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HOME > 鉄道・バス車内写真 > JR東日本の在来線 > E231系500番台「山手線」

E231系500番台「山手線」 - 4600番台(10号車)

手持ちを漁っていたら珍しい表示を見つけたので公開してみます。大崎駅では、この表示を掲出して出庫してくることが多い気がします。実際の営業運行で使っているのを見たことはありませんが、どういった意図でこの表示が入れられているのかは気になるところです。
なお、かつての205系では、途中駅止まりの列車を除き、基本的にこの「山手線」表示が掲出されていました。

4600番台(10号車) 車体

さて最後に、10号車に連結されているサハE231系4600番台を見ていきます。写真手前、車端部の窓が通常では1枚のところ、この車両は内回り進行方向側のみ2枚設けられているのが特徴です。
これは、工事や異常時など、一部区間で京浜東北線の車両が山手線に入ってくるのに備え、山手線の10号車を京浜東北線のドア配置に合わせた、ということなのですが、詳しい説明は右側に長々としたためましたので(笑)良かったら読んでみてください。
写真がその10号車の様子。ドア周りはE233系を強く感じる仕様です。この車両はデビュー当初から、山手線に今後導入されるE235系への編入改造を見据えた設計になっており、実際にE235系の1編成に10号車として組み込まれています。改造後は、現行の内装にどのような手が加えられるのか興味深いところです。

せっかくなのでドアが開いた状態の写真も紹介します。ドアからのぞく車内も、E233系の内装に合わせられているのがお分かりいただけると思います。

4600番台(10号車) 車内

というわけでサハE231系4600番台の車内の様子。「E233系の車内」として紹介してもほとんど違和感を感じない、と言っても過言ではないほどに、内装はE233系そのものです。少し細かく見ても、つり革が従来のE231系仕様になっている点、(写真を外回り列車の進行方向に向けて撮影しているため)手前の座席が5人がけとなっており若干「寸詰まり」を感じる程度の違いしか見受けられません。
床色はE233系に合わせた明るい色調になっており、そのためか夜間の時間帯もかなり明るい車内になっているように思います。

サハE231系4600番台は、先述の理由から、内回りの先頭車側から4-5-7-7-3人がけという不規則な座席配置を採用していますが、まずは標準的な7人がけの座席から見てみましょう。
座席周りの基本的な仕様はE233系に則っているほか、座席の内部もスプリングが入った柔らかいものが採用されています。現在の山手線の中では、かなり座り心地の良い部類に入るのではないでしょうか。
なお、詳細は後述しますが、つり革はE233系仕様の黒いものではなく、E231系に合わせた従来通りのグレーのものが採用されています。

続いて5人がけの様子を。JR東日本の通勤型電車で5人がけの座席を採用しているのは、かつて何かと話題になった京葉線のE331系以来の仕様です。
(ご指摘をいただいた方、ありがとうございました)

4600番台(10号車) 車端部(4人がけ)

というわけでサハE231系4600番台の「最大の特徴」と言っても過言ではない「4人がけ車端部」を見ていきます。写真はその全景。写真ではそこまで違和感を感じませんが、実際にこの場に立ってみると、車端部が妙に“広々”しているように感じます。山手線に乗車した時はぜひ、よく見てみてください(笑)。
なお撮影時の事情から、この4人がけ区画のみ、他の写真とは別の編成で撮影しています。こちらの写真は貫通扉が閉まっていますが、(先述の通り)編成によっては開いたまま固定されているものもあるようです。

では座席の様子を見ていきます。4人がけ席もさることながら、この特徴的な窓配置は何度見ても見慣れません(笑)。
この4人がけ席は、スペースの関係か、通常の7人がけ席よりドアからやや離れた位置に設置されています。随所に「通常とは異なる仕様」が詰まっており、この座席配置になるまでは、きっとさまざまな紆余曲折があったのだろうと想像せずにはいられませんでした。

4人がけ席の窓をアップで。手前の窓は、手持ちのメジャーでざっと図ってみた限りでは、通常の車端部と同じものが使われているようです。どうせなら4人がけに合わせた大き目の窓を作ってしまっても良かったように思いますが、こちらの方がメンテナンス的に良いということなのでしょう。

4600番台(10号車) 優先席

続いて内回り側の前寄りにある優先席区画をご覧いただきます。こちらは通常の3人がけとなっており、特に違和感は感じません。化粧板(=壁材)や座席の仕切りも、E233系に合わせて黄色がかったものが採用されています。

んで、優先席の様子。

4600番台(10号車) その他の車内設備

天井の様子。つり革などを除けば、ほぼE233系そのまんまの仕様です。これがE235系への編入改造時にはどのようにいじられるのか、今から楽しみですねぇ(笑)。

荷物棚はE233系と共通のものが採用されています。

座席両端の仕切りの様子。こちらもE233系ルックですねぇ。

空調設備は座席下にも設けられています。私は空調設備についてはサッパリなのですが、パッと見では既存の500番台に設けられているものと特に変わりはなさそうです。E235系への編入改造時にはこちらも交換されるのか気になるところです。

4600番台(10号車) ドア

最後にドアの様子を見ていきます。見ての通り、ドア周りは完全にE233系そのもので、E231系らしさは微塵も感じられません(笑)。ドア上のモニタは、他のE231系500番台と同じく15インチのものが使われていますが、ネットでの情報によると、E235系の改造編入時にはワイド式のものに交換されているようです。

LCDモニタのアップ。こちらは、かつて連結されていた6ドア車の廃車発生品を使っているそうです。

項目

  • 500番台
  • 600番台(7号車)
  • 4600番台(10号車)

撮影日時・場所

撮影日:2015年12月6日
撮影場所:山手線 大崎駅 車内

モケット

(↑)普通席モケット

E231系4600番台のドア配置

山手線への全駅ホームドア配置が決定したことにより、当初6ドア車が連結されていた7・10号車には新たに4ドア車を組み込むことになりました。7号車の方はそのまま通常の4ドア車を入れて解決できたのですが、10号車を4ドア車に差し替えるにあたり、問題が出てきました。

そもそも山手線の車両が、山手線内のみにしか入らないということであれば単純だったのですが、この路線ならではの事情として「京浜東北線と山手線は、工事・異常時に線路を共有することがある」というのがあったのです。

例えば、今ではまれですが(山手線と京浜東北線が並行する田町〜田端間で)昼間にリフレッシュ工事と称して、京浜東北線の線路を閉鎖して点検を行い、点検中は京浜東北線の車両が(ホームドアのある)山手線の線路を走る例があります(当然、その逆もありえます)。

京浜東北線は10両編成、山手線は11両編成ですが、京浜東北線の車両が山手線の線路を走る時に、「京浜東北線の10号車(=先頭車)」は「山手線の10号車」の位置に止まります。
また、京浜東北線の10号車(=先頭車)は、衝突事故を考慮して、運転台幅を広く取っているため、運転台直後のドア後ろの座席は4人がけとなっています。

ここで、山手線10号車に通常の中間車(ドア間の座席は全7人がけ)を入れて、それに合わせて ホームドアを設置してしまうと、京浜東北線の車両が山手線の線路を走る時に、京浜東北線の先頭車(一部ドア間の座席が4人がけ)が対応できなくなります。

上記のような事情から、山手線の車両がドア配置を京浜東北線の車両に合わせる形で、このような変則配置になった、というわけです。

ただ、これに関しては「京浜東北線の運転台直後の座席(第1ドアと第2ドア間)は4人がけですが、山手線のサハE231系4600番台の同区画はなぜか5人がけになっており、ホームドアができた時に問題がないのか」という点が個人的に気になっていました。

これについては、ご指摘をいただいた方からの情報によると、1・10・11号車の車端部設置のホームドアは、通常より開口部が大きめのものが採用されており、京浜東北線の車両が(ホームドアのある)山手線の線路を走る時のズレを考慮したものになっていると考えられるようです。
ご指摘をいただいた方、ありがとうございました。

足元には視覚障碍者向けに、点字ブロックが設けられています。このあたりの仕様もE233系に完全に準拠しているのですねぇ。

項目

  • 500番台
  • 600番台(7号車)
  • 4600番台(10号車)
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