24系25形「トワイライトエクスプレス」 Bコンパートメント

目次

ロイヤル・ツイン・シングルツイン
B寝台「Bコンパートメント」
食堂車・ロビーカー
食堂車の食事

24系25形「トワイライトエクスプレス」

車体の側面(左/上)と、ヘッドマーク部分のアップ(右/下)。

撮影日時・場所

撮影日:2014年1月

撮影場所:「トワイライトエクスプレス」 車内

備考

当ページは、旧「抜け蔵」で公開していた車内写真ページのリメイク版となります。写真の質についてはご容赦ください。

8~9号車 Bコンパートメント 通路

続いて8・9号車に連結されていた「Bコンパートメント」の様子。

こちらは標準的な開放型B寝台がベースであり、トワイライトエクスプレスの車両としてはもっとも“改造が少ない車両”でした。

8~9号車 Bコンパートメント

寝台の全景。

トワイライトエクスプレスは昼間の時間帯も走行することから、リネン類は上段寝台にまとめてセットされていました。寝台を“座席”として使用する時間が長いことにによるための措置のようです。

下段寝台(左/上)と、上段寝台(右/下)のそれぞれアップ。

木目調シックな柄のモケットを取り入れるなどはされていましたが、横になった感覚は未改造のB寝台と何ら変わりはなかったように記憶しています(苦笑)。

8~9号車 Bコンパートメント 寝台まわりの設備

読書灯とオーディオパネルの様子です。下段寝台(左/上)と上段寝台(右/下)。

トワイライトエクスプレスは、全寝台にオーディオ装置があるのが(登場当初は)ひとつの“ウリ”となっており、Bコンパートメントにも全寝台に完備されていました。

末期は打ち込みの適当な音楽(スーパーマーケットとかでかかっているようなやつ)が流れているだけでしたが、最廉価クラスであるB寝台にまでオーディオ完備というバブリーさは、バブル真っ只中にデビューしたトワイライトエクスプレスらしいポイントかもしれません。

通路上の荷物スペース(左/上)と、寝台部分の天井の様子(右/下)。

化粧板などはトワイライト仕様に換装されていますが、大枠は開放型B寝台の風情をよく残していました。

寝台の昇降装置のアーム(左/上)と、参考としてリネン類をセットした状態(右/下)。

トワイライトエクスプレスのBコンパートメント車は、昇降装置を有するオハネ・オハネフ25形0番台からの改造だったため、このアームが全車に残っていました。トワイライト運用時に使用されたことはあったのでしょうか(→「備考」も参照)

【備考:寝台の昇降装置について】

昇降装置についての概要は1ページ目の「ツイン」の項で解説しているため、こちらでは割愛します。

8~9号車 通路

通路部分のジャンプシート(左/上)と、9号車にあった灰皿(右/下)。

9号車は喫煙のBコンパートメントとなっており、通路での喫煙が可能でした(寝台内は禁煙)

8~9号車 Bコンパートメント 洗面台

洗面台まわりの様子。

基本的な構造は種車そのままですが、化粧板の木目調化・シンクの自動水栓導入・鏡の3面化などが施されており、高級感を感じる見た目となっていました。

変わってトイレの様子。

Bコンパートメントのトイレは和式が基本でしたが、一部に洋式に換装された個室もありました。

このページは4ページ構成です。次は>>食堂車・ロビーカー 編です。

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食堂車の食事

概説

デビュー年:1972年(車両)

寝台列車の主力車両。当初B寝台は3段式で登場したが、その後寝台列車の需要減少や設備改善のために、現在は全てが2段式になっている。

車体構造はその前に登場した14系とほぼ同様だが、1972年11月の北陸トンネル火災事故の教訓をきっかけに、防火対策を強化したほか、電源は集中電源式が使用されている。

24系の中には、サシ481、489などから改造されて食堂車となったもの(北斗星などで使用)、また20系の電源車カヤ21から改造され、24系の電源車となったものもあるが、後者は全車廃車済み。

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