まえがき
1年半ほどメインスマホとして使用したXiaomi 14 Ultraのバッテリーを交換した際の様子を、個人的な備忘録も兼ねて公開してみるものです。
当サイトは「Xiaomi 14 Ultraのバッテリー交換を解説!」などと騙って、解説はほとんどせず高額な修理業者へ誘導するだけのアフィリエイトサイトではありません。さっそく交換したときの様子を紹介していきます。
Xiaomi 14 Ultraのスペックやカメラ性能などが気になる方は、ご自身でお調べになってください。
① AliExpressで買った電池が届いた

(↑)交換作業開始前の記念撮影
Xiaomi 11T Proのバッテリーを交換したときと同じく、今回もバッテリーはAliExpressで購入した。
バッテリーは多数出品されているが、私の選定基準である「純正品(を謳う)バッテリー」「口コミの評価が良い」「工具類付き」の中から、もっとも安かった商品を選んだ。結果として、金額は2,000円弱(送料込)で済んでいる。
② 裏蓋を外そう
(左)SIM入れは抜いておく
(右)ギターのピックのようなヘラを差し込む
作業開始前には電源を切り、SIM入れを抜く。SIM入れはバッテリー交換時に直接干渉しない構造ではあるが、すぐ近くのパネルまで外すので私は念のため抜いておくことにした。
続いて、裏蓋の周りに付属のヘラを差し込んで一周~付属の吸盤で慎重に裏蓋を引き上げていく。14 Ultraは裏蓋が非常に強力な両面テープで固定されているが、私が外した時の作業は困難を極めた。
ドライヤー・ジェル湯たんぽなどを裏蓋に当てて、温めることで外しやすくする定番の方法を試したものの、私の14 Ultraの裏蓋は最初はびくともせず。10分くらいドライヤーを当て続けて、ようやくヘラを差し込むことができた。
海外の掲示板では、裏蓋が他のXiaomi機と比べて外れづらいという報告が複数上がっており、14Ultra全体の傾向なのかもしれない。
(左)無事に裏蓋を外し終わった様子。バッテリーは円形のシート下にある
(右)円形シートの下側はシールで固定されているので、前もってドライバーの先などで外しておこう。
裏蓋を外し終わったら、バッテリー上の円形シートの下側を外す。ここはシールで接着されているだけなので、ドライバーの先などを差し込めば難しくはない。
ちなみにこの円形シートは、ワイヤレス充電用のコイルとのこと。
③ カメラユニット側のネジとパネルを外そう
(左)カメラユニット側のネジを外す。全部で11個。
(右)パネルを引き上げていく様子
まずはカメラユニット側のネジを外していく。ネジは合計11本。例によって、「Mi」ロゴのシールがついたネジ(写真(左)の右下)を外すのも忘れずに。
ネジはドライバーの先に磁力でくっつくが、赤い矢印部分(←)のネジだけは何故かくっつかなかった。単なる個体差かもしれないが、この事象は海外の掲示板でも報告されていたので一応記載しておくこととする。
ネジを外し終わったら、ドライバーの先などで慎重にパネルを引き上げていこう。
④ スピーカー側のネジとパネルを外そう
(左)スピーカー側のネジを外す。全部で9個。
(右)フタを外したところ
続いて、スピーカー側のネジとパネルを外す。こちらのネジは合計9つ。
パネルの中央には白いケーブルが通っており、そのコネクタを保護するカバーが「Mi」ロゴシールつきねじのすぐ左にある。
パネルを取り出す前に、カバーとケーブルのコネクタを外しておく。コネクタはドライバーの先端などで簡単に外れるが、見ての通りかなり細いので丁寧に扱いたいところだ。
⑤ フレキシブルケーブルとバッテリーのコネクタを外そう
(左)スピーカー側のパネルを外した様子。
(右)バッテリのコネクタを外す。
スピーカー側のパネルを外したら、バッテリーの真上を通っているオレンジのフレキシブルケーブルを外す。両端はコネクタにはまっているだけなので、外す作業そのものは簡単だ。
ただ、フレキシブルケーブルは非常にデリケートで損傷もしやすい。これを損傷させると文鎮化や正常に動作しなくなるリスクがあるため、くれぐれも慎重に扱うようにしよう。
⑥ バッテリーを外そう

(↑)新電池との記念撮影
続いてバッテリー本体を外す。旧バッテリー本体にあるオレンジのテープをはがし、上に引っ張るようにして取り出していく。
バッテリーも例によって強力な両面テープで固定されており、私は外すのにやや難儀した。ドライバーなどをバッテリー下に差し込んでテコの原理で外すのも一つの手ではあるが、リチウム電池を損傷すると発火の危険があるためお勧めはしない。
以降は、付属の両面テープをバッテリー下に貼る~新しいバッテリーを装着~⑤から①の手順を逆にたどって終了となる。
そのほか
外すネジはやや多いですが、工程そのものは見ての通り非常にシンプルです。いかに裏蓋とバッテリーをスムーズに取り外せるかがカギになってきそうに感じました。
なお、海外通販のバッテリーに関する話や文鎮化した場合の対処方法は、>>Xiaomi 11T Proのバッテリーを交換したときの内容とカブるため、本項では割愛します。興味のある方はぜひXiaomi 11T Proのバッテリー交換記もご覧になってみてください。
免責事項
個人でのバッテリー交換は保証対象外となり全て自己責任の世界です。
当サイトの工程を参考にしてスマホの文鎮化・データ消失などが発生した場合でも、当サイト及び管理人は責任を負いかねます。ご理解とご了承をお願いいたします。
おわりに
私はXiaomi 14Ultraを2024年5月に購入して以降、1年半ほどメイン機としてゲームに写真撮影にとヘビーに使い倒しています。
後継の15T Proも気にはなりますが、手になじんだ14 Ultraを今後も使い続けたかったため、今回バッテリー交換を行って延命させました。ちなみに当サイトの車内写真も、最近は1/3くらい14 Ultraで撮影したのを掲載していたりします。
なお、当然ですが当ページの無断引用・転載などはご遠慮ください。発覚した場合は新品の15T Proを申し受けます。


