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24系「北斗星」 - A寝台「ロイヤル」
1989年の青函トンネル開業に合わせて運行開始したのがこの「北斗星」です。かつては2〜3往復が運行されていましたが、その後徐々に数を減らし、2014年現在は、1往復が上野と札幌を毎日結んでいます。
客車側はこんな感じ。ブルートレインといえば、青い車体に白い帯が一種の“お決まり”でしたが、「北斗星」に使用される車両は、基本的に全て金帯を巻いています。 9・10号車 A寝台「ロイヤル」
さて、まずは9・10号車に連結されている、「北斗星」の中ではもっともゴージャスな個室となる「ロイヤル」から見ていくことにします。
デッキと通路の仕切り扉はこんな感じ。こちらは改造に伴って自動化されています。ドアのガラスにみられる「あめ色」は、かつては特急のアッパークラスを中心によく見られましたが、最近はめっきり見かけなくなったような気がします。
というわけで通路の様子。もともと開放型B寝台からの改造のため、完全に個室化されているとはいえ、通路にはかつての面影が残っています。 9・10号車 A寝台「ロイヤル」 室内
さてようやく「ロイヤル」の室内です。一応、「一人用個室」という分類ですが、室内は上下幅、左右幅ともにかなり広くなっています。なにせ、一人で使うには広すぎて逆に落ち着かない個室というのも滅多にお目にかかれるものではありません(笑)。
寝台、兼ソファの様子。一応1人用の扱いではありますが、下から補助ベッドを引き出すことによりダブルベッドとして2人でも使用できる構造です。
リビングスペースとなる部分にはソファと液晶テレビ、及び食堂車に直通するインターホンが備わります。「ロイヤル」の利用者のみの特典として、食堂車のパブタイム営業中はこのインターホンを通じて、一部メニューのルームサービスを頼むことができます。もっとも、せっかく食べるなら食堂車で食べないと勿体無いような気もしますが…(笑)。
「ロイヤル」は基本的に一人用として発売されていますが、二人用の料金も設定されています。二人用として購入した場合、シーツ、毛布と浴衣のセットはこんな感じで2人分セットされます。こういうところにも、サービスのきめの細かさを感じますね。 A寝台「ロイヤル」車内設備
基本的に私は車内写真を撮影する場合にフラッシュは使わない主義なのですが、この部分だけはフラッシュをたかないで撮影した写真は全て手ぶれしてしまったのでこの写真で代用します(笑)。前置きが長くなりましたが、こちらは「ロイヤル」室内にあるコントロールパネルの様子。アラーム付き時計や、車内照明のオンオフ、オーディオなどは全てここから操作できます。
天井の様子。照明は全て電球色です。また、車体の縦幅をいっぱいに使っているため、相当の開放感があることがこの写真からでもお分かりいただけるかと思います。
ドア脇には靴べらや靴磨きに使うブラシが備わります。そこそこ年季が入っていますが、清潔に維持されていました。
冷房や室内灯はドア脇のスイッチからも操作できます。ここだけ妙に一般の建物でも見られるようなデザインになっているのが面白いです。
朝の時間帯にはモーニングコーヒーのサービスがあります。 シャワールーム 「ロイヤル」室内にはトイレとシャワーが備わっており、その気になれば一晩中部屋に引きこもっていることも可能な作りになっています(笑)。シャワーは10分間使うことができますが、普通に浴びる分には十分余るほどなので差し支えはないでしょう。
トイレ部分と洗面台を展開するとこんな感じです。 アメニティキット
「ロイヤル」では、シャワーに使うためのアメニティキットが備わります。ポーチには「北斗星」のロゴも入ったプレミアもので、乗車した記念に持ち帰ることもできます。 |
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その他
通路の様子。通路には引出式の椅子も健在です。もっとも、利用している人はほとんど見かけませんでした。
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