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205系「埼京・川越・りんかい線」(ハエ28編成)
最近の埼京・川越・りんかい線(以後、「埼京線系統」と表記)の輸送は2013年から大量導入された>>E233系7000番台が担っています。E233系7000番台の増備はすでに終了しているのですが、なぜかいまだに205系も1本(ハエ28編成)だけ残留し、埼京線の“最年長車両”として、日々埼京線系統の一翼を担っています。
車体側面の様子。ステンレス車体のためなのかは知りませんが、登場から25年以上経過した車両の割には古びた感じが全くしないように思います。
行先表示板はLED化されています。
普通車
さて車内に入っていきます。ハエ28編成を構成する205系車両は全て、JRになってから製造されていますが、あくまで国鉄時代の設計のため、国鉄らしさが色濃く残る車内になっているのが特徴です。
座席の様子。205系ではよく見かける緑系のシートとなっています。経年のためか、さすがにヘタりが来ている感は否めませんが、おしゃれな雰囲気の都会の駅から乗るこんな古めかしい電車、というのも、それはそれでギャップがあって面白いと思います。
車端部
車端部区画の様子。ハエ28編成には車椅子やベビーカー利用者向けのフリースペースがないため、車端部は一般席か優先席のいずれかとなります。
で、その座席の様子。壁側は機器室があるようで、ちょっとした「モノを置くスペース」が形成されています。ただ、私が取材したときも、携帯電話や飲み物などが無造作に忘れ去られているのをちらほら見かけたので、ここに不用意に携帯などを置くのはやめた方が無難な気がします(笑)。
優先席区画
各車両には優先席が備わります。たまにしか運用に出てこないだけでなく、「いつ引退してもおかしくない」とされている埼京線の205系ですが、携帯電話利用マナーの変更に伴って、新しい優先席シールにしっかり貼りかえられています。
優先席区画はこんな感じ。つり革は黄色いものに交換されています。
で、その優先席の様子。座席自体は先に紹介した車端部区画のモケット違いですが、カーテンをよく見ると、カーテンそのものに優先席の案内が表記されているのが分かります。 その他の車内設備
天井の様子。特に飾り気もなくすっきりとした雰囲気にまとまっています。このアングルから見ると、205系の車内が妙に古めかしく見えるのは座席まわりのおかげであり、天井などは現代でも十分通用するデザインであるような気がしますがいかがでしょうか。
荷物棚はこんな感じです。
床面の様子。最近ではすっかり“レア”ものの仲間入りを果たしたといっても過言ではない床下点検用の蓋が設けられています。
非常用ドアコックは座席下に設けられています。ドアコックがドア上に設けられるようになったのはその後の209系からで、それまではドアコックと言えばこの位置が主流でした。
座席上のつり革は昔ながらの丸いものがいまだに健在です。 ドア
ドアはこんな感じ。扉部分は黄色いシールが貼られており、利用者に注意を促しています。
おまけ
夕暮れの大崎駅でE233系7000番台と肩を並べます。何度となく繰り返されたこの光景も、すっかり貴重なものとなってしまいましたねぇ。 |
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