鉄道・高速バス 車内・座席写真のサイト |
||
|
東京都交通局10-300形(3次車)「都営新宿線」
新宿から神保町、馬喰横山、大島、瑞江などを経由して本八幡まで結んでいるのが都営新宿線ですが、同線を担う新型車両として最近徐々に数を増やしつつあるのがこの10-300形です。この10-300形、>>2次車以前と3次車以降で大規模な仕様変更が行われていますが、このページでは3次車の車内を扱っていきます。
車体側面の様子。緑色の帯が車体上部とドア横に配された、これまでの都営地下鉄の車両ではおよそ見られなかった感じのカラーリングです(笑)。
行先表示にはフルカラーLEDが導入されています。表示の体裁はE233系に完全に則ったものになっており、始発駅では停車駅案内などもなされています。
車内 さて車内を見ていきます。車内は白と明るいベージュを中心に、緑色の座席が展開しています。車内照明にLEDのものが用いられているため、車内はかなり明るく、座席の緑色も相まって全体的にメリハリのある仕上がりです。この車両の本拠地(?)である(地下区間の多い)新宿線での運用を見据えた仕様と言えそうです。
ついでに先頭車の車内も紹介してみます。運転台後ろの壁の仕様は>>E233系2000番台に準拠していますねぇ。
メインとなる7人がけ席の様子。座席内部にはスプリングが仕込まれており、座り心地は悪くありません。湾曲した手すりなどはE233系の仕様を色濃く感じるデザインですが、座席両端の仕切りは>>E233系2000番台のそれとはデザインが異なっており、どちらかというと>>小田急1000形「リニューアル車」のそれに近いものになっているのが興味深いです。
優先席区画
車端部区画は優先席となっています。都営地下鉄の車両は近年の優先席増設に伴い、車端部区画は全て優先席区画になっています。
優先席の座席を見ていきます。見ての通り、座席モケットの違い、手すり、つり革がが黄色いものになっているなどの差異が見られます。
つり革の様子。5本あるうち、中央の1本は背の低い人でも握れるよう低い位置にセットされています。
2・9号車 フリースペース 2・9号車の一部区画は車いすやベビーカーの利用者向けのフリースペースが設けられています。
そのフリースペースのアップ。非常呼出ボタンなどは設けられているものの、ヒーターなどは設けられていないので全体的に小ざっぱりした雰囲気にまとまっています。 1・10号車 フリースペース 上で紹介したのとは別に、先頭車となる1・10号車にもフリースペースが設けられています。7人がけ席のうち、3人分を“潰して”フリースペースとして活用しています。このあたりの仕様は直通先の京王電鉄にあわせたものでしょうか。
車いすマーク、ベビーカーマーク、非常呼出ボタンなどのアップ。付帯設備としては、手すりの他、車いす固定用の器具などが収められた小扉が設けられているのが特徴です。 その他の車内設備 天井の様子。LED照明を使っているため、車内は深夜でもかなり明るいです。
荷物棚はこんな感じ。JR東日本の車両で最近流行りの「板」タイプ(>>E233系2000番台の項をご覧ください)ではなく、従来通りの金属製ポールによる荷棚になっています。
通路や座席手すりの様子。
空調装置は天井の他、座席下にも設けられています。
座席両端の仕切りを撮影してみました。かなり背の高い仕様になっているため、ドア脇に立ったお客さんが寄りかかってきてもほとんど気になりません。また、両端に座った方としても、ドア脇のお客さんを気にせず寄りかかれます。私もしばし撮影を終えた後、この区画に座ってそのまま爆睡してしまいました(苦笑)。
車内に貼り付けられている車両番号を撮影してみました。ベースはJR東日本のそれですが、体裁や車両番号のフォントが異なっています。この車両もJ-TRECの製造なのですねぇ。 ドア ドアの様子。ドアは金属製無塗装のものが使われています。
ドア上にはLCDによる案内モニターが2つ設けられています。3次車については登場時は次駅案内表示のみでしたが、後に1画面増設されて現在の仕様となっているほか、4次車はデビュー当初から2画面設けられています。
|
撮影日時・場所 撮影場所:京王新線 新宿駅 車内 |
|
|
||
copyright(c)2002- Nukezo, All Right Reserved. |