キハ47形「新潟地区 クロスシート車」
新潟地区の非電化路線は、2010年代に入ってもまだまだキハ40系列が主流でした。磐越西線や只見線といった非電化路線はもちろん、電化されていながら交流・直流区間が混在する羽越本線の普通列車にも使用されるなど、幅広いエリアで活躍。「青春18きっぷ」での旅行でお世話になった方も多いのではないでしょうか。
しかし“寄る年派”には抗えなかったのか、2010年代後半に入ってから後継車の導入が一気に進行。2020年3月での完全引退も発表されました。かつて「国鉄型大国」とも呼ばれたらしい新潟のJR各線も、確実に車両の世代交代が進んでいるということなのでしょう。
さて、このページではそんな新潟エリアのキハ47形を扱います。キハ47形とは、いわゆる「キハ40系列」のうち、「ドアが両開き+片運転台」の車両です。こちらは昔ながらのクロスシートを最後まで残しており、車内に入るととても“令和の時代”とは思えないノスタルジーを感じたものです。さっそく見ていくことにしましょう。