR東日本編成)
  • B寝台 1・2号車
  • B寝台 11号車
  • 食堂車・ロビーカー
    シャワールーム
  • 食事の写真・おまけ

撮影日時・場所

撮影日:2011年8月29日、2014年4月21日、2014年11月29日など
撮影場所:上野駅 「北斗星」号 車内

モケット

(↑) 寝台モケット

(↑) 浴衣

関連項目

>> E26系「カシオペア」
>> 24系「トワイライトエクスプレス」

「北斗星」概説

上野〜札幌間を、東北本線、IGRいわて銀河鉄道線、青い森鉄道線、津軽海峡線、函館本線、室蘭本線、千歳線を経由し、16時間以上かけて結ぶ寝台特急。

1日1往復が運行されており、鉄道ファンのみならず一般の旅行者にも人気がある。

同区間を走る「カシオペア」とともに、東北本線の豪華寝台特急として運行されていたが、車両の老朽化や北海道新幹線の開業準備などにより、2015年3月での廃止が決定している。2015年4月以降は、8月まで臨時列車として走る見込み。

車両概説

デビュー年:1989年(列車)

寝台列車の主力車両。
当初B寝台は3段式で登場したが、その後寝台列車の需要減少や設備改善のために、現在は全てが2段式になっている。

車体構造はその前に登場した14系とほぼ同様だが、1972年11月の北陸トンネル火災事故の教訓をきっかけに、防火対策を強化したほか、電源は集中電源式が使用されている。

24系の中には、サシ481、489などから改造されて食堂車となったもの(北斗星などで使用)、また20系の電源車カヤ21から改造され、24系の電源車となったものもあるが、後者は全車廃車済み。

寝台列車自体の縮小に伴い、本系列も数を減らしつつある。

その他

通路の様子。通路には引出式の椅子も健在です。もっとも、利用している人はほとんど見かけませんでした。

>>次はA寝台「ツインデラックス」です。

項目

  • A寝台「ロイヤル」
  • A寝台「ツインデラックス」
  • B寝台「デュエット」
    (JR北海道編成)
  • B寝台「ソロ」
    (JR北海道編成)
  • B寝台「デュエット」
    (JR東日本編成)
  • B寝台「ソロ」
    (JR東日本編成)
  • B寝台 1・2号車
  • B寝台 11号車
  • 食堂車・ロビーカー
    シャワールーム
  • 食事の写真・おまけ
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