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京王電鉄9000形「京王線」(9736編成以降)
京王電鉄で使用されてきた6000形の置換用として2000年にデビューしたのが9000形です。8両編成と10両編成が存在し、8両は京王線内のみ、10両は加えて都営新宿線への直通運転にも使用されているため、意外と活躍範囲の広い車両だったりします。
車体側面の様子。ステンレスのビード(横向きに走るデコデコ)、戸袋窓など>>8000形までの仕様は完全に廃されています。良く言えばシンプル、悪く言えばパッと見でかなり“のっぺり”した印象を受けます。
行先表示の様子。こちらは表示機が若干大きくなった9736編成以降で見られます。
車内(9736編成以降)
というわけで車内を見ていきます。9000形には大きく分けて3パターン(「8両編成」「初期に製造された10両編成」「後期に製造された10両編成」)がありますが、こちらでは後期に製造された10両編成(2008年以降)の車内を見ていきます。
座席はこんな感じ。「“薄っぺらい座面”と“妙に成形された背もたれ”」は、最近のJR東日本の車両でもよく見かける組み合わせであり、このへんうまく「最近のトレンド」を投入しているなと感じます(笑)、掛け心地は言うまでもなく固め、大げさな言い方をすれば板の上に腰かけていると言っても過言ではなく、実際の居住性はそう大したものではありません。
座面、背もたれのアップ。身体の形に合わせて成形されており、特に座面は一人あたりのスペース部分に微妙な凹凸をつけることにより、脚を投げ出しにくい仕組みになっているようです。勿論、「なっているようです」というところがポイントです(笑)。 優先席区画「おもいやりぞーん」
車端部は全て優先席「おもいやりぞーん」となっています。車端部は4人がけとなっていますが、これは“京王の伝統”と言っても過言ではない仕様で、いまだに変更される気配がありません(笑)。これまでの京王の「標準仕様」でもあった連結面の窓が廃止されているのが最大の特徴で、消火器が>>8000形以前から相も変わらず妙に高い位置に設置されているなど、「まぁある程度は他社のトレンド入れるけど、こだわるところは絶対に捨てないからな」というような京王の気概すら感じる仕上がりになっています(そんなわけない)。
んで、優先席部分はこんな感じ。この4人がけ席、見るたびに「あぁ、京王だなぁ」と感じるポイントです(笑)。
優先席「おもいやりぞーん」部分のつり革は見ての通り、黄色いものが使われています。
優先席、おもいやりぞーんのピクトグラムなど。
優先席がある車端部つながりで連結部分の様子を。こちらは踏み台部分が黄色く塗装されたものになっています。利用者に「ここに立たないで」的な注意喚起を促すためのもののようです。 2・9号車 フリースペース 2・9号車は車いすやベビーカー向けのフリースペースが設けられています。写真は該当区画のドア脇ですが、それぞれ貼られた時期が違うためなのか、3枚とも微妙に色味が異なっているのが面白いところです。
で、フリースペースの区画の様子。フリースペース側と優先席側のつり革の位置が異なっているのも京王らしいポイントで、>>7000形、>>8000形でも見られます。
フリースペースのアップ。ヒーターがないためか妙にすっきりしていますねぇ。
その他の車内設備 天井はこんな感じ。天井も白ベースでコーディネートされています。
荷物棚の様子。
各車両には非常通報機が備わります。首都圏の鉄道会社では車端部の壁に設けられていることが多いですが、利用者の操作性としてはこちらの方がいいような気もします。
座席両端の仕切りを撮影してみました。 ドア ドアの様子。>>8000形以前とは異なり、ドアは金属無塗装のものが用いられています。ドア上にはLCDモニタが2面設けられていますが、初期車はLED表示板になっているなど、製造時期によって若干差があるようです。 |
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