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24系「あけぼの」 - A寝台「シングルデラックス」 夜の青森駅にて。テールライトがなかなかいい感じです。 (廃)A寝台「シングルデラックス」 - 通路
で、こちらが7号車に連結されていたA寝台「シングルデラックス」の廊下です。照明は電球色、ドアは木目調、手すりは金色と、改造された自体が1991年というバブル時代ということもあってか、やけに豪華な内装です。
各個室の入り口にはこのような表記が。
翌朝、日が昇ってから撮ってみた写真です。この写真で見ると、手すりやドアノブなどがみな金色をしているのがより分かりやすくご覧いただけるかと思います。現代ではやや過剰すぎる感も否めない「ラグジュアリー」さですが、この車両がデビューした当時はこれが豪華の定義だったのかもしれません。 (廃)A寝台「シングルデラックス」 - 寝台状態 さてこちらが個室内の様子です。個室内も廊下に負けず豪華な雰囲気です。どちらかというと、現在JR西日本が得意とするベージュ系でまとめて暖かみを出す内装に近いものを感じます。
で、こちらがベッドのアップ。ベッド幅は76cmで、B寝台の70cmと大した差はないようにも思えますが、6cmの差は意外に大きく、寝心地はかなり良いです。
枕のところにはJRのロゴ入りの浴衣とハンガーが。また、枕もB寝台のそれとは異なり、より沈み込みのよいものが使われています。このJRの浴衣も数年後には見られなくなるのでしょう。
ベッドの反対側には、テーブル、鏡、洋服かけ、コンセント、洗面台が備わります。
洗面台を実際に展開してみました。経年のためか、やや洗面台がガタついていましたが、個室から出ることなく歯磨きや洗顔などを済ませられるのはなかなかありがたい設備です。コップはプラスチック製の常備品のものが使われていました。
寝台脇にはこのようなコントローラーがあります。ここから目覚ましのアラーム、車内照明、BGM(実際は何も再生されていません)などが全て操作できます。この表示や各ボタンもどことなく一昔前のものを感じると思います。
足元の様子。手前側には荷物棚で荷物を置く際に使う踏み台が備わります。
その踏み台を実際に出してみました。
天井を見上げます。天井には通路上のスペースを利用した荷物置き場があります。 (廃)A寝台「シングルデラックス」 - 上段ベッド展開状態 このシングルデラックス、一応「シングル」という名前がついてはいますが、2人での利用も可能になっています。2人で利用する場合、上段のベッドを展開して使います。
ベッドを展開するとこんな感じです。 (廃)A寝台「シングルデラックス」 - 座席状態
一般人には果たしてどの程度知られているのかはともかくとして、このシングルデラックス、実は座席にもできます。ベッドを起こすと、写真のような座席面が出てきます。
座席のアップ。手前のひじ掛けは最初は収納されており、自身で展開する形になります。 アメニティグッズ
シングルデラックスならではの設備として、見ての通り「あけぼの」のヘッドマークのロゴが入った専用のアメニティグッズが装備されていました。これはA寝台の利用者は持ち帰ることもできました。
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中身の様子。歯ブラシ、石鹸、カミソリ、くし、ウェットティッシュなど。一つ一つすべてに「JR」のロゴが入っています。 |
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