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仙台市地下鉄2000系「東西線」
それまでバスしかなかった仙台市の東側・西側と中心部を貫く新たな地下鉄として、2015年に開業したのがこの仙台市地下鉄東西線です。建設費の圧縮やその他もろもろの紆余曲折を経て、トンネルや車体の大きさを小さくした「ミニ地下鉄」方式が採用されており、開業当初からホームドア全駅装備、ATOによる自動運転を導入するなど、技術的にも先進的なものが盛り込まれているのが特徴です。 |
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モケット
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撮影日時・場所 撮影場所:八木山動物公園駅 車内 |
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車内全景
車内に入ります。手すり、座席の仕切りなど、車内の随所に曲線が多用されており、洗練された印象を受けます。車体の全高が高いためか、全国津々浦々のミニ地下鉄に見られるような「狭苦しさ」をあまり感じないのは好印象ですが、これは車内の壁部分に(膨張色である)白が用いられているのも多少は影響していそうです。
座席
座席の様子(左)と座面のアップ(右)。座席そのものはかなり固めで、座り心地はいまいち良いものではありません。座面は一人一人の着座位置に合わせて成形された、いわゆる「バケット構造」が採用されているものの、そこまで明確に分けられているというわけではないため、実際に着座してみた限りでも「バケット構造らしさ」はそこまで感じられませんでした。
車端部 車端部は優先席区画となっており、この部分は座席モケットが赤系のものになっています。つり革こそ近年流行りの黄色いものになっていますが、手すりなどは一般席と共通のものが使われています。
フリースペース 各車両には、車いすやベビーカー利用者向けのフリースペースが備わります。また、フリースペース側とその反対側ではつり革の取り付け位置が異なっているのですが、これはどういう理由からなのでしょう?(笑)同様の仕様は>>京王の車両でも見られますが…立ち客にもそこまで干渉しなさそうですし、この仕様が採られた理由は気になるところです。
ヒーターのアップ(左)と非常通報機(右)の様子。ヒーター部分には車いすを固定するためのベルトが収納されているほか、使用方法について写真付きの案内が表示されています。
車内設備
天井の様子(左)。ルーバーが設けてあるので天井そのものはかなりすっきりした感じにまとまっています。
つり革の様子(左)と非常通報機の様子(右)。つり革、非常通報機、どちらも全国的によく見かけるデザインですねぇ。
ドア
乗降用ドアの様子(左)。ドアの様子。丸窓だけで先進的な雰囲気を感じますが(笑)、これは南北線の1000系から受け継がれた仕様です。
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概説 2015年に開業した仙台市地下鉄東西線の開業用として増備され、同線の開業とともに運用を開始した。 南北線と比較して、車両の断面が小さいいわゆるミニ地下鉄であり、リニアモーターによる駆動で走行するのが特徴。 車両デザインは、「自然との調和し伊達の歴史を未来へつなぐデザイン」というコンセプトをもとに設計されており、特に先頭部分は伊達正宗の兜の前立てをイメージするなど、その地域らしいデザインが盛り込まれている。また、システム面でもATOによるワンマン運転を行うなど、技術面でも時代に即したものを導入している。 東西線全線で運用されている。
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