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ウィラーエクスプレス・エグゼクティブ車・トイレ付きスタンダード車 ウィラートラベルといえば、大量導入した大宇バスやセレガの印象が強いですが、三菱ふそうのエアロキングも地味ながら活躍しています。写真は1階にエグゼクティブ、2階にスタンダードシートを備える2009年式のエアロキングです。とってもカッコ良いピンクの塗装をまとって、日々東京〜大阪を往復しています。
リア側から見てみます。後ろには大きく「W」が描かれており、なかなかおしゃれな感じにまとまっています。
行先表示板や号車番号、エコムーブスタイルのロゴなど。ツアーバスでは行先を表示すると違法になってしまうためか、行先表示はドアが開いている間は「ウィラーエキスプレス」のスクロール表示が、それ以外は前部分のLEDに表示されているウィラーのロゴが表示されています。
路線化以降の行先表示の様子。WILLER EXPRESSの路線バス化に伴い、これまで単にウィラーのロゴが表示されていただけの行先表示板がようやく本来の活躍を発揮しています。なお、写真は「新宿・川崎経由 東京ディズニーランド」と書いてあるのですが、文字数が多いためか妙に詰まって表示されています(笑)。JRバスのそれのように、スクロール表示などを併用してもいいように思います。
エアロキングの場合、出入りは通常後ろのドアから行います。そのエントランス部分。 エグゼクティブ車内 車内の様子です。エグゼクティブは一席一席に「プライベートカーテン」があるため、車内はこの通りカーテンしか見えません(笑)。1階部分は4列シートだと10席以上設置できますが、「エグゼクティブ」ではたった3席しかありません。「エグゼクティブ」という名前も見せかけだけではありませんね。
座席の様子です。付帯設備はレッグレスト、ピロー、テレビ、DVDプレーヤーなどとなっており、至れり尽くせりの環境です。シート幅も70cmほどあり、寝返りが打てるほどの広々とした空間です。また、リクライニングのほか、レッグレスト、背もたれの中折れ、ゆりかご機構(座席全体が倒れる)の調節ができます。この機構は後に登場した「ビジネスクラス」にも受け継がれています。
そしてその全展開状態。写真だと大したことないですが、実際に座ってみると完全に横になったのに近い感覚です。座席のリクライニングなど、全てが電動化されているのは、一昔前の国際線ビジネスクラスも真っ青なレベルであり、バスにしては名実ともに「超豪華」な座席であるといえます。相当のワイドサイズでゆったりとした移動ができるでしょう。
リクライニングの調節ボタン。分かりやすい絵表示がなされており、とても使いやすいです。
枕は上下可動式です。シートカバーにはウィラーのロゴがプリントされています。写真は黒ですが、他に白いタイプも存在します。
この「エグゼクティブ」の特徴として、DVDプレーヤーとテレビを各座席に備え付けていることが挙げられます。DVDは車内で貸し出していないので自分で持ち込む形になります。
壁際はこのような処理がなされ、足を伸ばせるように工夫されています。
読書灯の様子。三菱ふそうの車ではよく見かけるスタイルです。 「エグゼクティブ」シートのリーフレット。かなり凝った本格的なものでした。クリックすると大きな画像をご覧いただけます。(新しいウィンドウで開きます) トイレ付きスタンダード車内
変わってこちらが2階席です。こちらはWILLER EXPRESS「トイレ付きスタンダード」として販売されています。車内は4列シートがズラリと並ぶ、いわゆる「観光バス」の車内です。濃青と黒の色合いはなかなかシックで、上品な印象を受けます。
で、座席の様子。「バリュー」とは異なり、センターアームレストがついています。また各座席にコンセントがついています。リクライニング角度はそこそこ深いですが、フルに倒すと後ろの人を潰しかねない角度にまで倒れます。あまり倒し過ぎないように注意しましょう。
座席背面の様子。コートかけはよく見かける設備ですが、なぜかフットレストがついています。フットレストはかなり低めの位置ですが、ただでさえ狭い足元がさらに狭くなってしまいます。私が見た範囲では、誰も使っていなかったようです。
エアロキングの荷物スペースが小さいためかは分かりませんが、車内には見ての通り荷物置き場とおぼしきスペースがあります。これは同じエアロキングを使用している「バリュー」でも見られます。
先頭部分を見ます。中央は本来スクリーンがある場所ですが、実際にはスクリーンではなく単なるプレートがはめ込まれているだけになっています。ウィラーエクスプレスの案内放送は肉声だけで自動放送は使用していませんし、観光用途に使うことはないので、必要ないのでしょう。 車内設備 階段の様子。階段部分は1階部分から連続して木目調が採用されています。黄色やオレンジなどで注意を促していますが、これは他のバスでもよく見かけますね。
トイレの様子。室内は非常に狭く、無理やり身体を押し込むような感じになります(笑)。
サービスエリアなどでの出発時刻は、このような時計で示されます。一時はそのバスに乗務されている運転手さんによってデザインがいろいろありましたが、近頃はこれに統一されたようです。
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