キハ40形「只見線(会津若松口)・磐越西線」
福島県の会津若松から新潟県の小出までを結んでいるのが只見線ですが、会津川口〜只見間は2011年の新潟・福島豪雨により現在も不通となっています。今回取り上げるのは、このうち会津若松〜会津川口間で運用されていたキハ40形。会津若松を拠点に只見線のほか、間合い運用で磐越西線の一部区間にも顔を出していました。
塗色は、石巻線や大船渡線など、かつて南東北エリアでよく見られたいわゆる「東北地域本社色」です。“本家”であった小牛田所属車が全て転出した後は、この会津若松地域が最後の“生き残り”だったのですが、2020年3月のダイヤ改正で引退。これにより、JR移行後から見られたこのカラーは完全に過去帳入りしてしまいました。
写真は夕方の会津川口駅で発車待ちの様子。メンテナンスがしっかりされていたためか、車体は最末期まで、非常にきれいな状態を保っていたように感じます。さっそく車内を見ていきましょう。