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HOME > 鉄道・バス車内写真 > 私鉄 > 京王電鉄7000形「京王線」

京王電鉄7000形「京王線」

京王線の各駅停車のサービス向上という位置付けで1984年にデビューしたのがこの7000形です。最近は各種の近代化工事が施行され、また特急から各駅停車まで幅広くこなすオールマイティーな車両として、日々京王線の輸送を支えています。
何だかんだで初期の車両は登場から30年が経過し、6000形なき後は京王線のもはや「最古参」の車両となりましたが、置換の話はいまだに聞こえてきません。この車両も当面の間は京王線での活躍が続きそうです。
写真は深夜の北野駅で発車待ちの7000形。写真は特急運用のため、急行灯(前部の窓上にある小さな2灯)を点灯しています。ヘッドライトと合わせて4灯を点灯したスタイル、なかなかサマになっていますねぇ。

車体側面の様子。デビュー当初は現在とは異なる赤色の帯を巻いていましたが、2002年から京王線のコーポレートカラーである「京王レッド」「京王ブルー」に変更されています。

行先表示の様子。種別表示と行先表示が別個に独立したものが使われています。

車内(2006年以前リニューアル施行車)

7000形は2001年から2012年にかけて内装面でのリニューアル工事が行われています。大きくわけて2006年度以前に工事が行われた車両と、2007年以降に施行された車両で内装が異なっていますが、このページでは、2006年以前にリニューアルされた7000形の車内を見ていくことにします。
さて、写真は車内の全景。床材、化粧板、座席モケットなどが大きく変更されており、パッと見では1980年代デビューの車両に見えないのはさすがという気がします。明るいパープルの座席モケットのためか、車内は夜でもわりあい明るい方です。

ドア間の7人がけ座席の様子。パッと見では分かりにくいですが、座席は着座位置に合わせて成形されたバケット構造が採用されています。リニューアル時に座席のクッション系が全交換されたためか、沈み込みはそこまでなく、安定した掛け心地です。
座席まわりの手すりはリニューアル前から変わっていないため、カクカクした昔ながらのデザインが残っています。しかし、座席中央部分になぜか曲線スタイルの手すりがある点に注目。こちらは、リニューアル改造後に追加で取り付けられた手すりになっています。せっかくなら周囲のデザインに合わせても良かったような気はしますねぇ。

座席中央手すりの取り付け方はこんな感じ。後付けされたもののため、仕方ないと言えば仕方ないのですが、いかにも「後から付けました」感がひしひしと伝わってきます(笑)。

座面の様子。このアングルでも分かりやすいとは言い難いですが、それぞれの着座位置に合わせて座面が微妙に成形されているのがお分かりいただけると思います。

優先席区画「おもいやりぞーん」

車端部区画は優先席となっています。京王電鉄ではこの区画を「おもいやりぞーん」と呼んでおり、妻面(隣の車両に面したところ)の窓にも黄色いシールが貼られています。
座席とは関係ありませんが、消火器が妙に高い位置に設置されています(目測170cmくらい)。9000形などでも同じような位置に設置されているので、これも“京王仕様”の一つなのかもしれませんが…、しかし非常時に安全に取り出しできるのか、妙に気になって仕方ない今日この頃です(笑)。

優先席の様子。こちらはいわば「京王標準仕様」の4人がけとなっています。写真は優先席のピクトグラムと合わせて紹介するため、あえてカーテンを開けたまま撮影しています。

で、そのカーテンを閉めた様子。他の鉄道会社ではだいたい3人がけ席があてがわれることの多いこの区画に4人がけを無理やり突っ込んでいるので、ドアと座席の間にはわずかな距離しかありません。写真で一番右側の座席に座っている時に、ドア脇に立ったお客さんがよっかかってきた時はかなり悲惨なことになりそうです…(苦笑)。

優先席のピクトグラムと「おもいやりぞーん」のシールの様子。車内放送では単に「優先席」として案内されており、高尾山口から新宿まで私が乗り通した間で「おもいやりぞーん」の名はついに一度も出てきませんでした。「おもいやりぞーん」のシールも申し訳程度に貼られた感がありますし、この名称が一般の利用者にどの程度浸透しているのかは気になるところです。

2・9号車 フリースペース

2・9号車は車いす、ベビーカーの利用者向けのフリースペースが設けられています。元々はこの区画にも座席がありましたが、リニューアル工事の際に新たに設置されました。

そのフリースペースのアップ。手すり、非常通報機などの新設が行われていますが、(エアコンなど)それ以外の設備は特になく、小ざっぱりした雰囲気にまとまっています。

車いすマーク、ベビーカーマークのピクトグラムのアップ。車いすマークがビス止めされた「プレート」なのに対し、近年貼り付けられたベビーカーマークは単なる「シール」です。どうせならこの際、両方ともシールに貼り替えてしまってもよかったような気がしますが…(笑)。

フリースペース部分の天井を見てみます。フリースペース側と優先席側で、つり革の取り付け位置が異なっていますねぇ。

その他の車内設備

天井の様子。基本的な構造はリニューアル前から何ら変わってはいませんが、化粧板が8000形や9000形に近い白いものに交換されています。そのためか、古めかしい雰囲気はほとんど感じません。白の威力ってすごいな…というのは冗談ですが、リニューアル工事で「古さ」を極力カバーしようとした努力が垣間見えるポイントです。

荷物棚の様子。こちらはデビュー当初からこんな感じのようです。

通路の様子。床材は座席付近と通路中央部分で色が異なっており、座席に座った人が(心理的に)脚を投げ出しにくくするという効果を狙ったもののようです。もっとも、取材時に車内を見渡してみた限りで、この「2色床」が効果を発揮していると思われる場面には一度も遭遇しませんでした(苦笑)。

つり革の様子。リニューアル時に交換され、現在は全て三角型のもので統一されています。

床面には点検用のフタが設けられています。この車両がデビューした1984年はよく見かけるものでしたが、最近はめっきり見かけなくなりましたねぇ。

ドア

ドアの様子。ドアそのものはデビュー当初から変わっていませんが、リニューアル工事に伴ってドア上にLEDによる案内表示機が設けられました。車両によってはLCDモニタが設けられたのもあるようですが、こちらは撮影でき次第紹介します。

LED表示機のアップ。駅名表示、乗り換え案内のほか、他社線を含めた運行情報の表示にも対応しています。

撮影日時・場所

撮影日:2016年04月26日
撮影場所:京王線 北野駅 車内

モケット

(↑) 普通席モケット

(↑) 優先席モケット

車両概説

デビュー年:1984年

京王線系統の各駅停車のサービス向上を図って車両として1984年に登場。

京王線で使用する車両としては、井の頭線を除いて初のステンレス車体を用いている。2000年代以降、VVVFインバーダー制御への換装、内装のリニューアル工事などが行われ、近代化が図られた。

各駅停車用として登場した本系列であるが、2001年以降は種別を限定しない運用に変更されて以降は、京王線の特急、準特急から普通列車まで幅広く使用されている。

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