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京成電鉄AE型「スカイライナー」
成田空港への高速新線「成田スカイアクセス線」の開業に伴って、京成が送り出した新しいスカイライナーがこのAE形です。私鉄で唯一160km/h運転を行う車両として登場当初はかなりもてはやされましたが、最近はその駿足ぶりも次第に定着してきのか、すっかり空港特急の顔として定着してきた感があります。
一部車両の側面には、ご覧のとおりスカイライナーのロゴが。あえて筆で書いたような「S」の文字や、iの字の点部分が日の丸を意識した赤いものになっているなど、随所に(海外旅行者が思う)「日本らしさ」のようなものが盛り込まれているのが特徴です。i の赤い点はともかく、この筆書きの「S」の字は、主に初めて日本に降り立った欧米人になかなか好評のようで(苦笑)、成田空港駅では写真を撮っているグループなどを見かけました。
車内・座席 というわけで車内の全景から見ていきます。車内は濃紺を基調としたシックな雰囲気で、青系の車内にありがちな「寒々しさ」のようなものはあまり感じない仕上がりはさすがといったところでしょうか。写真では完全につぶれてしまっていますが、内装は小田急ロマンスカーVSE・MSEに似たヴォールトタイプのものが使われています。小田急のロマンスカーとこの車両、登場時期は比較的近いので、これからヴォールト型の天井が流行るのかと思いましたが、実際のところはそうでもないようです(笑)。
車内を反対から見るとこんな感じ。座席背面はアルミパネルが使われており、テーブルなどと一体成型になっています。低コスト、メンテナンス、見栄えの良さなどを両立する上で、一つの「落としどころ」がこの形状だったのかもしれませんが、どことなくLCC航空会社の座席に見られるような、何とも言えない「安っぽさ」がかえってにじみ出てしまっているのはいささか残念な気がします。
てなわけで座席を見ていきます。グレーベースの座席に丸みを帯びたひじ掛け、(良い言い方をすれば)斬新な座席背面まわりの処理など、デザイン的にはまぁ悪くはないのですが、実のところの座り心地は残念ながらそう大したものではありません。
車端部区画の様子。座面には高速走行時における底突き感を軽減するために、新設計のバネックスが採用されています。これはなかなか頑張っているようで、実際に160km/h弱での走行中も思ったほどお尻周りに振動は感じられませんでした。車内誌などが入っている網ポケットは窓際の座席下に設けられていますが、あえてこの位置に設置された理由は何なのでしょう?(笑)おとなしくテーブル下につけてしまってもよかったような気がしますが…。
車端部のテーブルをアップで。収納されているものを手前に展開して使う形式です。最近、特急各車両で見られるようなノートパソコン対応の大型テーブルに見慣れていると、妙に小さく見えてしまう気がします。
座席の台座部分にはコンセントが設けられています。気の知れた二人で乗るならまだしも、知らない人が隣に座っている状態で、このコンセントを使うためにごそごそと身をかがめるのはかなり勇気のいるように思う今日この頃です(笑)。
車いす対応区画 5号車は車いすに対応した区画が設けられているため、乗降用扉の幅は通常のものより広めにとられています。
で、その車いす対応区画の様子。写真右の座席を1列潰して、車いす利用者向けのスペースが設けられています。
で、その車いすスペースの様子。車いすでの利用に対応した座席があるのではなく、車いす用のスペースを設けて対応する形です。写真は上野行きで撮影していますが、成田空港行きで座席が逆にセットされる場合は、車いすスペース直近の座席に座った人のテーブルがなくなってしまうため、その代替として窓枠に小さなテーブルが設けられています。
仕切り扉・案内表示 デッキと客室の仕切り扉はこんな感じです。写真ではやや分かりにくいですが、和紙のような模様が入っているのが特徴です。
案内表示はLCDモニタとなっており、たまに前面展望も放映されています。もっとも、映像処理の関係なのかは知りませんが、こちらのモニタに表示される景色は、実際のそれよりもやや遅れて表示されます(苦笑)。 車内設備 天井の様子。天井は先述したようなヴォールト形となっているほか、照明は間接式のものが採用されています。
座席番号シールの様子。
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