鉄道・高速バス
車内・座席写真のサイト

  • ホーム
    Home
  • 鉄道・バス車内写真
    Train Interior
  • 電車の写真
    Photos
  • 特集・レポート
    Reports
  • ご案内
    Info
  • メール
    Contact
  • リンク
    Links

HOME > 鉄道・バス車内写真 > JR東日本の在来線 > E217系「横須賀・総武快速・内房・外房・東金線ほか」

E217系「横須賀・総武快速・内房・外房・東金線ほか」

続いて普通車をご覧いただきます。車体は裾折り形状となっており、通勤ラッシュ時はこれですこーしばかり定員が増えるそうです(笑)。最近ではすっかり見慣れた感のあるこの車体ですが、JR東日本の新世代車両(209系以降)でこの形状を導入したのは、このE217系が初だったりします。

ロングシート

ではまず編成の大部分を占めるロングシートの車内から見ていきます。車内は当時の最新型であった209系をほぼそのまま受け継いだ仕様となっており、取り立ててツッコむ点は何もありません。
このE217系、一応「近郊型」という位置づけなのですが、その仕様は限りなく「通勤型」に近いということもあって、登場当初は何かと物議を醸したそうです。それまで「近郊型」といえば3ドア・クロスシートつきが、いわば「常識」だったことを考えれば仕方ない気もしますが、その後のE231系が堂々と「近郊型」を名乗って東海道線などに大量導入される流れは、このE217系から始まったわけです。

座席の様子。座席そのものは209系からモケットを除けば大差はなく、沈み込みの少ない着座感もあって座り心地そのものはあまりいいものではありません。209系から比較して、気持ち程度ですが座面の成形がより強いものになっており、身体のホールド性としてはまずまずですが、そこまでのものをロングシートに求めるのは何だか違う気もします。路線柄、長距離の利用者も一定数いるので、最近のE233系などに見られるようなよりクッション性の高い座席への交換がそろそろなされてもいいのではないかと思わざるを得ません。

座席表面の様子。

車端部区画

車端部は優先席と一般席がありますが、まずは一般席から見ていきます。こちらは3人がけとなっています。
座席とは関係ありませんが、消火器があまりにも無神経な出っ張り方をしており、壁際の人の足元にもろに影響してくるのがいるのがなんともはや。後に登場したE231系などではこのあたりも含めて改善されていますが、この車両も最近のE231系、E233系に見慣れると、もはや「一世代前」の車両なんだなぁと感じますねぇ。

で、座席の様子。

優先席区画

かわってこちらが優先席バージョン。つり革は近年黄色いものに交換されています。

優先席の様子。デビュー当初から優先席が増設されたのかは知りませんが、座席下に一般席のモケットがチラッと見えます。
この優先席の柄は、JR東日本の各路線ではもはや見慣れた感がありますが、最初に導入したのは意外にもこのE217系が初です。なぜこのモケットが東日本全体に拡大したのかは知る由もありませんが、そういった意味でこのE217系、外装はもとより内装面でも現在のJR東日本に多大な影響をもたらした車両といっても過言ではなさそうです(笑)。

運転席直後区画

運転席直後はこんな感じです。運転台の前後幅が拡大されているため、こちらは4人がけとなっています。

で、その座席の様子。座席とは関係ありませんが、写真にも写っている「床面の補修後」を最近ちらほら見かけるようになりました。そろそろこの車両も“経年化”が進みつつあるのでしょう。

セミクロスシート(9〜11号車)

変わって(横須賀線側を基準とした場合の)東京寄り3両に設けられているセミクロスシートの車内を見ていきます。<平日は通勤利用で混雑する横須賀線ですが、沿線に鎌倉などを抱える以上、さすがにロングシートだけではまずいと踏んだのか、3両だけ申し訳程度にセミクロスシートが設けられています。
車内はドア間に2人がけ、4人がけボックス席、2人がけという配置になっているため、座席定員だけ取ればロングシートより多くなっています。

セミクロスシートの様子。座席間の幅は1mもないので、普通に座っているだけで向かい側の人とひざがバッティングしやすい構造です(苦笑)。
座席そのものはロングシートと同一ですが、頭にあたる灰色の部分は石のように固く、何も考えずによっかかろうものなら頭を強打します。限られたスペースや予算の中でクロスシートを実現する必要があったのは分かりますが、居住性の面では今一つな評価を付けざるを得ません。なお、このクロスシートの基本構造は、その後のE231系やE233系3000番台でも特に変わることなく受け継がれています。

ドア脇の2人がけの様子。セミクロスシート側にもささやかながらくぼみが設けられており、寄りかかった時に圧迫感を感じにくい配慮がなされています。

その他の車内設備

天井を見上げます。空調部分はFRPのためか、最近はめっきり黄ばみが目だってきていますねぇ(笑)。

荷物棚の様子。

つり革はこんな感じ。E231系などで使用されたものとは異なり、全体的に線の細いデザインになっています。

11・増4号車 フリースペース・和式トイレ

11号車、増4号車はフリースペースと和式トイレが設けられています。照明が少ないためか、この区画は基本的にいつも薄暗いところです(笑)。
トイレともフリースペースとも関係ありませんが、貫通路(隣の車両と行き来する通路)上のカバーが黄ばみに黄ばんできています。写真を撮影したのが比較的初期の編成ということもあるのでしょうが、さすがに製造から20年を経て、各部に疲れが見えてきているのは否めない気がします。

んで、そのフリースペースの様子。

和式トイレ内部はこんな感じ。洗浄方式は循環式のため、昔懐かしい「青い洗浄液」を拝むことができる数少ないポイントです(違)。

1号車 車いす対応トイレ

1号車には車いすでの利用に対応したトイレが備わります。この基本デザインもE217系で確立され、その後のE231系、E233系に受け継がれました。

項目

  • グリーン車
  • 普通車・その他

撮影日時・場所

撮影日:2016年5月31日
撮影場所:横須賀線 大船駅 車内

モケット

(↑) 普通席モケット

(↑) 優先席モケット

車両概説

デビュー年:1994年

老朽化した113系を置き換える目的で1994年に開発された近郊型電車。システム的には209系から進化した系列である。 先頭車は成田線で発生した事故規模を最低限に抑えるよう、運転台を広くし、衝突に強い形式とした結果、現在のルックスに落ち着いた。

11両の基本編成と4両の付属編成を連結して、最大15両編成で運転することが可能である。

で、その内部はこんな感じです。

項目

  • グリーン車
  • 普通車・その他
HOME > 鉄道・バス車内写真 > JR東日本の在来線 > E217系「横須賀・総武快速・内房・外房・東金線ほか」

  • ホーム
    Home
  • 鉄道・バス車内写真
    Train Interior
  • 電車の写真
    Photos
  • 特集・レポート
    Reports
  • ご案内
    Info
  • メール
    Contact
  • リンク
    Links
copyright(c)2002- Nukezo, All Right Reserved.