首都圏では中央快速線を筆頭に、各路線へじわじわと増殖し続けてきたE233系ですが、2013年より埼京線でも運用が始まっています。7000番台を名乗りますが、基本的には京浜東北線用のE233系1000番台を、埼京線の事情に合わせてちょこちょこいじった程度のものになっており、初めて見た時こそ「おぉ」と思ったものの、一度乗り慣れてしまえば何のことはない、ただのE233系です（笑）。
さて、2013年6月に運用入りしたE233系7000番台ですが、以後、怒涛の勢いで埼京線・川越線に導入されています。205系がE233系7000番台に完全に置き換わるのも近いのでしょう。

車両側面の様子。帯のカラーは205系の時と同じものが採用されています。

行先表示板もE233系の標準仕様。個人的にはこの次駅案内ってあんまり必要ないと思うんですけどねぇ…。

というわけで車内の様子です。パッと見で従来系列と比べて異なるのはモケットの色くらいでしょう。埼京線の路線カラーに合わせたグリーンのものが使われています。
また、このE233系7000番台は、製造時から車内照明にLEDを用いています。そのせいか車内は夜でも比較的明るい、というか「白っぽい」印象があります。

座席の様子。特にあまり突っ込むところはありません。撮影した時はデビュー直後だったせいか、妙に座席が他のE233系のそれに比べてフカフカしていたのを覚えています。

車端部の3人がけの様子。壁際にもくぼみがついており、圧迫感がやや軽減されるような配慮がなされています。実際に座ってみると意外に圧迫感を感じず、かなり快適です。

で、こちらが先頭車のフリースペースと優先席の様子。

その座席の様子。

何となく吊り革を撮ってみました。ちなみに先頭の車両は、つり革の位置が他の車両に比べて5cmほど低くなっています。

ドアの様子。E231系までは無機質な銀色のドアですが、E233系以降は見ての通りドアも色が塗られるようになりました。個人的にはこちらの方があんまり冷たさを感じないのでお気に入りです。

で、車内案内装置の液晶画面のアップ。次駅案内表示のデザインは、これまでにはない新しいものが採用されています。

痴漢がやたらと多い路線として言われる埼京線ですが、その対策して205系の時代から、両端の先頭車に防犯カメラが装備されています。防犯カメラがある車両は見ての通り、その旨のシールが貼られています。

で、車内の防犯カメラのアップ。これを撮影した私もきっとこの防犯カメラに“収録”されているのでしょう。