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HOME > 鉄道・バス車内写真 > JR東日本の在来線 > E231系500番台「山手線」

E231系500番台「山手線」

東京の中心部で、主要なターミナル駅を環状線状に結んでいるのが山手線です。東京から放射線状に伸びるJR・私鉄各線と、東京メトロや都営地下鉄などにも接続しているために利用者はとても多く、早朝から深夜に至るまでいつ乗っても混雑しているような気がします。
そんな東京の大動脈たる山手線を一手に担っているのが、このE231系500番台。それまで同線で幅を利かせていた205系を2005年までに駆逐した後は、52編成の“E231系500番台軍団”が、東京都心部の移動を日々支えてきました。しかし近年は、1編成が総武緩行線へ転属するなど、後継となるE235系の登場を見据えた車両の転配も始まっており、今後の動きが気になるところです。
さて、写真は早朝の大崎駅で発車待ちの様子。これから大勢の通勤客を乗せて出発です。

車体側面の様子。側面は、先に登場していたE231系0番台から大きく変わっている点はありません。

行先表示はこんな感じ。山手線は環状運転のため、基本的には「品川・東京方面」など、行先ではなく「方面」での表示がされているのが特徴です。なお、入庫列車などで、大崎行き、池袋行き、品川行きなどもわずかながら存在し、その場合は他系列と同じような体裁で行先が表示されます。

500番台(1〜6・8・9・11号車) 車内

さて、山手線で活躍するE231系500番台には大きく分けて3つの内装がありますが、まずは11両編成の大部分を占める500番台の車内から見ていきましょう。
車内は先に登場していたE231系0番台から大きく変わってはいませんが、座席モケットは山手線のラインカラーであるグリーンのものに変更されています。座席モケットの色が違うだけで、かなり印象が異なって見えるように思います。

座席の様子です。他のE231系と同じく7人がけであり、座席モケットを除けば大きな変更はありません。
初期のE231系は座席が石のように固かったのですが(笑)、この500番台も(最初期のE231系に比べれば)まだマシな方とはいえ、かなり硬いです。山手線における乗車時間は、長く見積もってもせいぜい30分であることを考えれば妥当なスペックなのかもしれませんが、座席の柔らかいE233系も短距離利用の多い線区で幅を利かせるようになった現在、「座り心地」という観点では、すでに「一昔前」の設備になってしまっている感は否めないように思います。

座面をアップで見てみます。日頃あまり意識しませんが、座面部分はお尻の形に成形されているのが分かります。

500番台(1〜6・8・9・11号車) 車端部

車端部の区画を見ていきます。貫通扉はモハユニットの両端(2両1組でつながっている電動車の両端、具体的には2〜3、5〜6、8〜9号車の両端)にしかないため、扉のない車端部は見ての通り、妙に開放感があります(笑)。

で、その車端部は3人がけ。一般的に壁際の区画は、隣にお客さんが来ないということでかなり落ち着けるスペースですが、本系列かつ貫通扉のない区画の場合は、特に冬は隙間風を感じ、正直かなり寒いです(笑)。寒がりの方は、冬場はこの区画は避けた方が良さそうな気もします。

500番台(1〜6・8・9・11号車) 優先席

続いて優先席区画の様子。外回り電車の進行方向(1号車を先頭とした方向)に設置されています。

優先席区画の様子。座席モケットはJR東日本共通のものが採用されています。また、窓に貼られている優先席であることを示すシールは近年、より大きめのものに交換されています。

そのシールのアップ。かつては透明シールに申し訳程度にピクトグラムが記載されていたことを考えると、こちらの方がパッと見で分かりやすい気がします。

他の車両でももはや紹介し尽くした感がありますが一応(笑)。優先席部分のつり革は近年、E233系タイプのものに交換されています。

1・11号車 フリースペース

1号車と11号車(両端の先頭車)にはベビーカーや車いす利用者向けのフリースペースが設けられており、該当のドア脇には車いすマークとベビーカーマークが貼られています。

フリースペースの様子。片側の座席を3列潰してフリースペースとしています。

で、そのフリースペース部分。車いすの利用者や、車内で立っている人向けに手すりが窓の上下に設けられているほか、壁部分に非常用インターホンがあるなど、フリースペースならではの設備がいくつか見られるのは面白いところです。

つり革

つり革の様子。山手線で活躍するE231系の一部は、つり革にも広告が貼りつけられているのが特徴です。私鉄各社はともかく、JR東日本は山手線以外ではあまり見られない気がします。

で、広告がついていないつり革も比較用に。いくつかの列車で確認したところ、つり革広告の有無は編成単位で決まっているようです。

500番台(1〜6・8・9・11号車) その他の車内設備

天井の様子。上の項で紹介した「つり革広告」、このアングルで見るとなかなかに目立ちますねぇ(笑)。

荷物棚はこんな感じ。E231系以前ではよく見かけるスタイルです。

通路の様子。床はグレーの素材が使用されています。

座席両端の仕切りのアップ。

空調装置は座席下に設けられています。

500番台(1〜6・8・9・11号車) ドア

続いてドアの様子です。ドア周りの構造は先に登場していたE231系列と何ら変わりはありませんが、案内表示機は、E231系500番台からそれまでのLED表示装置に代わってLCDモニタが設けられるようになりました。E233系の台頭で、首都圏ではすっかり“おなじみ”となった感のあるドア上LCDモニタですが、最初に導入されたのはこのE231系500番台です。

項目

  • 500番台
  • 600番台(7号車)
  • 4600番台(10号車)

撮影日時・場所

撮影日:2015年12月6日
撮影場所:山手線 大崎駅 車内

モケット

(↑)普通席モケット

車両概説

デビュー年:2002年

山手線で使用されてきた205系の老朽化に伴う置換用、同線に導入されたデジタルATCに対応できる車両として2002年4月にデビュー。
基本的な構造や仕様は、先に登場していたE231系0番台と同一だが、山手線への導入に合わせて変更点が多いため500番台に区分されている。

JR東日本の鉄道車両で、車内の案内表示機にLCDモニタを用いた初の車両である。また、頻繁に加減速を繰り返す山手線ならではの事情に対応して、電動車の比率が多く取られているのが特徴。

デビュー当初は7・10号車に6ドア車が連結されていたが、後に山手線にホームドアを導入するにあたって4ドア車と差し替えられた。この時、7号車にはサハE231系600番台、10号車にはサハE231系4600番台が新たに製造されている。

10号車のサハE231系4600番台は、本系列の後継車となるE235系への改造編入を当初から見越した仕様となっているのが特徴。なお、6ドア車は全車廃車されている。

2002年から2005年にかけて11両編成52本が増備された。登場以来、全車両が一貫して山手線で使用されてきたが、2014年に1本が総武緩行線へ転属し、現在は山手線で51編成、総武緩行線で1編成が使用されている。

LCDモニタのアップ。15インチ・4:3のモニタが配置されています。この車両がデビューした2002年は、まだPCの画面も(今のようなワイド式ではなく)4:3が主流でしたし、そういった意味ではいまや“時代”を感じるシロモノにすらなりつつあるような気がします。

>>続いて600番台(7号車)の車内を見ていきます。

項目

  • 500番台
  • 600番台(7号車)
  • 4600番台(10号車)
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