鉄道・高速バス 車内・座席写真のサイト |
||
|
京王電鉄8000形「京王線」
20年ぶりの京王線フルモデルチェンジ車として、1992年に華々しくデビューを飾ったのがこの8000形です。それまでの>>京王7000形などとは一線を画すデザインが採用されたこともあり、しばらくは京王の広告などでも引っ張りだこだったそうです。デビューから20年以上が経過した今も、後にデビューした9000形よりも広告で見かけるのではないか、と言っても過言ではないほど(笑)、今も主力級の活躍をしています。
車体側面の様子。京王のコーポレートカラーである「京王レッド」「京王ブルー」の帯を巻いていますが、このカラーリングを採用したのはこの8000形が初とのことです。
行先表示の様子。デビュー当初は字幕式でしたが、後にLED式を経て現在は全車がフルカラーLEDに統一されています。
車内(2008年頃リニューアル施行車)
というわけで車内の様子。8000形は2008年頃に内装の更新工事が行われており、現在はほぼ全ての車両がこの内装に統一されています。
というわけで座席の様子。座席はバケットシートになっており、固めのクッションと滑りにくいモケットのおかげで、着座した時の感覚は思いのほか悪くありません。
優先席区画「おもいやりぞーん」 車端部区画は優先席区画「おもいやりぞーん」となっています。こちらは座席モケットが青系のものになっていたり、つり革が黄色くなっているなどの差異はあるものの、それ以外は一般席区画と大差はありません。
優先席の様子。車端部が4人がけとなっているのは京王電鉄の標準仕様です。また、連結面にも窓が設けられていますが、この車両がデビューした1992年頃は、全国的にも連結面の窓を廃止する方向で進んでいた時期のような気がします。
優先席のカーテンを閉めた状態で撮影するとこんな感じ。カーテンにはあのシルバーシートのロゴがプリントされたものがいまだに使われています。現在、京王ではこのマークを公式には使用していないようですが、これはデビュー当時からの名残なのでしょうか。ともあれ、首都圏ではあまり見られないカーテンであることは間違いないので(笑)、お客さんがいない時にでも見てみると面白いと思います。 2・9号車 フリースペース 2・9号車は車いす、ベビーカーの利用者向けのフリースペースが設けられています。つり革の取り付け位置が、優先席のある側と車いすスペース側で異なっていたり、消火器が妙に高い位置に設置されているのは京王の車両ではよく見かける仕様ですねぇ(笑)。
フリースペースの様子。手すり、非常通報機などが配されています。
車いすマーク、ベビーカーマークのピクトグラムをアップで撮影してみました。このベビーカーマークも最近はすっかり見慣れたピクトグラムの一つのような気がします。
「おもいやりぞーん」のシールの様子。京王電鉄では、優先席や車いすスペースなどの区画を総称して「おもいやりぞーん」と呼んでいるようです。
その他の車内設備 天井を見上げます。空調のある部分、無い部分ともに一直線のラインデリアが配されているため、視覚的な連続感を感じます。
荷物棚の様子。
座席表面の様子。体の形に合わせて成形されている、いわゆるバケット構造になっているのがお分かりいただけるかと思います。
通路や座席手すりの様子。座席下の床部分に線が引かれているのは、座席に座った人が心理的に脚を投げ出しにくくする、という効果を狙ったもののようです。>>京王7000形では床面の色を変えていましたが、この8000形では単にラインが引かれているのみとなっており、このような系列ごとの違いは見ていて興味深いところです。
新設された手すりの取り付け部分はこんな感じ。>>京王7000形の項でも書いたような気がしますが、一目で「後付け」と分かるような雰囲気ですねぇ(笑)。
つり革の様子。デビュー当初はなぜか黄緑色のものが使われていたそうですが、近年はどこでも見かけるおとなしいデザインのものに交換されています。
座席両端の仕切りをアップで。こちらは先述の通り、2008年頃の改造で取り付けられたもので、それ以前は>>京王7000形のそれと似た、単なる金属製のポールによる仕切りでした。この大型仕切り、最近は鉄道各社ですっかり“流行り”となった感がありますが、そのためかこの仕切りがあるだけで見た目の「古めかしさ」が一気に軽減されるように思うのは私だけではないはずです(笑)。 ドア 乗降用ドアの様子。ドア上にはLEDによる案内表示機が設けられていますが、これは2001〜2003年頃にかけて改造で取り付けられたものです。
ドア挟みを防止するためのシールも貼り付けられています。よーく見ると、泣いている電車もちゃんと8000形になっているのですねぇ(笑)。 |
||
|
||
copyright(c)2002- Nukezo, All Right Reserved. |