鉄道・高速バス
車内・座席写真のサイト

  • ホーム
    Home
  • 鉄道・バス車内写真
    Train Interior
  • 電車の写真
    Photos
  • 特集・レポート
    Reports
  • ご案内
    Info
  • メール
    Contact
  • リンク
    Links

HOME > 鉄道・バス車内写真 > 私鉄 > 小田急電鉄50000形「VSE」

小田急電鉄50000形「VSE」 - 車内設備

窓上にも「ロマンスカー」と「VSE」のロゴがささやかに添えられています。

より広角で撮影してみました。窓下には「ODAKYU」のロゴが貼られています。ロゴとは何の関係もありませんが、このアングルから見ると、座席が外側に微妙に向いているのが分かりやすくご覧いただけると思います。

3号車 サルーン

VSEならではの設備ともいえるのが、3号車に連結されているこの「サルーン」です。パーティションで区切られたセミコンパートメントが3部屋並んでいます。箱根に行く前から、こんな個室でちょっとした“非日常”を味わうのも悪くはなさそうです。
写真は箱根湯本方面を向いて撮影したものです。

で、新宿方面を向いて撮影するとこんな感じ。奥にはロマンスカーカフェが設けられています。

サルーン個室を横から見るとこんな感じです。リクライニングもひじ掛けも何もない、純然たるボックス席にパーティションと小さなテーブルが設けられているだけといえばそうなのですが、実際に座ると思った以上に「個室」な感じがします(笑)。
新宿から小田原・箱根湯本を利用した場合、乗車券、人数分の特急料金に加え、サルーン室料金3560円がかかりますが、この料金を高いとみるか価値あるものと見るかは意見の分かれるところではないでしょうか。ちなみに、実際に4人で使うとやや手狭なので、実際には2〜3人程度で利用するのが理想的と言えそうです。

座席のアップです。写真を見ていただいても分かるかと思いますが、背もたれはかなり直立に近く、掛け心地は「ゆったりくつろぐ」という類のものではありません。グループでわいわいやりながら行く前提なら理に適っているともいえますが…(笑)。

座席を真正面から見るとこんな感じです。

こちらのテーブルはデフォルトでは写真左のように収納されていますが、下からクルッと引き出して展開すると多少幅が広くなる構造になっています。木の素材を生かした作りですが、最近はデビューから10年を経て、細かいところの「剥げ」がちらほら見られるのがやや残念なところです。

荷物置き場は座席上に設けられてます。

3・8号車 ロマンスカーカフェ

続いて3・8号車に設けられている「ロマンスカーカフェ」を見ていきます。こちらは見ての通り対面販売のカウンターが設けられており、ここで飲み物やお弁当、お土産を買うことができますが、それ以上にVSEで久々に復活した「シートデリバリーサービス」の基地としての側面が大きいようです。
この「シートデリバリーサービス」、EXEでは一旦廃止されていましたが、アテンダントが車内を回って利用者から注文を取り、後で座席まで持ってきてくれる「ロマンスカーならでは」のサービスです。HiSEやLSEでは、いかにも「車内販売基地」という感じのスペースでしたが、VSEではさらにデザインが洗練され、車内らしくない雰囲気に仕上がっているように思います。

反対から見るとこんな感じです。奥に設けられているモニターは、箱根の観光情報やロマンスカーの案内が表示されており、利用者が自由に操作してみることができます。

意外と気づきにくいですが、ロマンスカーカフェの天井には「天窓」が設けられています。カフェの車両には屋根上にパンタグラフが設けられており、屋根の構造が異なるためですが、電車で天窓がついているのも珍しい気がします。

奥にはブースのようなスペースがありますが、こちらはデビュー当初喫煙ルームとして使用されていました。ロマンスカーの全面禁煙化後は、見ての通りチラシラックが並べられたスペースになりましたが、近年になってAEDが新たに設置されており、最近は「AED設置場所」として落ち着きつつあるようです(笑)。

トイレ・洗面台

3・8号車の通路の様子。写真右は洗面所と男子小用トイレ、正面は車いす対応のサニタリーブースが並びます。床面、壁ともに木目調が多用されています。

反対から見るとこんな感じです。

洗面台の様子。パールホワイトとシルバーでまとめられており、シンプルながら高級感のある雰囲気になっているように思います。

男子小用トイレの様子です。

車椅子対応サニタリーブース

3・8号車には車いす対応のサニタリーブースが設けられています。高い天井を目いっぱいに使った広々とした空間で、また照明の「魅せ方」もあるためか、非常にスタイリッシュな空間に仕上がっています。あえて縦撮りしましたが、こちらのアングルの方が全体の開放感がより分かりやすいのではないかと思います。乗車された際にはぜひ一度見てみてください(笑)。

洗面台周りのアップ。メインの照明は鏡の後ろから間接照明で照らされており、パッと見で電車の中とは思えないような明るいおしゃれな雰囲気です。

入口ドア脇にはベビーベッドが備わります。

実はこのトイレにも天窓が設けられています。なお、さすがに青い半透明ガラスとなっており、間違ってもトイレの内部が外からは見えないようになっています(笑)。

項目

  • 座席
  • 車内設備

撮影日時・場所

撮影日:2015年5月6日
撮影場所:箱根湯本駅 「はこね」43号 車内

車両概説

デビュー年:2005年

2005年に登場。VSEとは「Vault Super Express」の略である。

先代の30000系はビジネスや短距離利用を重視した短距離型だった。だが50000系はロマンスカー本来の行先である箱根への観光客に配慮した観光仕様とした。車両は観光輸送に特化したコンセプトの下で作られている。加えて足回りや車内設備には随所に最新設備を導入し、快適な観光型車両に仕上がった。
また1987年の10000系以来、新規の製造がなかった展望席を約18年ぶりに復活させたことで当時は話題になった。

車両は10両編成で箱根湯本寄りが1号車。ロマンスカーでは伝統の連接台車を使用し、カーブにおける乗り心地の向上を図っている。
車両は全て普通車だが、3号車及び8号車には4名用のサルーン個室を設け、グループでの利用に配慮している。

その特徴的なデザインやインパクトは日本のみならず世界からも注目され、2005年度に「グッドデザイン賞」、2006年度に「第49回ブルーリボン賞」、香港デザインセンター主催「アジアデザイン大賞」、2007年度にドイツ・ハノーバー工業デザイン協会主催「iFデザイン賞」など、多くを受賞している。

現在は10両編成2本が在籍し、「スーパーはこね」「はこね」専業で活躍。このほか、「ホームウェイ」として他「ロマンスカー」車両の代走で唐木田にも顔を出したことがある。

おまけ

先頭の展望席からのカット。VSEは2本しかないため、「VSE同士」のすれ違いはかなり貴重です。

<<「座席」編へ戻る

項目

  • 座席
  • 車内設備
HOME > 鉄道・バス車内写真 > 私鉄 > 小田急電鉄50000形「VSE」

  • ホーム
    Home
  • 鉄道・バス車内写真
    Train Interior
  • 電車の写真
    Photos
  • 特集・レポート
    Reports
  • ご案内
    Info
  • メール
    Contact
  • リンク
    Links
copyright(c)2002- Nukezo, All Right Reserved.