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HOME > 鉄道・バス車内写真 > 私鉄 > 富士急行2000系「フジサン特急」

富士急行2000系「フジサン特急」 - 普通車・トイレ・その他編

デッキの様子。展望席のある1号車は、ドア脇に「展望車」と書かれたサボが入っています。まるで「フジサンクン」のお出迎えを受けて乗車するかのようです(笑)。

一般座席(1〜3号車)

さて、変わってこちらが普通座席車の様子です。大型の座席が2+2配置で並んでいますが、それもそのはずでJR時代はグリーン車として使われていたためです。
基本的にJR時代からは大きく手を加えられておらずそのまま使用されています。富士急行への移籍当初は、座席カバーは単なる白いものが使用されていましたが、あとに「フジサンクン」のロゴが入った専用のものに交換されました。

車内を反対側から見るとこのようになります。

というわけで、こちらが座席定員車として使用される1号車の座席の様子。写真で見ていただいても分かりますが、シートピッチは1350mmで、足を目いっぱい伸ばしても前の座席にはたどり着かないどころか、ここまで広いと逆に落ち着かないほどの広さです。
座席そのものの横幅はそこまで広くはありませんが、掛け心地は、詰め物が元々柔らかいためか、それとも単にヘタってきただけなのか、かなりフカフカしていてかなり良いです。
座席の付帯設備はインアームテーブルのみとなっています。座席背面に網ポケットもありますが、シートピッチが広すぎるためやや使いにくいです(笑)。

またしても普通車座席ですが、こちらにはインアームテーブルがありません。これは私の撮影時の出し忘れでも何でもなく(笑)、自由席として使用される2・3号車ではひじ掛け部分がビス止めされており、インアームテーブルが展開できなくなっています。一応、自由席は特急料金が100円安いのでその差別化を図る目的があるのでしょうか。それ以外は特に1号車のそれと変わりありません。

車端部の区画はこんな感じです。

各座席には「フジサンクン」を描いた座席カバーがかかっています。写真だと分かりにくいですが、ちゃんと顔も描かれています。

座席車 その他の車内設備

天井を見上げます。照明は間接式ですが、この手の間接照明は1980年後半〜1990年代前半にかけて特急列車などでもやけに流行ったデザインのような気がします。

通路の様子。座席は通路より一段高いところに設置(いわゆる「ハイデッカー構造」)されています。

2号車の富士山駅寄りにはなぜか「優先席」のステッカーが貼られた区画が。自由席でも「優先席」という概念があるのは珍しい気がしますが…、座席カバーを色違いのものにするなど、もう少し「優先席である」ことを目立ちやすくしてもよかったような気がします。

2号車の大月・河口湖寄りには、デンと自動販売機が鎮座しています。ここまで堂々と置かれている自動販売機も逆に珍しいのではないでしょうか(笑)。

デッキと客室の仕切り扉の様子。左手にはスクリーンがついており、停車駅案内などが行われています。
ドア上には号車表示や座席種別、禁煙表示などがシールで貼られています。なお、パノラマエクスプレスアルプス時代はこの部分にデジタル表示の時計と速度計があったそうです。

2号車 個室席(指定室)

2号車の富士山駅寄り、パンタグラフの下部分には6名まで使用できる個室が一部屋あります。パノラマエクスプレスアルプス時代は、体調不良の利用者向け、あるいは団体列車での運用時に幹事の詰所などとして使用されていたそうです。利用には1000円の追加料金が必要です。

入口部分の様子。入口には単に「指定室」と書かれており、また富士山を途中で書きかけたまま放置したような(笑)なんとも言えないロゴがついています。

個室の全景の様子。一応定員は6人ですが、6人で使用するとやや手狭な感じもします。

ソファーのアップ。座り心地は単なるソファーというか、やけに沈み込みの強いソファーなので、車内にいるというよりかはどこかの応接間にいるような気分になります。
私も河口湖からの帰り、一人でこの個室を使ってみましたが、一人で利用する分にはなかなか快適な個室でした。ただ、お話を伺った車掌さんによると、個室席そのものがあまり利用者に認知されていないようで、あまりこの部屋が埋まることはないそうです。乗車券と特急券は人数分必要ですが、個室券は1人でも6人でも一律1000円と、人数が増えるほどお得な個室なだけに、もっと良さが知られてもいいような気はします。

天井には例によって扇風機がついているほか、窓下には暖房装置が備え付けられています。テレビもありますが、私が乗車した時は特に何も表示されませんでした。

デッキの様子です。洗面台は右手側に備わります。

洗面台のアップ。こちらは「ウォッシュフジ」という名前がついているそうです(笑)。

で、こちらは「フジレット」もといトイレの様子。トイレはウォームレットに改装されています。

項目

  • 展望席・ラウンジ
  • 普通車・トイレ・その他

撮影日時・場所

撮影日:2014年4月13日
撮影場所:富士急行線 河口湖駅 「フジサン特急」 車内

モケット

(↑) 展望席 座席モケット

(↑) 展望席 カーテン

(↑) ラウンジ 座席モケット

(↑) ラウンジ カーテン

車両概説

デビュー年:2002年

「フジサン特急」とは、富士急行で運行されている特急列車、及び使用される2000系のことを指す。
元はJRの165系「パノラマエクスプレスアルプス」として活躍していたが、JRからは2001年9月2日を最後に引退。その後同年9月4日に富士急行へ引き取られ、同線で使用するための改造が施され、2002年2月にデビューした。

編成は3両。JR時代は3両編成を2つつなげた6両でほぼ運行されていたが、富士急行に移籍後に分割され、2編成で運行された。編成の向きはそのままのため、編成ごとにパノラマ車の向きが逆になっていた。また、急勾配に対応したブレーキ強化、寒冷地でも対応できる機器へのヒーター新設など、同線の事情に合わせた改造が加えられている。

車体に書かれたフジサンクンは、編成中に1つとして同じ物はなく、すべて「フジ江さん」「フジオニ」「フジランラン」などの名前がついているのが特徴。

車体のフォルムはパノラマエクスプレスアルプス時代から変わっていない。また、車内も「フジサン特急」のステッカーが貼られているなど以外は、基本的にパノラマエクスプレスアルプス時代のまま使用されており、全体的なクリーニングを行った程度とのこと。

富士急行に移籍してから10年以上に渡り、富士急行の看板列車「フジサン特急」として活躍してきたが、老朽化・経年変化などにより、小田急20000形「RSE」車への置換が予定されている。この置換が完了すると、2000系は引退の予定。なお、2014年2月に、1編成が引退し、以降は残る1編成のみでの運行が続いている。

車内にあるトイレの案内表示。やけにのっぺりした面持ちのフジレット、私はなかなか好きです(笑)。手作り感たっぷりの案内表示が良い感じです。

<<展望席・ラウンジをもう一度ご覧になる方はこちら。

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