24系25形 四国遍路の駅「オハネフの宿」へのアクセス・行き方

目次

デュエット下段・共用トイレ・シャワー
デュエット上段・洗面台・車掌室
開放型B寝台
開放型B寝台 洗面台・車掌室
「オハネフの宿」へのアクセス

24系25形 四国遍路の駅「オハネフの宿」 – アクセス

※ 最終更新 2025/02/01

<所在地>
香川県観音寺市大野原町丸井1974-57

<最寄り公共交通機関>
鉄道駅:JR予讃線「観音寺」または「豊浜」
バス停:観音寺市乗り合いバス「谷上(及び「五郷井関」)
※日曜・12/29~1/3運休

<アクセスの利便性>
★☆☆☆☆(難:公共交通機関での場合
(レンタカーやタクシー併用の場合は★☆☆

<周辺施設の利便性>
☆☆☆(難)
(周辺に商店なし)

<アクセス>

クリック・タップすると大きな画像でご覧いただけます。

琴平駅からの「>>三豊市コミュニティバス」は、私の訪問時にオーナー氏から「かなり近くまで来れるバス停」として案内されたため掲載しています。ただし最寄りバス停〜「オハネフの宿」まで5.5kmあるため、当サイトでの詳説は割愛させていただきます。

総論

<結論:レンタカーかタクシーの方が無難か>

JR予讃線 観音寺駅または豊浜駅から「観音寺市のりあいバス」に乗車~「谷上」または「五郷井関」バス停で下車~徒歩などが、公共交通機関だけでのアクセス方法となる。駅〜オハネフの宿までの送迎はない

>>徒歩ルート(Google Map)を見ての通り、バス停から「オハネフの宿」まではさらに2.7~3.1kmほどある。特に行きは、急な上り坂が連続する点にも注意が必要。

当ページでは「観音寺市のりあいバス」での行き方を一応紹介する。ただ、バス停からの距離に加えて

  • 日曜・年末年始(12/29〜1/3)は全便運休
  • チェックイン時間の事情(→後述)
  • 道中に外灯や民家のないエリアがあるため、徒歩で目指す場合は可能な限り日没前に

を考慮すると、「観音寺市のりあいバスでオハネフの宿」は現実的にはかなり難しい。従って、当ページの内容はあくまで参考程度にお読みいただきたい。なお、タクシーについては後述する。

※ かつては「内野々集落センター」バス停が存在し、本数は1日2本ながら「オハネフの宿」まで片道1.8km程度で到達することができた。2025年1月5日限りで廃止されている。

【備考:そもそもマイカー・レンタカー利用が前提かも】

私が予約の電話をした際に、風呂や食事についてオーナー氏に相談したところ、

風呂は>>萩の湯(>>google map版で。食事処もあるから、そこで夕食が済ませられる

とのことだったが、この「萩の湯」(銭湯)から「オハネフの宿」までは片道6.5kmある。

確かにクルマなら片道15分程度だが、オーナー自身も宿泊者はマイカー・レンタカーで来るというのを前提にしているのかもしれない。

※なお、シャワー設備(仮設)は「オハネフの宿」にもある。

※参考 「観音寺市のりあいバス」について

「オハネフの宿」の最寄りバス停は、観音寺市のりあいバス(五郷高室線)の「谷上」または「五郷井関(→「後述」)

降りてから「オハネフの宿」へは、さらに2.7~3.1kmほどある。観音寺駅または豊浜駅から乗車でき、運賃は片道100円。

本数は1日4本。ただ、どちらのバス停から目指しても道は非常に狭く、特に行きはずっと急な上り坂が続く。徒歩だと距離の割には体力を消耗するほか、道中に街灯がほぼない。日没後は文字通り「漆黒の闇」となる。

「谷上」から「オハネフの宿」までのルートによっては、写真のような山深いエリアを通る。
道中にある「ひうち荘」付近から、わずか10分ほど前に通ってきた道を遥か下に臨む。

さらに、観音寺市のりあいバスの車内では、「次は○○」といった案内放送が流れないため注意。乗車時に運転手から行先を確認され、バス停にも停まってくれるが、到着時のアナウンスはない。

不安なら、スマホの地図アプリを見ながら、あるいは通過バス停の停留所名を確認しながら乗車するのも手。

【注意:「五郷井関」バス停について】

「オハネフの宿」への最寄りバス停は、厳密には「五郷井関」バス停。「オハネフの宿」までは2.7kmの距離にある。

ただ「五郷井関」バス停は時刻表上に載っていないバス停なので、利用の際は注意が必要。「五郷井関」バス停の時刻は、隣バス停「谷上」の時刻を一つの目安とするしかない。

「五郷井関」バス停の所在地・住所は香川県観音寺市大野原町井関705付近。Googleマップほか地図アプリでは「五郷井関 バス停」でヒットしないため、上記の住所を入力する。

観音寺市のりあいバス(五郷高室線)時刻表(簡易版)

便名観音寺駅豊浜駅谷 上豊浜駅観音寺駅備考
1便7:147:368:00「谷上」始発
1・2便8:529:16
9:20
09:38着
10:11発
10:3911:07
2・3便12:1712:41
12:45
13:03着
13:05発
13:2313:51
3・4便14:5315:17
15:21
15:44着
16:22発
16:4017:08
4便18:0018:24
18:28
18:46「谷上」止まり
※2025年1月6日~(出典:のりあいバス – 観音寺市ホームページ

行きに「3・4便」を利用するとオハネフの宿のチェックイン時間の関係(後述)で、雲辺寺ロープーウェイのりば付近で大幅な待ち時間が発生する場合がある。かといって最終の4便を利用すると、漆黒の闇の中を2.7〜3.1km歩くなりしないと「オハネフの宿」に到達できない。

上記の事情から「観音寺市のりあいバスは、そもそもアクセス手段として妥当か?」は慎重に検討したい。

日没後の「オハネフの宿」。街灯がないため、本当に文字通り「漆黒の闇」となる。

各論 タクシー利用について

「オハネフの宿」に滑り込んでくるタクシー。自分が利用した時は、迎車依頼から到着まで20分程度だった。

豊浜駅~「オハネフの宿」は、タクシーで移動すると20分程度・料金は片道3,000~4,000円である。

急な坂道が連続し、日没以降は本当に真っ暗になる道中は、タクシーで快適・安全に移動するのも手。

運転手へ行先を伝える時、及び電話で迎車を依頼する際は、「雲辺寺のブルートレインのあるところ」で通じた。

<行き>

豊浜駅を出てすぐの場所に、「立石タクシー」の営業所あり。また、駅前のタクシーロータリーに停まっているタクシーは立石タクシーが多い模様(オーナー談)

<帰り>

オーナー氏に聞けば「立石タクシー」のほか、近隣のタクシー会社の社名を教えてもらえる。あとは、自身のスマホなどで電話番号を検索して電話~迎車を依頼。「オハネフの宿」ではタクシーの取次は行っていないため、宿泊者自身で電話してタクシーを手配することになる。

各論 観音寺市のりあいバスとタクシーの併用も手か

少しでもタクシー代を節約したい場合は、「谷上または五郷井関〜オハネフの宿の間だけタクシー」というのも一つの手。

この場合、タクシー代は片道1,500〜2,500円程度にまで抑えられる。どちらのバス停も、周りに民家は一応あるので(文字通り)真っ暗な中待つということがないのもポイント。

バス停からタクシーに乗る際は、先述の「立石タクシー」などに自分で電話して来てもらう。流しを待つのは、そもそも「空車」のタクシー自体がほとんど通らないためおすすめしない。

迎車の電話・運転手へは基本的にバス停の名前で通じるが、通じない場合に備えて以下の施設名を覚えておくと安心。

  • 「谷上」→「観音寺市教育センター」(谷上の教育センターなどと伝えても可)
  • 「五郷井関」→(これといった目標物なし。あえて言えば「天理教 西香川分教会」だが、建物には記載がない。観音寺駅・豊浜駅から乗ってきたバスを降りたら、70mほど引き返したところにある白い建物)

チェックイン時間の事情

2024.12.28 追記

各サイトの記載によればチェックイン時間は15:00〜20:00頃までとなっているが、(私が電話して確認したところ)2024年12月現在は実質19〜20時以降となっているようだ。

オーナー氏が買い出しで不在となる時間帯があるため(おおむね17:00〜19:00、ただしオーナー氏の都合や事情により前後する場合あり)、夏場・冬場は客車内に空調を効かせる時間を確保するため、の2点が主な理由だという。

15〜17時は“チェックインの受付”のみで、個室・寝台への案内・利用は19〜20時以降から順次開始する模様。当施設が、隣接するうどん屋(後述)含めてほぼオーナー氏の“ワンオペ”で運営されているゆえか。到着してすぐ客車でくつろぎたいような場合は、19〜20時以降の到着が望ましいと思われる。

なお、上記はその時どきの状況によっても変わるそうなので、予約の電話の際にはチェックイン時刻についてオーナー氏に確認・相談のこと。

施設周辺と食料調達事情

【総評】施設周辺には基本的に何もない。(公共交通機関で行く場合は)食料は事前確保必須

(後述する「岸井うどん」を除き)施設周辺には飲食店などの施設が一切ない。最寄りのコンビニ(ファミリーマート大野原町萩原店)まで4.5km。スーパーマーケットは片道8kmほど離れており、利用する場合は車移動が必須。

公共交通機関で訪れる際は、夕食(及び必要に応じて晩酌や朝食)は事前に調達するか、食べてからの訪問が望ましい。飲料に限り、ブルートレインから至近の雲辺寺ロープウェイのりば駐車場敷地内設置の自動販売機で購入できる。

観音寺駅で食料を調達する場合は、駅を出て右手すぐのセブンイレブン(キヨスク観音寺駅店)、あるいはセブンイレブン脇の跨線橋を渡って降りてすぐのマックスバリュ(観音寺駅南店)が利用できる。

豊浜駅は、駅前・駅付近に商店がない。850mほど歩いたところ(約10~15分程度)にセブンイレブン(観音寺豊浜町店)がある(いずれも2024年1月現在)

観音寺駅前のマックスバリュ。店舗面積は広く、品揃えは豊富。
豊浜駅前は閑静な住宅街。

「岸井うどん」について

「オハネフの宿」には、オーナーが運営する「岸井うどん天空のブルートレイン店」が隣接している。営業時間は10:30〜15:00(火曜定休・その他不定期に休業)。従って、宿泊時の夕食・朝食には利用できない。

チェックアウトの日が「岸井うどん」の定休日(火曜日ほか)・休業日でなければ、事前にオーナー氏に頼むと朝9時頃からうどん屋を開けてくれる場合がある模様。ただし都合や事情いかんによっては、対応が難しい場合もあるようだ。

朝食に「岸井うどん」を食べたい場合は、訪問前にオーナー氏に相談・確認を。公共交通機関で訪れる際は、その回答によって朝食を事前に買うか検討してもよい。

その他 受付期間外の予約について

2025.02.01 追記

本施設は、宿泊を受け付ける期間を公式X(Twitter)で告知している。ただ私がオーナー氏に電話して確認したところでは、事情や状況によっては期間外でも宿泊できる場合があるようだ。

なお(特に期間外の)予約・宿泊時は、できたら「デュエット」の方でお願いしたいとのこと。オーナー氏の詰め所が「デュエット」にあり、電気代が1両分だけで済む「デュエット」に泊まってくれた方が(電気代が2両分かかる開放型B寝台より)助かるためという。

この場合の宿泊料金はオーナー氏に応相談となる。状況や都合によって変わるらしいので、予約時にご自身で確認されたい。

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デュエット下段・共用トイレ・シャワー
デュエット上段・洗面台・車掌室
開放型B寝台
開放型B寝台 洗面台・車掌室
「オハネフの宿」へのアクセス

概説

デビュー年:2023年4月(「オハネフの宿」としてのデビュー)

「四国遍路の駅『オハネフの宿』」とは、香川県観音寺市内で運営されている宿泊施設。

かつてNPO法人BigUpが運営していた宿泊施設「阿久根ツーリングSTAYtion」(2008~2014年)で使用されていた客車を、クラウドファンディングによる資金調達で香川県内に移設したもの。

客車は「阿久根ツーリングSTAYtion」が2014年5月頃に閉館して以降、長らく阿久根駅前に放置されていたが、2021年にクラウドファンディングの成立により、相次いで香川県内に移設。2年間の整備を経て2023年4月8日から宿泊受付を開始した。

宿泊料金は開放型B寝台が5,000円、「デュエット」1室が12,000円。2025年2月現在、予約は電話のみ。受付期間(不定期に営業しない日場合あり)の告知・受付開始のお知らせは、全て公式X(Twitter)で行われる。なお、期間外でも状況によっては宿泊に応じられる場合があるとのことなので、詳細は電話にて確認・相談されたい。

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