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HOME > 鉄道・バス車内写真 > 私鉄 > 東武8000系「東上ほか東武ローカル線」

東武8000系「東上ほか東武ローカル線」

これまで東武とあまり馴染みのないまま生きてきた私にとって、東武といえばいまだにこの車両が真っ先に浮かぶ今日この頃です。東武鉄道の全線で使用された類まれな経歴を持つ系列ですが、最近はさすがにデビューから半世紀を経て、数を減らしているのは否めません。
最近は東京の中心部でこそ次第に数を減らしつつあるものの、伊勢崎線、日光線、東上線などのローカル輸送ではいまだに確固たる地位を堅持しており、何だかんだで当面の間は東武鉄道に居座りそうな気がします。
さて、このページでは「東武のヌシ」といっても過言ではない8000系の車内を紹介していきます。写真は東上線の小川町〜寄居間で撮影していますが、他路線で使用されている8000系も基本的な内装は同一です。

一部編成は8000系のデビュー当時の復刻塗装が施されており、一般塗装車に混じって活躍しています。独特のカラーをしていますが、この色はそれぞれ、ロイヤルベージュとインターナショナルオレンジというそうです(笑)。

車体側面の様子。最後に製造された車両でも製造からすでに30年以上が経過していますが、表面は非常にきれいで古びた感じは全くしませんでした。写真はワンマン改造車のため、乗降促進用ブザー用のスピーカーが側面に設けられています。

行先表示はLED式に改造されています。「ワンマン」と明朝体で大きく表記されているのがまぶしいです(笑)。

車内

というわけで車内に入っていきます。もともと8000系は茶色やベージュを中心とした暖かみのある内装カラーを使っていましたが、更新工事を経て現在は暖かみというより「明るさ」に主眼を置いた雰囲気になっています。…が、やっぱり最近の50050系や30000系に比べるとどうにも薄暗い感はありますね。化粧板カラーがアイボリーのような色なのでまだそこまででもないのですが、更新工事前は本当に薄暗かったと聞いています。

で、座席の様子、このモケットは>>10000系でも見かけますが、最初に導入されたのはあちらで、この8000系は更新工事の時に新たに入ったものです。東武といえばこの座席といっても過言ではないほど、東武線ではよく見かける座席モケットです(笑)。
座り心地は詰め物のヘタりか元々の仕様かは分かりませんが、かなり沈み込みが深く、座った感覚は「昔ながらの座席」といった感じでしょうか。正直、小川町〜寄居程度の区間ならいいですが、これで東上線全線乗り通すのは正直きついなと思う今日この頃です。

座面の様子。座面は中央部分が微妙に盛り上がる構造になっているのがお分かりいただけると思います。 ちなみにこの座席モケットの緑色は(>>10000系の項でも書きましたが)コンフォートグリーンという名前がついているそうです。

座席中央のスタンションポールは床下のカバーにねじ止めされています。ところで床下カバーにある「抑」の文字、これはどういう意味なのでしょうか(笑)。

座席両端の仕切りはこんな感じ。金属製のポールがあるだけとはいえ、2本あるのでドア脇に立ったお客さんが寄りかかってきたときの影響はいくらか軽減できる気がします。もっとも、最混雑時に座席両端にたまたま座ってしまうと、お客さんが乗り降りするたびに「お察しください」のような状況になりますが…。

車端部区画

車端部区画はこんな感じです。こちらは4人がけとなっており、他の通勤型車両で主流の3人がけより1席多くなっているのが特徴です。

で、その4人がけ席のアップ。写真を見ていただいてもわかると思いますが、連結面側の座席がかなり狭くなっています。正直、鉄道に興味のない素人でも分かるのでは…というほどの差があり、小柄な女性ならまだしも大柄な男性がこの区画にうっかり座ってしまうと大変残念な図になります(苦笑)。

優先席区画

続いて優先席区画を見ていきます。元々通路が広いということもあるのか、貫通路は両開き式の観音開きドアとなっているのが特徴です。

で、優先席の座席。こちらは着席区分のようなものが特にないので、私が取材したときは実質3人がけ程度で使用されていることが多いように感じました。

運転席後ろ部分

運転台後ろの様子。一見どこでも見かける普通の「運転台後ろ」ですが、写真上部分にピンときたアナタは正解です(笑)。詳細は次の写真でどうぞ。

で、運転台後ろにあるブツの様子(笑)。見ての通り、わざわざ1人のために専用のつり革が設けられています。文字通り「1つでも多くのつり革」が必要なほど東武線が混雑するのかは分かりませんが、東武全体どころか日本全体で見ても、運転台後ろのこの部分に1つだけつり革がついているのはこの8000系くらいではないでしょうか。
なお、更新工事が施行される前はつり革が2つあったようですが、スペースの関係からか現在は1つだけとなっており、より一層“迷”な感じが増しています。乗車した時はぜひ一見してみると面白いと思います。

車内設備

天井の様子。天井そのものはフラットな作りで、茶色い空調の吹き出し口が等間隔で並んでいます。>>10000系では吹き出し口のないところまでラインをつなげることで視覚的な連続性がありましたが、こちらはそれより一世代前といった感じがしますねぇ。

つり革のアップ。昔ながらの丸形がいまだに頑張っています。

荷物棚の様子。文字通りの“網棚”ですねぇ。

通路の様子。床材はベージュというかカーキ色というか、とりあえず何だかよく分からない色をしています。
そういえば写真手前にある蓋のようなものは何なのでしょう?(笑) >>10000系でも見かけますが、何かのカバーなのか単なる飾り(ってことはないと思いますが)なのかは気になるところです。パッと見では、水道の元栓が入っている庭とかにあるアレを連想してしまったのは私だけではないはずです。

ドア

ドアの様子。ドアが無塗装ということから、8000系の中でも比較的後期に製造された車両のようです。ドアそのものはデビュー当時からこんな感じなのかと思われますが、ワンマン化改造を経てドア上に次駅案内表示装置が設けられています。

おまけ

ドア脇には東武のコーポレートロゴが貼られています。全塗装車両のためか、>>10000系で見られるような旧ロゴの跡はほぼ見られません。

撮影日時・場所

撮影日:2016年11月28日
撮影場所:東急田園都市線 つくし野駅 車内

備考

本系列は運用線区が多岐に渡るため、項目名はページサイズの関係上「(こちらで掲載する写真を撮影した)東上ほか東武ローカル線」と省略させていただいております。

モケット

(↑) 普通席モケット

(↑) 優先席モケット

(↑) カーテン

車両概説

デビュー年:1963年

1963年から製造が開始された東武鉄道の通勤型車両で、1983年まで20年間に渡り712両が製造された。

車内は通勤輸送を見据えてすべてロングシートとなっているが、座面のクッションを柔らかくするなどして長距離での利用者にも配慮している。製造された時期が長かったこともあり、内装面、外装面、足回りなどが製造時期により大きく異なっているのが特徴。

1983年に廃止された非電化の東武熊谷線を除いた東武全線で運用された。最終編成の製造からも2017年現在ですでに34年となるが、現在でも日光線、大師線、佐野線、東上線(小川町〜寄居)など東武鉄道のローカル線を中心に運用されている。一部編成は東武8000系がデビューした時と同一の復刻塗装を施した編成も存在しており、塗装面でもバラエティに富む。

当サイトでは東武東上線の小川町〜寄居間で運用されている編成の車内を扱うが、その他の路線で使用されている編成も基本的に内装は同一。

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