鉄道・高速バス 車内・座席写真のサイト |
||
|
ウィラーエクスプレス・NEWプレミアム車
ウィラートラベルが2012年に送り出したのが、この「NEWプレミアム」です。従来からWILLER EXPRESSで催行されていた「プレミアム」は、大宇のバスについていたシートをそのまま使用したものでしたが、この「NEWプレミアム」からは自社開発となりました。
車体側面の様子。側面にはウィラーカラーと呼ばれるピンク色の帯と、WILLER EXPRESSのロゴが大きくペイントされています。
2011年暮れ以降に導入された車両には、見ての通りドア脇、及びリアにも行き先表示が装備されるようになりました。
NEWプレミアム車内
さて車内の様子です。通常のセレガだとこの車内に12列の座席を設置することができますが、このNEWプレミアムは8列にまで減らし、前後のシートピッチを1160-1170mm程度にまで広げました。この値は新幹線のグリーン車と同水準です。
座席の様子です。付帯設備はレッグレスト、ピロー、ゆりかご型リクライニング、インアームテーブルなどとなっており、アッパークラスに必要な設備は一通り全て持っています。先に登場しているエグゼクティブやビジネスクラスなどと同じく、フットレストはついていませんが、これは前の座席がリクライニングしてきた場合、足元が狭くなることから、スペース的な理由を考慮してあえて省かれたのではないでしょうか。しかし、フットレストがないために足が宙ぶらりんになってしまい落ち着かないことから、このあたりは評価の分かれるところだと思います。
こちらが2人がけの様子。肘掛脇にはゆりかご機構のスイッチが備わります。2人がけとはいえ、実際には独立したシートを2+1配置に並べているだけなので、隣の人と身体が触れ合ったり、振動が隣にまで来るといったことはなくなっています。
座席背面の様子。各座席にはハンガーが備え付けられており、コートやスーツの上着などをかけることができます。ポケットにはウィラーの車内誌と車内での注意事項を記載したリーフレット、エチケット袋が備わります。
座席のインアームテーブルのアップ。大きさ的にはそれほど大きいものではありません。さしあたりペットボトルと軽食、また携帯電話などを置く需要を考慮したものと思われます。
座席のクッションのアップ。3段に分かれていますが、一番下が固めのクッション、上2つが柔らかめのクッションになっています。ここまでクッションが分けられているのは、バスの座席というよりマッサージチェアーやソファーのそれを連想させます。「快適なソファーのようなすわり心地」と謳うだけあると思います。
枕は上下可動式です。これまでの座席は、枕というと文字通り「枕」でしたが、このNEWプレミアムのそれは、長時間の国際線フライトでは欠かせない「ドーナツ型空気枕」に近い形状になっています。実際に首の部分にあわせると、肩にかかる負担がかなり少なくなります。
2人がけの座席間にはこのようなカーテンが設置され、プライバシー性が向上しています。座席の間にカーテンをひくのは、他のツアーバスでは最近よく見かけるスタイルですが、ウィラーで導入されたのはこの「NEWプレミアム」が初だと思われます。
そして1人がけの様子。カーテンを閉めるとほぼ個室のような感じになります。このあたりの構造は、先に登場していた「ビジネスクラス」に倣っています。
床面の様子。床は木目調が採用されており、高級感が出ています。また、肘掛部分の色が座席の位置によって地味に異なっているのが目を引きます。1人がけはオレンジ色、2人がけの通路側は緑色、窓側は水色(2人がけ座席の写真をご覧ください)となっています。単に座席を濃い青でまとめると車内全体が暗くなってしまうため、アクセントカラーのように肘掛の色を変えるというのはなかなか面白く、また芸が細かいと思います。
天井の様子。天井は、オレンジ色のファイバーが走るセレガ標準のものが採用されています。
運転席
運転席の様子。運転席はLKG-代セレガ標準です。走り始めてすぐの頃に撮ったためか、かなりきれいです。
|
||
|
||
copyright(c)2002- Nukezo, All Right Reserved. 当サイト内で公開されている写真・文章などの無断での転載・無断引用は、 引用元の表示があっても固くお断りしております。事前にご一報ください。 |