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HOME > 鉄道・バス車内写真 > JR東日本の在来線 > 115系「高崎地区」

115系「高崎地区」(上越・両毛・吾妻線ほか) - 普通車 編

湘南新宿ラインで高崎に到着すると、駅のどこかに必ずと言っていいほど停車しているのがこの115系です。高崎を起点に、上越線、吾妻線、両毛線、信越線などで活躍しており、日々高崎地区のローカル輸送を支えています。
車両の置換が進んだ2010年以降も、この高崎地区の115系はまだまだ主力として生きながらえてきました。しかし、近年は首都圏から追い払われた(笑)211系が、115系の後継として高崎地区で徐々に幅を利かせるようになりつつあり、この車両にも次第に置換の波が及んできています。そうでなくても、国鉄型の近郊型電車に、昔ながらの「湘南色」の組み合わせは、車両の置換が進んだ現在では、もはや“絶滅危惧種”といっても過言ではありません。記録は早めにしておきたいところです。
さて、写真は深夜の桐生駅で発車待ちの115系です。さっそく車内を見ていきましょう。

車体側面の様子。平成初期の生まれである私にとって、この湘南色はもはや「見慣れたカラー」ですが、気づけばすっかり数少なくなってしまいましたねぇ。

行先表示の様子。高崎地区の表示のほか、いまだに「上野」「新宿」などの表示も残っています。

普通車

では車内に入っていきます。高崎地区で活躍する115系は、115系の中でも比較的中期〜後期に製造された車両、ややマニアックな言い方をすれば1000番台以降で統一されています。
飾り気のないリノリウムのような床、昔ながらの淡いグリーンの化粧板など、デビュー当初から座席モケットの交換を除けば特に改装された形跡はなく、国鉄時代の雰囲気を色濃く残す車内です。全体的に車内が薄暗いのは、国鉄型車両ではよく見られますねぇ。

車内の大半を占めるボックス席の様子。国鉄メークの近郊型車両としては「決定版」ともいえるボックス席が鎮座しています。足元は狭く、ややヘタった座面の心もとない座り心地…など、現代の基準からするといろいろツッコみたいところはあるものの(笑)、こんなレトロなボックス席が21世紀になってからも15年以上残存したのは特筆に値するのではないでしょうか。
窓際には小さなテーブルが設けられており、これがまた良い感じに旅情を出しています。沿線の利用者の間では比較的定着した設備のようで、私が取材した夕刻も、ここに缶ビールを置いて黄昏るリーマン、スナック菓子を置いて盛り上がる学生集団など、さまざまなニーズに対応しています(笑)。

ドア脇の2人がけロングシートの様子。ロングシート区画には、少ないながらもつり革が設けられています。

ロングシートをあえて真横から。決して厚ぼったくない座面、ほとんど角度のない背もたれ…などなど居住性は今一つですが、詰め物の交換は定期的に行われているためか、そこまでヘタった感じはしませんでした。

車端部区画(セミクロスシート)

車端部区画は、車両によってロングシートだったりセミクロスシートがあったり、トイレがあったりなかったりといろいろなバリエーションがあります。せっかくなので、管理人の手持ちの範囲でこのバリエーションを紹介していくことにします(笑)。
まずは、トイレの設けられている車両の車端部から。トイレ向かいの区画はボックス席になっていますが、ドア位置の関係で、ドアに接する座席は通常のそれよりやや幅が狭くなっているのが特徴です。車端部区画は、初期に製造された115系ではボックス席、中期〜後期に製造されたものはロングシートとなっていますが、トイレのある車両のみ、(トイレに出入りするお客さんと目が合いやすいのを回避するためなのかは分かりませんが)最後までトイレ向かいの区画はボックス席が採用されていました。

続いて、「車端部ボックス席+トイレなし」のタイプ。優先席はロングシート部分のみになっています。どうせなら、ボックス席部分にもこの優先席モケットを貼ってもらえれば座席マニア的には面白そうですが…(笑)。

優先席区画はこんな感じ。座席モケットはJR東日本の優先席標準仕様になっています。また、カーテンに隠れて見づらいですが、優先席のシールは近年、携帯電話のマナー変更に伴って新しいものに交換されています。

続いて車端部のクロスシートを見ていきます。基本的な仕様は先に紹介したものに準じていますが、壁際のクロスシートは写真で見ても、やや狭くなっているのがお分かりいただけるかと思います。

あえてこのアングルから撮影してみました。もはや「見るから」な狭さですが、実際に着座してみたところ、元からそこまで広くない席幅のためか、そこまでの差は感じませんでした。

車端部区画(ロングシート)

続いて、車端部がロングシートになっている車内を紹介します。こちらの方が見栄え的にもすっきりしてるような気がしますねぇ。 。

で、そのロングシートの様子。こちらは5人がけです。
ドア脇の手すりは必要最小限という感じで、ドア脇に寄りかかるお客さんがいるともろに干渉してしまうためか、始発駅では壁際の席から真っ先に埋まっているように見受けられました(笑)。

車端部区画(優先席ロングシート)

車端部がロングシートで、かつ優先席になっている区画も存在します。ここまで細分化されていると、メンテナンスの手間も相当なものになってくるのでは…と思ってしまいましたが、よく見るとこのロングシート、2人がけと3人がけを組み合わせて5人がけにしています。2人がけなら、上で上げた「車端部ボックス席」にも使いまわしが効くので、あまり問題ないのでしょう。車内を撮影する身からすると、いろいろ撮らなければならないのでやや手ごわい相手ですが…(苦笑)。

んで、優先席の様子はこんな感じです。

先頭部区画

先頭車、運転席後ろの区画はご覧のとおりロングシートになっており、2人がけ席と3人がけ席が片方ずつ配置されています。

3人がけ席の様子。戸袋窓、運転席よりの窓ともに他のそれとは大きさが異なっているものの、カーテンはそれぞれのサイズに合わせたものが採用されています。

項目

  • 普通車
  • 各種車内設備

撮影日時・場所

撮影日:2016年5月11日
撮影場所:両毛線 桐生駅 車内

モケット

(↑)普通車 モケット

(↑)普通車 カーテン

車両概説

デビュー年:1964年(車両)

113系に耐寒・耐雪構造をつけて、寒冷地でも走行できるようにしたもの。JR東日本では中央線などで活躍しているが、後継車に代わりつつある。

で、2人がけの様子。もう言うことはありませんね…(笑)。

>>続いて「各種車内設備」編をご覧ください。

項目

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