24系「小坂鉄道レールパーク ブルートレインあけぼの」へのアクセス

目次

A寝台
B寝台ソロ
B寝台
館内設備
「ブルートレインあけぼの」へのアクセス

24系「小坂鉄道レールパーク ブルートレインあけぼの」へのアクセス

最終更新:2024/06/03

<所在地>
秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山古川20−9

<最寄り公共交通機関>
バス停:岩手県北バス・弘南バス「小坂高校前」/秋北バス「小坂小学校前

<アクセスの利便性>
★★★★(良)

<周辺施設の利便性>
★★★(とても良)
(徒歩圏内にコンビニ、ドラッグストア、居酒屋、食事処あり)

<アクセス>

クリック・タップすると大きな画像でご覧いただけます。

現地までのアクセス 総論

<結論:花輪線か奥羽本線+バスで組み合わせいろいろ>

・小坂へは、奥羽本線(大館駅)または花輪線(鹿角花輪駅・十和田南駅)の2路線が使えるのがポイント。

花輪線側から小坂鉄道レールパークを目指す場合、鹿角花輪駅または十和田南駅から秋北バス花輪‐小坂線に乗り換え。十和田南駅から乗った方がバスの乗車時間は短い。

奥羽本線側から目指す場合は、大館駅から秋北バス大館-小坂線を利用。バスの乗車時間は60分弱と長め

(↑)小坂方面への秋北バス

(↑)小坂小学校前バス停。近隣には他のバス停も複数立っているので、行先を確認して間違えないようにしたい。

・時間帯が合えば、盛岡駅から高速「あすなろ」号の利用も可。本数は1日2往復だが、盛岡駅から小坂エリアまで直行である。ただ、小坂インターバス停から小坂鉄道レールパークまで2km程度あるので、そこは体力と要相談か。

花輪線または奥羽本線の2路線(+「あすなろ号」も含めれば3路線)が利用でき、現地のすぐ近隣まで行くバスに乗り継げる利便性の高さ「小坂鉄道レールパーク」の強み。「泊まりに行く時は大館から入り、翌朝は花輪線で盛岡に抜ける」のように‟2路線を組み合わせる”など、旅程をふくらませる余地も大きい。

施設周辺

<総評:食べ物も飲み物も、現地調達でOK>

・食料事情や近隣施設の充実は、「ブルトレの宿」の中では最高水準。コンビニ2件とドラッグストアが徒歩7分圏内、スーパーと飲食店は徒歩15分圏内「備考」も参照)で、文字通り‟食いっぱぐれる”心配は全くないと言ってよい。

【備考:遠方まで来てコンビニ飯…?派な方は】

小坂鉄道レールパークを出て正面の「明治百年通り」を進むと、飲食店や居酒屋が並ぶ「永楽町通り」に突き当たる。

小坂鉄道レールパークからは徒歩15分程度。宿泊時に渡される案内リーフレットで飲食店が紹介されているので、食や酒にこだわりたい方は要チェックだ。

<近隣のコンビニ・スーパー・ドラッグストア>

小笠鉄道レールパークを出たら左折し、樹海ライン(大館十和田湖線道路)を500mほど歩いた「五十刈交差点」に以下の3店。いずれも徒歩7分程度

ハッピードラッグ秋田小坂店
ローソン小坂町店
ファミリーマート秋田小坂町店

「五十刈交差点」を(小坂鉄道レールパーク方向から来て)右折し、600mほど歩いたところに以下の1店。

マックスバリュ小坂店 (8:00~21:00。飲料がお安め)

(↑)小坂鉄道レールパーク最寄りのハッピードラッグ小坂町店

(↑)ローソン小坂町店

(↑)ファミリーマート秋田小坂町店。ローソンの道路を隔てた向かい側

(↑)マックスバリュ秋田小坂店。店舗面積はマックスバリュとしては標準的

【番外】交通費を節約する方法

首都圏などの遠方から小坂鉄道レールパークに行く際、交通費をおさえる余地は意外に少ない。どれも劇的に安くなるとは言いがたいが、私が取材時に検討した方法を一応紹介する。

<首都圏発の場合:新幹線>

・首都圏と小坂鉄道レールパークとの単純往復であれば、「東京~(東北新幹線)~盛岡~(花輪線)~十和田南~(秋北バス)~小坂」で片道16,270円(「やまびこ」自由席利用)最安の経路。この経路で、JR東日本えきねっとが提供する割引運賃「トクだ値」を利用すると、

【トクだ値30】片道12,610円(片道3,660円OFF)
(計算式)東京~盛岡 9,990円+盛岡~十和田南2,180円+十和田南~小坂440円

【トクだ値10】片道15,470円(片道800円OFF)
(計算式)東京~盛岡 12,850円+盛岡~十和田南2,180円+十和田南~小坂440円

※利用列車は全て「やまびこ」普通車。盛岡〜十和田南の乗車券は別途購入。価格は「やまびこ」普通車自由席の乗車券+特急券を無割引で買った場合との比較。

となる。どちらも‟普通に自由席特急券と乗車券(往復割引適用)を買う”よりは安く上がるので、条件や時間が許せば利用の価値はある。

<首都圏発の場合:夜行バス>

・鹿角花輪駅を経由する夜行バス「>>ジュピター号(秋北バス:池袋・大宮~大館・能代)を利用すると、午前中に小坂エリアに到達。ただ運賃が片道9,700~11,000円であり、鹿角花輪~小坂までの交通費(650~740円)も考慮すると、総額がトクだ値30と同水準になってしまう点には注意が必要。

・東京~盛岡は岩手県北バス「MEX」など老舗大手会社のほか、オリオンバス・JAMJAMライナーなど新興の格安バス会社も多数運行。しかし金曜発のバス(注:「小坂鉄道レールパーク」の宿泊営業は基本土~日のみ)となると最安でも7,500円~であり、首都圏〜小坂の総額はやはり片道10,000円を超える

【備考:最近の夜行バス事情】

かつては「交通費をおさえる鉄板の方法」とも言えた夜行バス利用。しかし2024年に入って高速バスの運賃は軒並み上昇しており、以前のように無条件に節約できるとは限らなくなっている。

朝ついてからの飲食代やチェックインまでの時間潰しに伴う出費まで考えると、ほぼ新幹線と互角か、むしろかえって高くついてしまうこともある。高速バスが本当に節約になるかは、十分に精査して旅程を立てたい。

夜行バスが大好きで仕方ない」という人ならともかく、体力と睡眠時間を削ってまで利用するだけの価値があるかは慎重に検討したいところ。

<首都圏以外発の場合:LCC>

首都圏以外発の場合を大阪・名古屋・福岡で試算してみたが、「夜行バスで仙台~以後鉄道(大阪・名古屋のみ)」または「PeachなどのLCC(格安航空会社)で仙台空港または新潟空港~以後鉄道」が最安となる場合が多かった(→「備考」も参照)

夜行バス・LCCとも、時期や曜日により運賃が変動する点には注意。特に土日のLCCや夜行バスは、昨今本当にお高い。

【備考:仙台?新潟?安いのはどっち?】

仙台空港と新潟駅からの運賃を比較すると、

仙台空港(仙台~盛岡~十和田南~)小坂9,130円~(「やまびこ」自由席利用の場合)
新潟空港~新潟~(大館~秋田~大館~)小坂9,670円(「いなほ」自由席利用の場合)

となり、ほぼ同額である。

<その他>

「青春18きっぷ」「航空会社のマイル利用」が安いなどというわざわざ書くまでもないような話については割愛しています。

目次

A寝台
B寝台ソロ
B寝台
館内設備
「ブルートレインあけぼの」へのアクセス

概説

デビュー年:2015年10月(小坂鉄道レールパークでの営業開始)

「ブルートレインあけぼの」とは、秋田県鹿角群小坂町に存在する「小坂鉄道レールパーク」の宿泊施設。かつて「あけぼの」として使用されていた寝台車3両と電源車1両を譲り受け、2015年10月より宿泊施設としての営業を開始した。

編成は4両で、開放型B寝台、B寝台「ソロ」、A寝台「シングルデラックス」及び電源車1両で組成。宿泊可能なのは「ソロ」「シングルデラックス」で、開放型B寝台は談話室兼食事スペースとして用いられている。

小坂鉄道レールパーク内の車両展示場(ホーム突端)に展示されているが、週末・繁忙期を中心に乗車体験イベントが行われている。小坂駅構内の往復250m程度ではあるが、実際に走る寝台車は本施設が唯一。

毛布、シーツは宿泊料金に含まれているほか、小坂鉄道レールパーク内にシャワー施設があり、宿泊者は無料で利用可能。

2020年以降、新型コロナウイルス及び客車老朽化を理由に営業を中止していたが、整備を経て2024年4月から再開。現在は基本的に土日のみの営業となっている。予約は電話受付のみ。車両保全のため冬季は休業となるほか、整備などで不定期に営業休止となる場合がある。

タイトルとURLをコピーしました