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HOME > 鉄道・バス車内写真 > 寝台特急・急行・夜行快速列車 > 24系「北斗星」

24系「北斗星」 - A寝台 2人用「ツインデラックス」

上野駅にて発車待ちの「北斗星」。この光景もまもなく見納めになるのでしょう。

8号車 A寝台「ツインデラックス」 デッキと通路

さて、続いてこのページでは「ツインデラックス」を見ていくことにいます。この車両も、開放型B寝台からの改造のため、車内の随所に昔の雰囲気を感じることができます。当ページでは、そういったポイントも含めて紹介していくことにします。
写真は「ツインデラックス」車両のデッキの様子。デッキと客室の仕切り扉は昔からのB寝台車両のままですが、ドアが木目調化されているほか、ドア窓下の表記も「A寝台」に改められています。
この木目調の柄は、昔の車両のグリーン車ではよく見られた模様なだけに、こういったところにも「レトロ」感を感じることができるのではないでしょうか。

さてツインデラックスの通路の様子です。こちらも完全に個室化され、通路のカーテンがレースになっているなどの違いはありますが、通路の部分にはかつて開放型B寝台だった時代の雰囲気が残っているような気がします。

通路のカーテンのアップ。見ての通り、レースのものに交換されています。鉄道車両ではレースのカーテンはあまり見ないように思います。

各ドア部分には個室番号の表記が。この表記も金色で書かれており、ちょっとした高級感を感じます。

8号車 A寝台「ツインデラックス」 室内

というわけでA寝台「ツインデラックス」の車内です。こちらも車体の縦幅をいっぱいに使っており、縦方向の開放感はそれなりにあるものの、室内はそこまで広いわけではありません。
寝台やソファのモケットが赤と黒の格子模様という、最近の車両ではなかなか見られない柄のためか、妙にノスタルジックな雰囲気に満ちています。
ちなみにロビーカーでお話した方の話によると、「そのノスタルジーがいい。ツインデラックスは一度乗るとクセになる。」ということらしいのですが、実際に2人分のA寝台料金を払って乗車した私の感想としては、「一人で利用するには高すぎる」個室です(笑)。そうはいっても、このツインデラックスも、日々かなり満員に近い状態で走っており、それだけ「北斗星」のグループ・ペア利用が多いということなのでしょう。

下段寝台のアップ画像。寝台幅は70cmで、この幅は地味に開放式B寝台と同一なのですが、それはこのさい置いておきます(笑)。この寝台は、引き起こして座席としても使用することができます。
そのためかは分かりませんが、この寝台、実際に横になるとかなり固めです。上下幅はそれなりにあるほか、読書灯、スポットライトなどがあるとはいえ、実際の居住性はA寝台であることを考えればそう大したものではありません。
また、スポットライトの下部分には小物用のテーブルが備わります。さしあたり、ケータイやメガネを置いておく場所として使えそうです。

上段寝台はこんな感じ。ちょっとした屋根裏部屋のような雰囲気です。こちらは読書灯のほか、外を覗くための小窓が備わっています。

リビングスペースはこんな感じ。テーブルと、寝台のモケットと同じ柄の小ぶりの椅子が一脚備わります。その脇にはオーディオパネル、テレビ、鏡、灰皿などがまとめられています。テレビはわりと新しい液晶のものが使われており、近年交換されたようです。デビュー当時はどんなものが置かれていたのか気になるところです。

テーブル部分はこんな感じ。テーブルはそこそこ大きく、物書きやPCならそこまで不自由はしなさそうです。

オーディオパネル、灰皿部分のアップ。デザインは先ほど紹介した「ロイヤル」のそれと同一です。

A寝台「ツインデラックス」座席状態

この「ツインデラックス」は、下段部分の寝台を引き起こすとソファーが出てきます。センターアームレストもついてるので、朝起きてからなど、寝台を使わない場合はこちらを使うとかなり快適に過ごせます。座面が普通の座席に比べてやや低い位置に来るので、実際に着座するとどうにも脚を投げ出してしまいがちな構造ではありますが、脚を伸ばす程度の横幅は(よほどの大荷物でもない限り)ある程度確保されているのでそこまで問題にはならなそうです。

こちらのセンターアームレストは跳ね上げて格納することもできます。

A寝台「ツインデラックス」車内設備

天井を見上げます。天井の照明は、デコデコしたガラスのカバーで覆われたものになっています。古い民家などではよく見かけるデザインですが、これも一種「レトロ」を感じるポイントではないでしょうか。

ドア上には通路の天井部分を使った荷物スペースが備わります。これは、改造前の開放型B寝台のものをそのまま使っていると思われます。
大荷物の場合は、この場所までどうやって持ち上げるかは別にしても、かなり使えそうな場所です(笑)。

下段寝台の照明のアップ。

で、上段部分の読書灯はこんな感じです。

「ツインデラックス」には、通路に面した窓があります。どういった意図で設置されたものかは分かりませんが、かなり大きな窓なので、内部を見られたくないというような場合は閉めておいた方が無難なように思います。

スイッチ類

ドア脇の冷房スイッチの様子。ツマミをひねる方式です。周りの表記も含めて、かなり古めかしいデザインです。

暖房スイッチ、照明の操作スイッチはこんな感じ。照明のスイッチはいい感じに黄ばんでおり、経年化が進んでいるのは否めません。

その他

車端部の車両番号、SOSボタン、トイレ使用ランプなど。

車両の一番端にある貫通扉を撮影してみました。この半透明のガラスは、かつての国鉄型車両で本当によく見られましたが、最近はほとんど見かけなくなった気がします。国鉄型車両というか、一般のビルでも最近はほとんど見ませんねぇ。

項目

  • A寝台「ロイヤル」
  • A寝台「ツインデラックス」
  • B寝台「デュエット」
    (JR北海道編成)
  • B寝台「ソロ」
    (JR北海道編成)
  • B寝台「デュエット」
    (JR東日本編成)
  • B寝台「ソロ」
    (JR東日本編成)
  • B寝台 1・2号車
  • B寝台 11号車
  • 食堂車・ロビーカー
    シャワールーム
  • 食事の写真・おまけ

撮影日時・場所

撮影日:2014年12月17日
撮影場所:上野駅 「北斗星」号 車内

モケット

(↑) 寝台モケット

(↑) カーテン

(↑) 浴衣

関連項目

>> E26系「カシオペア」
>> 24系「トワイライトエクスプレス」

「北斗星」概説

上野〜札幌間を、東北本線、IGRいわて銀河鉄道線、青い森鉄道線、津軽海峡線、函館本線、室蘭本線、千歳線を経由し、16時間以上かけて結ぶ寝台特急。

1日1往復が運行されており、鉄道ファンのみならず一般の旅行者にも人気がある。

同区間を走る「カシオペア」とともに、東北本線の豪華寝台特急として運行されていたが、車両の老朽化や北海道新幹線の開業準備などにより、2015年3月での廃止が決定している。2015年4月以降は、8月まで臨時列車として走る見込み。

車両概説

デビュー年:1989年(列車)

寝台列車の主力車両。
当初B寝台は3段式で登場したが、その後寝台列車の需要減少や設備改善のために、現在は全てが2段式になっている。

車体構造はその前に登場した14系とほぼ同様だが、1972年11月の北陸トンネル火災事故の教訓をきっかけに、防火対策を強化したほか、電源は集中電源式が使用されている。

24系の中には、サシ481、489などから改造されて食堂車となったもの(北斗星などで使用)、また20系の電源車カヤ21から改造され、24系の電源車となったものもあるが、後者は全車廃車済み。

寝台列車自体の縮小に伴い、本系列も数を減らしつつある。

窓には「A寝台」の表記が。この国鉄型書体も、半透明の窓とあいまってかなり“いい味”を出しているように思います。

>>次はB寝台「デュエット」(JR北海道編成)です。
L <<前はA寝台「ロイヤル」です。

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  • A寝台「ロイヤル」
  • A寝台「ツインデラックス」
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