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HOME > 鉄道・バス車内写真 > JR東日本の在来線 > E233系3000番台「東海道・宇都宮・高崎線」

E233系3000番台「東海道・宇都宮・高崎線」

東海道線、高崎線、宇都宮線などで使用されていた211系の後継として登場したのがこのE233系3000番台です。最近は数が増えてきてよく見かけるようになったものの、実は2008年頃に東海道線で登場したのが最初です。
2010年にもまた1本増備されたものの、それからしばらくはその2本だけで、新型車両にしては珍しいほど“影の薄い車両”として(笑)、細々と限られた運用のみで活躍していました。しかし、2012年以降、高崎線や東海道線に一気に投入され、最近はようやく主力車両という感じになってきたように感じます。
写真は大船駅で停車中のE233系3000番台。数が増えてきたとはいえ、東海道線ではまだまだE231系と比較して少数派で、よく見かけるわりになかなか乗れない車両であるような気がします。当ページではそのE233系3000番台の車内を見ていきましょう。

行先表示の様子。E233系3000番台は、普通列車でも種別が表示されます。写真は普通列車のため緑色ですが、快速アクティーの場合は赤、通勤快速の場合は紫がバックカラーとなります。

4・5号車 グリーン車2階席

というわけでまず2階席の車内からご覧いただきます。車内には、見ての通り青いモケットの座席がズラリと並んでいます。車内が白やグレーなど無機的な色調であるためか、青の座席はかなり際立って見えます。同じくブルーのカーペットも相まって、車内は昼間を中心にかなり爽やかなイメージになるように思います。

車内を反対から見渡すとこんな感じです。比較用に夜間に撮影した写真を紹介してみました。

座席の様子です。基本的にはE231系と同一で、写真だけを見てE231系のグリーン車かE233系のそれかを見分けることはほぼ不可能と言って間違いありません。付帯設備は背面テーブル、カップホルダー、コートかけなどとなっており、シンプルながらも付帯設備面ではかなり充実しています。
なお、写真の座席は展開時のテーブルがやや斜めになっていますが、これは私の撮影ミスではなく(笑)、これが展開できる最大でした。この座席以外にも、テーブルを展開するとやや斜めになる個体がちらほら存在します。こういった細かいところの「詰めの甘さ」は、いくら普通列車とはいえ、アッパークラスたるグリーン車だけに、やや残念なところです。

車端部の様子。テーブルは展開式のテーブルが各座席に一つずつ備わっています。カップホルダーや網ポケット、コートかけの類は一切ないほか、足元もそこまで広い空間ではないため、居住性は他の区画に比べて劣る気がします。

天井の様子。天井はE231系グリーン車の後期増備グループやE531系で見られるのと同じく、穴がたくさんあいた金属製のカバーになっています。
蛍光灯の器具が見えないという点では、従来の樹脂製の方がいいような気もしますが、経年による黄ばみや耐久性を考えると、こちらの方が良いということなのでしょう。照明がE217系やE231系の初期〜中期増備グループのそれに比べてやけに白っぽく見えるのはこのためであると思われます。

各座席の上にはSuicaグリーン券用のSuicaリーダーが備わります。写真では赤ランプが点灯していますが、こちらにグリーン券情報を記録したSuicaなどをタッチすると緑ランプに変わります。

通路の様子。カーペットは通路部分のみに敷かれていますが、素材があまり厚くないためか、車内を歩くときの騒音はそこまで軽減できていないような気がします。

車内からデッキ方向を見ます。階段はらせん状となっており、視覚上はデッキと車内が隔絶されているものの、デッキの騒音は容赦なく車内に響き渡ります(笑)。静かに過ごしたい方は、なるべく車内の中央部分に座ると良いと思います。
なお、この階段部分の照明がE233系では白いものになっています。このタイプは常磐線用のE531系でも見られます。

4・5号車 グリーン車1階席・平屋席

1階席の様子。こちらも、先述した階段部分の照明を除けばE231系のそれと全くと言っていいほど同一です。

車内を反対から見るとこんな感じです。

車端部にある平屋構造のところはこんな感じ。3列または2列のこぢんまりとした空間です。人数が合えば、ちょっとした個室(無論、個室とはいっても他人が入りうる空間であることが前提ですが)のような使い方もできそうです。

1階席はこんな感じ。座席自体は同一ですが、赤いモケットを使っているためかなり印象が異なって見えます。
そういえば座席の座り心地ですが、モケットは固め基調で、また横幅にもそれなりに余裕があるため、実際に着座した感はかなり快適です。シートピッチは970mmで、一般的な特急型車両の910mmに比べて足回りにも余裕があり、リクライニングもかなり深く倒れます。快適性という意味では、普通車のそれとは比較にならないため、あながち570〜980円の投資も悪くはないかもしれません。
なお、座席のリクライニングの戻る速さは、折り返し時の車内清掃のスピード向上を狙ってか、E231系のそれと同じくかなり速めです。

車端部はこんな感じです。

1階席の天井を見上げます。こちらも照明のデザイン以外は取り立てて目新しい点はなさそうです。

平屋部分の天井の様子。こちらは通常のカバー付き照明となっており、E231系などと全く同じです。

1階席は各座席に読書灯が備わります。夜間の時間帯やトンネル走行中はかなり暗くなるため、必要な設備とも思えますが、夜間に乗車してみると、読書灯が点灯しているのがちらほら見られるため、あえてこちらを選ぶ人も少なくないのでしょう。

1階席の通路の様子です。座席は通路より一段高い位置にあるため、段差の部分は黄色くなっています。

その他の車内設備

各座席の網ポケット部分には、なぜかニョキッと輪の形をしたゴムが出ています。これは、背面テーブル上にあるフックに傘をひっかけた時に、傘の下部分がぶらぶら揺れてしまうのを防ぐ(このゴムの中に傘の下部分を入れておくと安定する)ためのもののようですが、果たして一般にはどの程度知られているのでしょうか。せっかくあるので、何か説明書きのようなものを付け加えてもいいような気がします。
ちなみにこのゴムは、常磐線用のE531系でも導入されています。

座席の肩部にはキノコのような形の手かけが備わります。実用性は正直なところイマイチですが…(笑)。

窓と窓の間にはコートかけが備わります。
コートかけとは関係ありませんが、1階は下の方に行くにつれて車体幅が絞られてます。そのため、特に窓側は足元がやや狭苦しい印象を受けます。実際はそこまで劇的に狭いというわけでもないのですが、やや圧迫感を感じてしまうのは(いくら車体のサイズが関係しているとはいえ)残念なところです。

トイレと洗面台

グリーン車とグリーン車が向かい合う4号車と5号車の間の様子。灰色を中心にまとめられており、飾り気や彩の類とは無縁の空間です。一般に、車両の端は台車のすぐ上にあるためにかなり揺れるのですが、E233系3000番台では全車に取り付けられているヨータンパの効果か、このデッキ部分もそれほど揺れない感じがします。

5号車には洗面台が備わります。作りはE231系のそれと同一のようで、特に違いは見受けられません。洗面所脇に鏡がありますが、昔の特急車両に見られるような妙に古めかしいデザインなのか面白いです。

同じく5号車のトイレの様子。幅はそこまで広くはないですが、便器が進行方向に対し斜めに設置されているためか、思ったほどの狭さは感じません。シンプルですがかなり清潔な感じにまとまっていると思います。

デッキと階段

一部デッキには見ての通りごみ箱が備わります。また、E233系のドアは基本的には白く塗装されていますが、グリーン車のドアは従来のE231系と同じく、銀色の無塗装のものになっているのが特徴です。

項目

  • グリーン車
  • 普通車・その他

撮影日時・場所

撮影日:2014年2月7日、同年3月7日
撮影場所:高崎線 上野駅 車内

モケット

(↑)グリーン車 2階席モケット

(↑)グリーン車 1階席モケット

(↑)グリーン車 2階席カーテン

(↑)グリーン車 1階席カーテン

車両概説

デビュー年:2008年

東海道線、高崎線、宇都宮線などで使用されてきた211系の後継用として登場。

車体や走行設備などは先に登場していた0番台や1000番台に準じているが、比較的長い区間に渡って高速運転を行うため、揺れを抑制するためのヨータンパが全車に取り付けられている。また内装は基本的に他のE233系と同一だが、同区間を走るE231系と仕様を合わせるため、車内案内表示装置はE231系と同じLED表示装置が使われている。

編成は10両編成と5両編成があり、最大15両での運転が可能。4・5号車にはグリーン車が連結されているが、基本的な内装などはE231系と同一。

また、E231系との併結運転にも対応しているが、営業運行での実績はない。

東海道線用の編成は国府津車両センター、高崎線・宇都宮線用のものについては高崎車両センターに配置されており、明確に運用が分けられている。
前者は、東京〜熱海・沼津間、後者は上野〜黒磯・高崎・前橋で使用。行先表示では湘南新宿ラインの表示も可能だが、ごくまれに一部区間で代走する場合を除いて同線では使用されない。

なお、2014年度末に開業する上野東京ラインの開通で、今後運行の範囲がさらに広がると思われる。

1階席へ降りる階段の様子。ステップ部分や手すりは黄色くなっており、利用者に注意を促しています。写真ではやや分かりにくいですが、実際に見てみるとかなり際立って見えます。

項目

  • グリーン車
  • 普通車・その他
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