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HOME > 鉄道・バス車内写真 > 私鉄 > 西武40000系「S-TRAIN」

西武40000系「S-TRAIN」

豊洲駅で折り返し待ちの40000系。東京メトロ有楽町線内では、しばらく優等種別・追加料金の必要な列車がない時期がありましたが、「S-TRAIN」の登場により復活しました。

10号車 パートナーゾーン

元町・中華街寄りの先頭10号車には、パートナーゾーンと呼ばれるフリースペースが設けられています。こちらは車いすやベビーカーでの利用者に配慮しているほか、大型の窓を配置して景色が見やすいようになっています。
写真がその外観。窓が通常のそれと比べてかなり大きくなっているほか、窓に黄色い縁取りがなされており、遠目に見てもパートナーゾーンの場所が分かりやすくなっています。

で、パートナーゾーンの様子。見ての通り、座席が完全に排されており、寄りかかるための衝立(ほかに適切な表現が思い浮かばなかった)と窓部分に大型の手すりが設けられているのが特徴です。
フリースペースと展望スペースを同じ場所に設けるというのは斬新な発想ですが、私が乗車した豊洲行きの「S-TRAIN」では、途中までサラリーマン二人が夕暮れの景色を見ながら缶ビール片手にたそがれるという、妙に哀愁漂う光景が繰り広げられていました。案外、座席のような狭苦しい空間で飲むよりこっちの方が気軽でいいのかもしれません(笑)。

その衝立のアップ。一応クッション性のある座席もどきが設けられており、寄りかかって浅めに腰掛けることはできます。もっとも、40000系はそこそこ揺れるので、ここに安定して座っているためには足腰がそれなりに強くないときつそうですが…(笑)。
反対側はフリースペースを兼ねており、車いす固定器具などが収納されています。

車いす固定器具部分に近寄って撮影してみました。単なる収納といえばそれまでですが、上にも手すりが設けられているなど、隅々までバリアフリーに配慮した設計となっているのが特徴です。

窓の様子。膝下まで回り込む窓はそれだけで開放感があり、特に土休日の西武秩父行きではいい景色が望めそうです。なお、私が乗車したのは所沢〜豊洲の平日運用だったので、ほぼ地下か住宅街しか望めませんでした(苦笑)。

一般の人にとってはわりとどうでも良いことかもしれませんが、このパートナーゾーン区画のみ、つり革のカラーが異なっています。手前側の一般席区画は薄紫、奥のパートナーゾーンは白と、カラーを変えて視覚的な境界になっています。
もっとも、天井を見上げてつり革をまじまじと見るような人はそこまでいないでしょうし、どうせなら一般席区画と共通化してしまっても良かったような気がしますが…。あえてカラーを変えてくるあたり、このパートナーゾーンが従来の単なるフリースペースとは違うぞ、という西武鉄道さんのささやかな主張なのでしょうか(笑)。ともあれ、細かいところではありますがちょっとした見どころでもあるので紹介してみました。

パートナーゾーンのロゴも新たにデザインされています。外観もこちらの区画は窓に黄色い縁取りがなされていたことから、このパートナーゾーンのコーポレートカラーは黄色のようです。

※ 以後、トイレ内部の写真が含まれます。

4号車 車いす対応トイレ

4号車には車いすでの利用にも対応したトイレが設けられています。いわゆる“通勤型電車”に分類される車両でトイレを装備したのは、西武鉄道ではこの40000系が初とのこと。土休日の運用(元町・中華街〜西武秩父)など、長丁場の列車に使用されることから設けられたようです。
トイレの設備自体は評価できるものの、10両編成のうち1両にしかないというのは利便性の面でどうなのかなと思わざるを得ません。取材した時は、私もうっかり10号車の指定席を取ってしまったばかりに、10号車から4号車まで延々歩く羽目になりました(笑)。平日運用(所沢〜豊洲)はいまのところガラガラなので、多少遠くとも「まぁ仕方ない」で済みますが、これが混雑していた場合のことを考えるとう〜ん…という感じです。どうせなら8号車あたりにも設けてあると、全体的な利便性が高まる気もします。

トイレを5号車側から撮影するとこんな感じ。大型のピクトグラムのおかげで、遠目に見ても「あ、トイレだね」と分かりやすい気がします。

トイレ内部の様子。明るいホワイトのシンク周りと木目調の採用で、通勤型電車のトイレにしては破格の内装になっています。
トイレ自体はウォームレットとなっており、その他ベビーベッド(後述)が設けられているなど、設備面でも特急列車のそれに匹敵するといっても過言ではなさそうですねぇ。

洗面台周りのアップ。あまり使用されていないのかピカピカな状態でした(笑)。

反対側には、先述したベビーベッドが設けられています。

乗降用ドア

乗降用ドアの様子。小ざっぱりしたデザインですが、手すり部分には木目に似たカラーがあしらわれており、ちょっとした高級感を感じます。また、ドア脇にはドアスイッチも設けられていることから、半自動ドアでの運行にも対応しています。実際に半自動ドア機能が生かされたことはあるのか気になるところです。

ドア上のLCDモニタのアップ。左側が広告や沿線のPR映像、右側が次駅案内などとなっています。写真は東京メトロ線内で撮影したため、次駅案内の表示の体裁は東京メトロ仕様ですが、西武・東急線内ではそれぞれの会社の体裁で表示されます。

項目

  • 車内
  • その他設備

撮影日時・場所

撮影日:2017年05月02日
撮影場所:東京メトロ有楽町線 豊洲駅 車内

モケット

(↑) カーテン

(↑) 床材

車両概説

デビュー年:2005年

30000系に続く西武の新型車両として2017年3月にデビュー。

先代となった30000系をベースとしているが、内装面では座席をクロスシート・ロングシートの両方に切り替えできる構造が取られており、座席指定列車、通常の列車双方に充当できるのが特徴。

西武鉄道の運行する座席指定列車「S-TRAIN」に充当されるほか、折り返しの普通列車などでも運用されている。

おまけ

おまけで「S-TRAIN」の切符を紹介します。上は東京メトロ、下は西武鉄道で発見したもの。切符の地紋が異なるのは当然として、体裁も同じようで微妙に異なっているのが面白いところです。

項目

  • 車内
  • その他設備
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