目次
・デュエット下段・共用トイレ・シャワー
・デュエット上段・洗面台・車掌室
・開放型B寝台
・開放型B寝台 洗面台・車掌室
・「オハネフの宿」へのアクセス
・「内野々集落センター」バス停からの徒歩ルート
24系25形 四国遍路の駅「オハネフの宿」 – アクセス
※ 最終更新 2024/09/28
<所在地>
香川県観音寺市大野原町丸井1974-57
<最寄り公共交通機関>
鉄道駅:JR予讃線「観音寺」または「豊浜」
バス停:観音寺市乗り合いバス「内野々集落センター」または「谷上」(及び「五郷井関」)
※日曜・12/29~1/3運休
<アクセスの利便性>
★☆☆☆☆(難:公共交通機関での場合)
(レンタカーやタクシー併用の場合は★★★☆☆)
<周辺施設の利便性>
★☆☆☆☆(難)
(周辺に商店なし)
<アクセス>
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総論
<結論:可能ならレンタカーかタクシーで>
JR予讃線の観音寺駅または豊浜駅から、「観音寺市のりあいバス」に乗車して「内野々集落センター」「谷上」「五郷井関」のいずれかのバス停で下車~徒歩が、公共交通機関での基本的なアクセス方法である。
ただし、「観音寺市のりあいバス」が日曜・年末年始(12/29〜1/3)は全便運休。チェックイン・チェックアウトが日曜にかかる場合はタクシーやレンタカーなどの併用が必須。タクシーについては>>後述。
2024年9月現在、チェックインは「15〜17時までは受付のみ、19時以降からチェックイン&個室・寝台へ案内開始」という運用になっている模様。詳しくは後述するが、現在は唯一の交通機関である「観音寺市のりあいバス」で行くのもハードルがやや高い。可能ならレンタカーかタクシーでのアクセスをお勧めしたい。
チェックインについて
2024.09.28 追記
各サイトの記載によればチェックイン時間は15:00〜20:00頃までとなっているが、(私が電話して確認したところ)2024年9月現在は実質19時以降となっているようだ。
オーナー氏が買い出しで不在となる時間帯があるため(おおむね17:00〜19:00)、夏場・冬場は客車内に空調を効かせる時間を確保するため、の2点が主な理由とのこと。
15〜17時は“チェックインの受付”のみで、個室・寝台への案内・利用は19時以降から順次開始する模様。当施設が、隣接するうどん屋(後述)含めてほぼオーナー氏の“ワンオペ”で運営されているゆえか。到着してすぐ客車でくつろぎたいような場合は、19時以降の到着が望ましいと思われる。
なお、上記はその時どきの状況によっても変わるそうなので、予約の電話の際にはチェックイン時刻についてオーナー氏に確認・相談のこと。
各論「観音寺市のりあいバス」について
「オハネフの宿」の最寄りバス停は、観音寺市のりあいバス(五郷高室線)の「内野々集落センター」。バスを降りてから、さらに1.8kmほど歩く。観音寺駅または豊浜駅から乗車でき、運賃は片道100円。
但し、「内野々集落センター」まで行くバスは朝夕の1日2本のみ(→時刻表)。次に近い「谷上」「五郷井関」バス停だと1日4本に増えるが、徒歩距離は長くなる(→「五郷井関」バス停については後述)。
「内野々集落センター」「五郷井関」「谷上」どのバス停から目指しても、道は非常に狭く、特に行きはずっと急な上り坂である。距離の割には体力を消耗するほか、道中に街灯がほぼない。日没後は文字通り「漆黒の闇」となる。
さらに、観音寺市のりあいバスの車内では、「次は○○」といった案内放送が流れないため注意。乗車時に運転手から行先を確認され、バス停にも停まってくれるが、到着時のアナウンスはない。不安であれば、スマホの地図アプリを見ながら、あるいは通過バス停の停留所名を確認しながら乗車するのも手。
【注意:「五郷井関」バス停について】
(内野々集落センター以外で)「オハネフの宿」への最寄りバス停は、厳密には「五郷井関」バス停。「オハネフの宿」までは2.7kmの距離にある。
ただ「五郷井関」バス停は時刻表上に載っていないバス停なので、利用の際は注意が必要。「五郷井関」バス停の時刻は、隣バス停「谷上」の時刻を一つの目安とするしかない。
「五郷井関」バス停の所在地・住所は「香川県観音寺市大野原町井関705」付近。Googleマップほか地図アプリでは「五郷井関 バス停」でヒットしないため、上記の住所を入力する。
各バス停と「オハネフの宿」までの徒歩距離、注意点をマトリクスにすると以下のようになる。見事にどのバス停も一長一短という結果だが、自身の旅程や体力と相談の上での検討をお勧めしたい。
バス停名 | バス停からの 徒歩距離 | 注意点 |
---|---|---|
内野々 集落センター | 1.8km | 本数が朝夕 1日2本 |
谷上 | 3.1km | 1日4本 徒歩距離が長い |
五郷井関 | 2.7km | 時刻表にないバス停 通過時刻は 「谷上」を基準に 余裕をもって利用 |
観音寺市のりあいバス(五郷高室線)時刻表(簡易版)
便名 | 観音寺駅 | 豊浜駅 | 谷 上 | 内野々 集落センター | 豊浜駅 | 観音寺駅 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1便 | – | – | 7:14 | || | 7:36 | 8:00 | 「海老済」始発 |
1・2便 | 8:52 | 9:16 | 09:38 10:02 10:16 | 10:20 | 10:39 | 11:07 | 「谷上」を先に 経由 |
2・3便 | 12:17 | 12:41 | 13:03 13:05 | || | 13:23 | 13:51 | |
3・4便 | 14:53 | 15:21 | 15:44(※) 15:58(※) 16:22(※) | 15:40 | 16:44 | 17:08 | 「内野々集落 センター」を 先に経由 |
4便 | 18:00 | 18:24 | 18:46 | – | – | – | 「海老済」止まり |
同じ場所を何度も経由するなど、ルートは非常に複雑怪奇である。地元民向けに振り切ったコミュニティバスゆえか。
帰りは「1・2便」が現実的と思われるが、行きに「3・4便」を利用するとオハネフの宿のチェックイン時間の関係で、雲辺寺ロープーウェイのりば付近で大幅な待ち時間が発生する場合がある。かといって最終の4便を利用すると、谷上から真っ暗な中を3.1km歩かないと「オハネフの宿」に到達できない。
上記から、観音寺市のりあいバスがそもそもアクセス手段として妥当かは慎重に検討したい。
各論 タクシー利用について
豊浜駅~「オハネフの宿」は、タクシーで移動すると20分程度・料金は3000~4000円である。
急な坂道が連続し、日没以降は本当に真っ暗になる道中は、タクシーで快適・安全に移動するのも手。
運転手へ行先を伝える時、及び電話で迎車を依頼する際は、「雲辺寺のブルートレインのあるところ」で通じた。
<行き>
豊浜駅を出てすぐの場所に、「立石タクシー」の営業所あり。また、駅前のタクシーロータリーに停まっているタクシーは立石タクシーが多い模様(オーナー談)。
<帰り>
オーナー氏に聞けば「立石タクシー」のほか、近隣のタクシー会社の社名を教えてもらえる。あとは、自身のスマホなどで電話番号を検索して電話~迎車を依頼。「オハネフの宿」ではタクシーの取次は行っていないため、宿泊者自身で電話してタクシーを手配することになる。
余談だが、帰りに乗ったタクシーの運転手は私が乗るなり
「へーー!!電車が来たのは知ってたけど、ここって泊まれるの?いくら?」(原文ママ)
と興味津々な様子だった。ともあれ、この地にブルートレインがやってきたことは地域でも知られている模様。
施設周辺と食料調達事情
【総評】施設周辺には基本的に何もない。(公共交通機関で行く場合は)食料は事前確保必須
(後述する「岸井うどん」を除き)施設周辺には飲食店などの施設が一切ない。最寄りのコンビニ(ファミリーマート大野原町萩原店)まで4.5km。スーパーマーケットは片道8kmほど離れており、利用する場合は車移動が必須。
公共交通機関で訪れる際は、夕食(及び必要に応じて晩酌や朝食)は事前に調達を。飲料に限り、ブルートレインから至近の雲辺寺ロープウェイのりば駐車場敷地内設置の自動販売機で購入できる。
観音寺駅で食料を調達する場合は、駅を出て右手すぐのセブンイレブン(キヨスク観音寺駅店)、あるいはセブンイレブン脇の跨線橋を渡って降りてすぐのマックスバリュ(観音寺駅南店)が利用できる。
豊浜駅は、駅前・駅付近に商店がない。850mほど歩いたところ(約10~15分程度)にセブンイレブン(観音寺豊浜町店)がある(いずれも2024年1月現在)。
「岸井うどん」について
「オハネフの宿」には、オーナーが運営する「岸井うどん天空のブルートレイン店」が隣接している。営業時間は10:30〜15:00(火曜定休・その他不定期に休業)。従って、宿泊時の夕食・朝食には利用できない。
チェックアウトの日が「岸井うどん」の定休日(火曜日ほか)・休業日でなければ、事前にオーナー氏に頼むと朝9時頃からうどん屋を開けてくれる場合がある模様。ただしオーナー氏の都合や事情次第なので、頼めば必ず開店してもらえるわけではない。
朝食に「岸井うどん」を食べたい場合は、訪問前にオーナー氏に確認を。公共交通機関で訪れる際は、その回答によって朝食を事前に買うか検討してもよい。
なお、帰りに観音寺市のりあいバスの「内野々集落センター」バス停を利用する場合、バスの発車時刻は10:20である。バス停への徒歩時間(30〜40分程度)を加味して、“時間配分”を考えるようにしたいところ。
このページは6ページ構成です。次は>>「内野々集落センター」バス停からの徒歩ルート 編です。
目次
・デュエット下段・共用トイレ・シャワー
・デュエット上段・洗面台・車掌室
・開放型B寝台
・開放型B寝台 洗面台・車掌室
・「オハネフの宿」へのアクセス
・「内野々集落センター」バス停からの徒歩ルート
概説
デビュー年:2023年4月(「オハネフの宿」としてのデビュー)
「四国遍路の駅『オハネフの宿』」とは、香川県観音寺市内で運営されている宿泊施設。
かつてNPO法人BigUpが運営していた宿泊施設「阿久根ツーリングSTAYtion」(2008~2014年)で使用されていた客車を、クラウドファンディングによる資金調達で香川県内に移設したもの。
客車は「阿久根ツーリングSTAYtion」が2014年5月頃に閉館して以降、長らく阿久根駅前に放置されていたが、2021年にクラウドファンディングの成立により、相次いで香川県内に移設。2年間の整備を経て2023年4月8日から宿泊受付を開始した。
宿泊料金は開放型B寝台が5,000円、「デュエット」1室が12,000円。2024年2月現在、予約受付は電話のみ。予約受付期間(不定期に営業しない日場合あり)の告知・受付開始のお知らせは、全て公式X(Twitter)で行われる。