24系25形「北斗星スクエア」 チェックイン方法・トイレ・その他 編

目次

ロビー室・シャワー
ソロ下段・洗面台
ソロ上段・デッキ
Bコンパートメント(宿泊部分)
Bコンパートメント(洗面台・デッキ)
チェックイン方法・トイレ・その他
「北斗星スクエア」へのアクセス・食料調達事情

24系25形 「北斗星スクエア」 – チェックイン方法・トイレ・その他

さて、このページでは番外編として「北斗星スクエア」のチェックイン方法・トイレ・敷地内の各設備などを紹介していきます。

他のブルートレイン保存宿では何らかの形で現地スタッフが常駐していますが、「北斗星スクエア」は無人運営が原則です。ゆえにチェックイン方法がやや独特なため、諸々注意点なども含めてこの項目で紹介してみることにしました。

いずれも私が取材した2024年4月現在の情報である旨、ご留意ください。なおフロント内の配置はときおり変わっているようですが、基本的な流れは開業時から共通です。

撮影日時・場所

撮影日:2023年5月

撮影場所:北海道北斗市 「北斗星スクエア」敷地内

備考

・>>24系25形「北斗星」の項も併せてご覧ください。当ページで紹介する車両の現役時代の様子がご覧いただけます。

チェックイン方法

北斗星スクエアの敷地内に到着したら、まずは客車手前にある事務所へ入りましょう。内部が(一般のホテルで言うところの)いわゆるフロントとなっています。

事務所内の様子です。チェックインの大まかな流れは、

① テーブル上にある「宿泊者情報カード」に記入(住所・氏名・前泊地など)
② ルームキーボックスから鍵を受け取り
③ ボードで各種注意事項を確認(後述)

になります。

②のルームキーボックスのアップ。「各ボックス左上の番号=部屋番号」です。自分の名前とボックス左上の番号を確認し、中から鍵を取り出しましょう。

ボックスにはナンバーロックがついていますが、鍵はかかっていないのでツマミを回すだけで開きます。また、上で記入した「宿泊者情報カード」は、鍵と引き換えにロッカー内に入れるよう指示されていました。

※画像は私の個人名が入っている部分を加工しています。

ルームキーボックスの向かい側には、③コルクボード上に宿泊上の各種注意事項が掲示されています。内容を確認したら、チェックインは完了です。指定された部屋へ向かいましょう。

※写真内「緊急連絡先」が個人の携帯電話の番号のため、個人情報の観点から当サイトでは電話番号部分を加工した写真を掲載しています。

【備考:チェックアウト時の手続き】

チェックアウトはフロントに立ち寄って、鍵を自分の部屋番号のルームキーボックスに返却するだけです。それ以外の手続きは特段必要ありません。

チェックイン時・電話問い合わせについて

※当項目は、私の個人的な体験に基づく旨をご了承の上でお読みください。

①予約・決済方法について

「北斗星スクエア」の予約は楽天トラベル上から受け付けており、支払いはクレジットカード・楽天ポイントによる事前決済のみです。

チェックインは15~22時で、楽天トラベルでの予約時に「(宿泊者の)チェックイン時刻」を入力。ただ事前決済に加えてチェックインは完全セルフサービスなので、15~22時の間であればチェックイン時刻は多少前後しても問題ないと思われます。

私は当日15:30着予定で予約していたところ、うっかり函館で時間を潰しすぎて到着が17時過ぎになったのですが、何事もなくチェックインできました。

②電話での連絡について

フロントは(土日など不定期に係員が詰めている場合もあるようですが)基本的に係員不在です。

楽天トラベルのサイト上に代表の電話番号(0183から始まる固定電話)が記載されていますが、(実体験として)すぐに繋がるとは限らないので注意してください。

上記の私の話の続きですが、「15:30着予定で予約したが到着が遅れる」という連絡を入れようとその電話番号にかけたものの、数回かけても全く繋がりません。結果として無事に宿泊できたものの、現地に着くまで妙にヒヤヒヤしました。

とは言っても、これは運営の方々は基本的にボランティアであり“本業“の傍らで対応していること、私が電話したのが(多くの社会人が仕事中である)平日昼間だったことなど、「たまたま電話した時間帯が悪かっただけ」なのは多分に影響していると思います。

これとは別に「緊急連絡先」があります。フロント及び各寝台の「宿泊案内」に番号が記載されているので、宿泊中の緊急時はそちらへ連絡しましょう。なお、この番号は個人の携帯電話です。

③念のため

上記①②はあくまで「私の体験談に基づいた情報」として記載したものであり、「北斗星スクエア」の運営体制を批判するものではありません。

上記を事前に理解して、私のように無駄にヒヤヒヤすることなく「北斗星スクエア」への道中をもぜひ楽しんでいただければ幸いです。

敷地内・喫煙所

閑話休題。敷地内にある「HOKUTOKEN」とトイレ棟(後述)の様子(左/上)です。「HOKUTOKEN」は一時期カフェ・地域食堂だった建物のようですが、私が訪れた2023年5月当時は営業していませんでした。

(右/下)は事務所裏にある喫煙所の様子。脇には2023年4月頃に弁当自動販売機の筐体が設置されましたが、商品は入っておらず準備中のようです。翌2024年4月に再訪した際も同様の状況でした(→「補足」も参照)

【補足:自動販売機について】

>>函館新聞の報道(外部リンク)によれば、これは「弁当の自動販売機」になる予定とのことです。

自販機で食料の調達が可能になると、周辺に飲食店やコンビニが少ない「北斗星スクエア」の食料調達事情は一気に改善されることになります。ぜひ早期の稼働開始に期待したいところです。

トイレ

「北斗星スクエア」の客車内トイレは使用できないため、敷地内に宿泊者用のトイレ棟が設置されています。(左/上)が全景、(右/下)がトイレ内部の様子。

トイレは男女別となっており、内部の写真は男性用の個室で撮影しています。建物の外観を見る限り、女性用の個室内部も(さすがに私は立入&撮影できないので推測になりますが)同一の設備になっているようです。

トレーラーハウス(コテージ)

おまけ。「北斗星スクエア」の敷地内にはこのようなトレーラーハウス(コテージ)が2部屋あり、“ブルートレインを眺めながら泊まりたい”という需要にも対応しています。

料金は「北斗星」の客車に泊まるより1000円ほど割高ですが、ユニットバス・冷蔵庫・電子レンジ・ドライヤーなどが全て揃っており、一般的なビジネスホテルに近いサービスが提供されているとのこと。

ドア部分には、「ソロ」の個室ドアに貼られているのと同じデザインのシールが。一見ただのトレーラーハウスながらしっかり「北斗星」仕様なあたり、運営者の“こだわり”が垣間見える気がします。

このページは7ページ構成です。次は>>「北斗星スクエア」へのアクセス・食料調達事情 編です。

目次

ロビー室・シャワー
ソロ下段・洗面台
ソロ上段・デッキ
Bコンパートメント(宿泊部分)
Bコンパートメント(洗面台・デッキ)
チェックイン方法・トイレ・その他
「北斗星スクエア」へのアクセス・食料調達事情

概説

デビュー年:2022年4月(宿泊施設としての営業開始)

「北斗星スクエア」とは、北海道北斗市茂辺地で運営されている宿泊施設。

かつて「北斗星」で運用されていたロビー室・「ソロ」合造車(スハネ25 501)・Bコンパートメント(オハネフ25 2)を有志が引退後に引き取り、同所へ2016年に移設。移設に伴う資金は、クラウドファンディングにより調達された。その後、車両の保存活動を経て2022年4月から宿泊施設「北斗星スクエア」として営業を開始している。

宿泊できるのはBコンパートのみで、寝台1ボックスの定員は2名まで。寝台1ボックスにつき、「ソロ」1部屋が「鍵のかかるロッカー」として割り当てられている。旅館業の許可申請上、「ソロ」の個室に宿泊することはできない。

宿泊料金は時期や人数により変動する。予約受付は楽天トラベルから受け付けており、各種クレジット決済のほか楽天ポイントでも支払可。スタッフは常駐しておらず、基本的に現地はセルフサービスとなっている。

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