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HOME > 鉄道・バス車内写真 > JR東日本の在来線 > E217系「横須賀・総武快速・内房・外房・東金線ほか」

E217系「横須賀・総武快速・内房・外房・東金線ほか」

横須賀線で運用されてきた113系が老朽化したことに伴い、当時「新世代通勤電車」として何かともてはやされていた209系をベースに開発されたのがこのE217系です。登場から22年(2016年現在)が経つ現在も、数々の更新工事を経ていまも全車両が横須賀線の輸送を一手に引き受けています。
写真は大船駅で発車待ちの様子。置換の話は全く聞こえてこないあたり、この車両も何だかんだで当分は横須賀線の主として居座り続けるのでしょう。このページでは、そんなE217系の車内を詳しく見ていくことにします。

先頭部分のアップ。209系から比べて運転席の前後幅が大幅に拡大されており、衝撃を先頭部分だけで極力吸収する「クラッシャブルゾーン」の構造を初めて取り入れた車両です。その後のE231系、E233系につながる“礎”を築いた車両といっても過言ではなく、地味なわりに車両の進化の歴史を語るうえでは欠かせない車両だと勝手に考えています(笑)。

グリーン車

グリーン車の外観。着席定員確保のため、ダブルデッカーが2両連結されています。経年のためか、グリーン車のロゴがかなり擦れてきていますねぇ。

グリーン車2階席

では2階席から見ていきましょう。E217系は2006〜2008年頃にかけて内外装の更新工事が行われており、現在は全てがこの内装に統一されています。
座席そのものはE231系のグリーン車と同等のものが使われているものの、モケットはE217系オリジナルのものが採用されています。E231系に比べると、やや青が明るい印象を受けます。

車内を反対から見るとこんな感じ。211系、215系のグリーン車2階席では標準装備だった読書灯が廃止されており、天井部分だけはすっきりとした雰囲気にまとまっています。

というわけで座席の様子。座席そのものはE231系に見られるものとかなり似通っていますが、目につくところでも「コートかけとドリンクホルダーがない」「ソデ体(ひじ掛け部分)や背面テーブルのカラーがE231系のそれと異なる」など、細かいところの違いが見られるのが興味深いところです。思い切ってE231系と完全同一品を使ってしまっても良かったような気がしますが、あえて独自仕様の座席が導入された経緯は気になるところですねぇ。
E217系の座席は、窓際席下に設けられた支柱で支える方式となっていますが、コストカットのためか、座席の台座は更新工事前から変更されていません。そのため、窓際に着席すると足元のクリアランスは思った以上に狭く、居住性そのものは通路側の方が良くなっているように思います。

車端部区画の様子。シートピッチは一応970mm確保されているものの、壁際ということもあって実際に着座してみると写真で見る以上の圧迫感を感じます。
また、この区画の特徴として、テーブルが台形状にカットされた極めて小さいものになっています。窓際の人が出入りする際にテーブルに激突するのを防ぐためなのかは分かりませんが、あえてこのような切欠きがなされた結果、テーブルとしてはかなり使いにくいものになっています。弁当やPCを持ちこむような場合は、この区画は避けた方が無難なような気がします。

グリーン車2階 車内設備

天井の様子。211系のグリーン車では間接照明でしたが、このE217系からは直接照明になり、その後のE231系、E233系にも受け継がれました。

通路の様子。通路部分にのみカーペットが敷かれており、車内を立って歩く際の騒音を軽減してい…ますが、なにぶん薄っぺらいためか、実際のところの効果は今ひとつな感は否めません(笑)。

デッキと客室の仕切り部分はこんな感じ。階段はらせん状に配置されているため、視覚上は車内とデッキが分断されています。

グリーン車1階席・平屋席

変わってこちらが1階席。照度が抑えられた照明、グレーを基調とした車内が相まって、特に夜間はご覧のとおりかなり薄暗くなります。取材していた時も、がらがらな2階席をあえて外してこちらに陣取っているお客さんの姿をちらほら見かけました。眺望は全く望めませんし、階下席ということもあって天井はフラットで開放感の類は全くないものの、「知る人ぞ知る空間」として定着している、ということなのかもしれません。

んで、車内を反対から見渡すとこんな感じ。座席はE231系と似たピンク系のものが使われていますが、こちらもE217系オリジナルのモケットが採用されています。

車端部の平屋席の様子。普通車と接する区画は3列12席、グリーン車同士の区画は2列8席のみの空間です。この区画のみ荷物棚が設けられているのが特徴です。また、人数さえ合えば一種の個室のように使うこともできたりしますが…時折足の不自由な方も乗車されるのでその折は席を譲りましょう(笑)。
なお、この区画はスポット空調や読書灯などの類は特段ありません。

1階席の座席を見ていきます。座席自体はモケットの色違いだけで、それ以外の違いは全くありません。
1階席全般に言えることですが、車両の建築限界の関係から、下に行けば行くほど車体が“裾折り”になっているため、1階席の窓側は得てして足元の空間が狭くなりがちです。E231系では座席中央に支柱が設けられているので「ちょっと狭いかな?」程度なのですが、支柱が窓側席の下にある本系列の場合、窓側の足元の幅は率直に言って、少々悲しいことになりがちです。更新工事の時にこのあたりも改善されないかなとひそかに期待していたのですが…(苦笑)。

車端部の様子。ちなみに平屋席の座席も撮影しているのですが、全く同じ座席であることから本項では割愛します。

グリーン車1階席・平屋席 車内設備

1階席の天井を見ていきます。照明の幅が2階席のそれよりかなり細くなっており、そのためか照度は全体的に暗めです。

1階席独自の設備として、各座席の上部分に読書灯が設けられています。昼間はともかく、夜間はかなり車内が暗くなるので、手元で何か作業をするような場合にはちょっとした「必須アイテム」になりそうな気がします。

通路の様子。1階席は、座席が通路から一段上がった場所に設置されています。いわゆる「ハイデッカー構造」といえばそうなのですが、1階席ですしねぇ(苦笑)。

窓間にはコートかけが設けられています。

デッキ部分 トイレ・洗面台

※ 以下、トイレ内部の写真が含まれます。

グリーン車同士が接する部分にはトイレ、洗面台、乗務員室などが設けられています。

洗面台の様子。グリーン車専用ということもあって、利用者が少ないためか比較的きれいに維持されていることが多い気がします。

トイレ内部はこんな感じ。

項目

  • グリーン車
  • 普通車・その他

撮影日時・場所

撮影日:2016年5月31日
撮影場所:横須賀線 大船駅 車内

モケット

(↑) 2階席モケット

(↑) 1階席・平屋席モケット

車両概説

デビュー年:1994年

老朽化した113系を置き換える目的で1994年に開発された近郊型電車。システム的には209系から進化した系列である。 先頭車は成田線で発生した事故規模を最低限に抑えるよう、運転台を広くし、衝突に強い形式とした結果、現在のルックスに落ち着いた。

11両の基本編成と4両の付属編成を連結して、最大15両編成で運転することが可能である。

グリーン車 階段

デッキから車内へのらせん階段を撮影してみました。手すりはかつてはグレーのものが使われていましたが、更新工事の際にE231系以降の車両に合わせた黄色いものに交換されています。

>>続いて「普通車」へご案内します。

項目

  • グリーン車
  • 普通車・その他
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