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24系「北斗星」 - A寝台 2人用「ツインデラックス」 上野駅にて発車待ちの「北斗星」。この光景もまもなく見納めになるのでしょう。 8号車 A寝台「ツインデラックス」 デッキと通路
さて、続いてこのページでは「ツインデラックス」を見ていくことにいます。この車両も、開放型B寝台からの改造のため、車内の随所に昔の雰囲気を感じることができます。当ページでは、そういったポイントも含めて紹介していくことにします。
さてツインデラックスの通路の様子です。こちらも完全に個室化され、通路のカーテンがレースになっているなどの違いはありますが、通路の部分にはかつて開放型B寝台だった時代の雰囲気が残っているような気がします。
通路のカーテンのアップ。見ての通り、レースのものに交換されています。鉄道車両ではレースのカーテンはあまり見ないように思います。
各ドア部分には個室番号の表記が。この表記も金色で書かれており、ちょっとした高級感を感じます。 8号車 A寝台「ツインデラックス」 室内
というわけでA寝台「ツインデラックス」の車内です。こちらも車体の縦幅をいっぱいに使っており、縦方向の開放感はそれなりにあるものの、室内はそこまで広いわけではありません。
下段寝台のアップ画像。寝台幅は70cmで、この幅は地味に開放式B寝台と同一なのですが、それはこのさい置いておきます(笑)。この寝台は、引き起こして座席としても使用することができます。
上段寝台はこんな感じ。ちょっとした屋根裏部屋のような雰囲気です。こちらは読書灯のほか、外を覗くための小窓が備わっています。
リビングスペースはこんな感じ。テーブルと、寝台のモケットと同じ柄の小ぶりの椅子が一脚備わります。その脇にはオーディオパネル、テレビ、鏡、灰皿などがまとめられています。テレビはわりと新しい液晶のものが使われており、近年交換されたようです。デビュー当時はどんなものが置かれていたのか気になるところです。
テーブル部分はこんな感じ。テーブルはそこそこ大きく、物書きやPCならそこまで不自由はしなさそうです。
オーディオパネル、灰皿部分のアップ。デザインは先ほど紹介した「ロイヤル」のそれと同一です。 A寝台「ツインデラックス」座席状態 この「ツインデラックス」は、下段部分の寝台を引き起こすとソファーが出てきます。センターアームレストもついてるので、朝起きてからなど、寝台を使わない場合はこちらを使うとかなり快適に過ごせます。座面が普通の座席に比べてやや低い位置に来るので、実際に着座するとどうにも脚を投げ出してしまいがちな構造ではありますが、脚を伸ばす程度の横幅は(よほどの大荷物でもない限り)ある程度確保されているのでそこまで問題にはならなそうです。
こちらのセンターアームレストは跳ね上げて格納することもできます。 A寝台「ツインデラックス」車内設備 天井を見上げます。天井の照明は、デコデコしたガラスのカバーで覆われたものになっています。古い民家などではよく見かけるデザインですが、これも一種「レトロ」を感じるポイントではないでしょうか。
ドア上には通路の天井部分を使った荷物スペースが備わります。これは、改造前の開放型B寝台のものをそのまま使っていると思われます。
下段寝台の照明のアップ。
で、上段部分の読書灯はこんな感じです。
「ツインデラックス」には、通路に面した窓があります。どういった意図で設置されたものかは分かりませんが、かなり大きな窓なので、内部を見られたくないというような場合は閉めておいた方が無難なように思います。 スイッチ類 ドア脇の冷房スイッチの様子。ツマミをひねる方式です。周りの表記も含めて、かなり古めかしいデザインです。
暖房スイッチ、照明の操作スイッチはこんな感じ。照明のスイッチはいい感じに黄ばんでおり、経年化が進んでいるのは否めません。 その他 車端部の車両番号、SOSボタン、トイレ使用ランプなど。
車両の一番端にある貫通扉を撮影してみました。この半透明のガラスは、かつての国鉄型車両で本当によく見られましたが、最近はほとんど見かけなくなった気がします。国鉄型車両というか、一般のビルでも最近はほとんど見ませんねぇ。
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窓には「A寝台」の表記が。この国鉄型書体も、半透明の窓とあいまってかなり“いい味”を出しているように思います。 |
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