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HOME > 鉄道・バス車内写真 > 私鉄 > 長野電鉄2100系「スノーモンキー」

長野電鉄2100系「スノーモンキー」 - 2・3号車 車内・1号車 個室席

早朝の須坂駅でのカット。車庫から出てきたE1編成で、こちらは成田エクスプレス時代の塗装をほぼそのまま受け継いでいます。なお、赤い部分が長野電鉄のコーポレートカラーのそれに変更されているそうで、そのせいかJR時代よりやや赤みが濃くなったように見えます。

湯田中寄り1号車の行先表示はLED式となっています。この車両のみ、JR時代から行先表示がLED化されていました。

2〜3号車 車内

2〜3号車の普通席は、「成田エクスプレス」デビュー当時からの座席がそのまま残っています。デビュー当時は(特急なのに)「全席ボックスシート」で何かと物議を醸し、あとに(さすがに特急なのにボックス席はマズいと踏んだのか)集団見合い式に改造されていますが…だとしても果たして特急にふさわしい設備と言えるかどうかは微妙でしたねぇ。
なお、この座席はフランスのコンパンというメーカーのものだそうです。荷物棚もハットトラック式が存置されているなど、妙に日本の列車らしくない雰囲気は長野電鉄に移ってからも健在です。

座席の様子。2人がけですが、1人ごとに分離されてない座面、リクライニングもなんにもない設備、見るからに後付けと分かるシートバックテーブルなど、かつての「253系」の雰囲気はよくも悪くもそのまま健在です。座席カバーが同じくビニール製のものになっている他は、基本的に253系時代と大きな差はありません。
また、窓上には読書灯が備わりますが、こちらもそのまま使用できます。この車両を取材した時に深夜の列車も乗ってみたのですが、使っている人をちらほら見かけました。案外、長野電鉄でも定着しつつある設備なのでしょう。

車両中央にはボックス席が残っており、大きなテーブルも健在です。かつては全ての座席がこのタイプだったため、窓割やカーテンもボックス席に合わせたものになっているのが分かります。
いろいろと不評だったこのボックスシートですが、「成田エクスプレス」ではサラリーマンのグループがここで書類を広げ、ちょっとした会議を開いているのを見たことがあります。長野電鉄に移ってからは…この区画でお菓子や飲み物、はたまた宿題を広げている学生グループを見かけます(笑)。長野電鉄の特急は、特急料金が100円と格安なためか、沿線の学生もけっこう気軽に乗れるというのもあるのかもしれません。

2号車の湯田中寄りは車椅子対応席となっています。最近の特急型車両にある車いす対応席は、進行方向に応じて向きが変えられるものが多いですが、この座席はこの方向を向いた状態(湯田中行きの場合、進行方向に面した方向)で固定されています。

各座席の背面には、この座席のメーカーである「コンパン」のシールが貼られています。フランスと日本の国旗があしらわれたもので、これはJR時代から貼られていました。

車内設備

天井の様子。照明は間接式です。やけにすっきりして見えるのは、荷物棚がハットトラック式のためでしょうか。

そのハットトラックを展開した状態。スーツケースなどの大荷物を格納することを想定したものと思われますが、長野電鉄に移ってきてからはあまり使用されていないためか、動きがギクシャクしている棚がいくつか見受けられました。

各座席には読書灯とスポット空調が備わります。

1号車 個室「Spa猿〜ん」

元ロマンスカーだった>>長野電鉄1000系「ゆけむり」の目玉設備が“展望席”なら、「スノーモンキー」の目玉設備はこの個室席「Spa猿〜ん」といっても過言ではないかもしれません。成田エクスプレス時代にあったグリーン個室は、長野電鉄に移籍してからも使用されており、個室料金1000円(+人数分の特急料金)で利用できます。JR時代の割高な料金を考えれば、かなりお得と言えるのではないでしょうか。
写真は個室へ続く通路の様子。なお、この個室は通常は施錠されており、個室券を車掌の方に提示して鍵をあけてもらって利用する形になります。

というわけで個室内部の様子。4人分の超大型シートがボックス状に配置されています。元々この個室はVIPの利用を想定して作られたもののため、当たり前なのかもしれませんがかなりゆったりとした作りです。4人で利用しても窮屈さは全く感じないように思います。

座席の様子。座席はひじ掛けにもモケットが回り込んだ相当に豪華な仕様になっています。また、リクライニングは電動となっており、中央ひじ掛け部分のスイッチで操作できます。価格のわりには相当充実した設備になっており、長野から湯田中までの40分ほど、気の合うグループでここでささやかに盛り上がるのも、決して悪くはなさそうです。
成田エクスプレス時代は、赤い「N'EX」のロゴ入りの座席カバーがかけられていましたが、長野電鉄への移籍後は白いビニール製のものに交換されています。

リクライニングは座面が前にスライドすることによる方式です。手前の座席がフルリクライニング状態で、若干ながら座面が前にせり出ているのがお分かりいただけるかと思います。

リクライニングスイッチのアップです。同時期に導入されたJR東日本>>251系「スーパービュー踊り子」のグリーン個室でも同じデザインのスイッチが使用されています。

中央にはテーブルが備わります。この車両がデビューした時期的に、まだノートパソコンを置いて作業するなどといった発想がなかった頃の車両のため、そこまで大きいものではありません。

座席上にはハットトラック式の荷物棚が備わります。このハットトラック、展開するとやや斜め下向きになるので、荷物が滑り落ちないように注意が必要そうです。

座席上には人数分の読書灯が備わります。

この個室は、一応ドアで完全に外と仕切ることができますが、鍵を内側から施錠することはできません。しかし、プライバシーの観点から、スイッチにより通路に面したガラスをスモークガラス化できる機構がついています。写真は左側がスモークガラスOFF状態(透明)、右側がON状態(半透明)です。
長野電鉄の特急は、朝夕の時間帯は何だかんだでかなり混雑し、立ち客が個室の前まで溢れてくることが多々あります。デフォルトではこのスモークガラスは「OFF」に設定されていますが、利用者の多い時間帯は「ON」にした方がいろいろな意味で良いような気がします(笑)。

項目

  • 1号車 車内・デッキほか
  • 2・3号車 車内・1号車 個室席

撮影日時・場所

撮影日:2014年10月7日
撮影場所:長野電鉄 信州中野駅 「スノーモンキー」1B列車、2B列車 車内

モケット

(↑) 座席モケット

(↑) カーテン

(↑) 個室席 モケット

(↑) 個室席 カーテン

車両概説

デビュー年:2011年2月26日

長野電鉄で使用されていた特急用2000形の置換用として、JRから「成田エクスプレス」で使用されていた253系3両編成2本を譲り受けて2011年にデビュー。

長野電鉄への入線にあたり、ワンマン化改造、寒冷地での運行への対応などが施されているが、それ以外は内外ともに253系時代から大きく変更されていない。

編成は3両で、JR時代から個室席を除き全席普通車。また湯田中方1号車の個室席は「Spa猿〜ん」としてそのまま残されており、1部屋1000円(及び人数分の特急料金)で利用できる。

なお、長野電鉄への入線にあたり、2号車にあったトイレ、洗面台などは閉鎖されており使用できない。

編成は2本が在籍しており、ほぼオリジナルを保っているE1編成と、長野電鉄オリジナルのカラーに塗色変更されたE2編成が在籍する。

長野電鉄では時刻表に「スノーモンキー」と表記されるA・B特急のみに充当されており、本系列への乗車には基本的に特急料金が必要。

車内には個室内専用のLED表示があり、ここに次駅案内などが表示されています。

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項目

  • 1号車 車内・デッキほか
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