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仙台市地下鉄2000系「東西線」

それまでバスしかなかった仙台市の東側・西側と中心部を貫く新たな地下鉄として、2015年に開業したのがこの仙台市地下鉄東西線です。建設費の圧縮やその他もろもろの紆余曲折を経て、トンネルや車体の大きさを小さくした「ミニ地下鉄」方式が採用されており、開業当初からホームドア全駅装備、ATOによる自動運転を導入するなど、技術的にも先進的なものが盛り込まれているのが特徴です。
写真は八木山動物公園駅に入線する東西線の2000系。車体幅と比べて、やや縦に細長い印象を受けるこの車両、開業当初から一貫して同路線の輸送を支えています。このページでは、そんな東西線の2000系の車内を見ていくことにしましょう。

モケット

(↑)普通席
(↑)床

撮影日時・場所

撮影日:2017年11月11日
撮影場所:八木山動物公園駅 車内

車内全景

車内に入ります。手すり、座席の仕切りなど、車内の随所に曲線が多用されており、洗練された印象を受けます。車体の全高が高いためか、全国津々浦々のミニ地下鉄に見られるような「狭苦しさ」をあまり感じないのは好印象ですが、これは車内の壁部分に(膨張色である)白が用いられているのも多少は影響していそうです。
収入増加の試みか、座席の仕切りに広告が貼り付けられていますが、これは車両ごとに異なっています。そこまで大きいサイズではないものの、広告の色によって微妙に車内の雰囲気が変わって見えるので、乗車した時は広告の色調も含めて見てみると面白い気がします。

座席

座席の様子(左)と座面のアップ(右)。座席そのものはかなり固めで、座り心地はいまいち良いものではありません。座面は一人一人の着座位置に合わせて成形された、いわゆる「バケット構造」が採用されているものの、そこまで明確に分けられているというわけではないため、実際に着座してみた限りでも「バケット構造らしさ」はそこまで感じられませんでした。
座席モケットは青系のものが採用されていますが、これは宮城県ゆかりの伊達家の軍旗の色が青だったことに由来するそうです。こういったところにも「仙台らしさ」を盛り込んでいるあたり、開発者の気概を感じますねぇ(笑)。

車端部

車端部は優先席区画となっており、この部分は座席モケットが赤系のものになっています。つり革こそ近年流行りの黄色いものになっていますが、手すりなどは一般席と共通のものが使われています。

フリースペース

各車両には、車いすやベビーカー利用者向けのフリースペースが備わります。また、フリースペース側とその反対側ではつり革の取り付け位置が異なっているのですが、これはどういう理由からなのでしょう?(笑)同様の仕様は>>京王の車両でも見られますが…立ち客にもそこまで干渉しなさそうですし、この仕様が採られた理由は気になるところです。

ヒーターのアップ(左)と非常通報機(右)の様子。ヒーター部分には車いすを固定するためのベルトが収納されているほか、使用方法について写真付きの案内が表示されています。

車内設備

天井の様子(左)。ルーバーが設けてあるので天井そのものはかなりすっきりした感じにまとまっています。
写真(右)は荷物棚の様子。荷物棚は座席の中央部分にのみ配置されています。車内が狭くなりがちというミニ地下鉄特有の事情を考慮して、少しでも開放感をという理由のようですが、実際のところはLCDモニタが本来の荷物棚スペースまで張り出してきているゆえの干渉を避けるための意味合いが大きそうです。ご覧のとおり、実際に「荷物置き場」として使えるスペースはかなり狭くなってしまっており、「荷物棚」としての役割を果たせているかは疑問なところです。大荷物の利用者が多くいそうな路線でないのは確かですが(笑)、ただでさえ車内が狭いミニ地下鉄ですし、もう少し荷物の多い利用者への配慮が見られてもよかったような気はします。

つり革の様子(左)と非常通報機の様子(右)。つり革、非常通報機、どちらも全国的によく見かけるデザインですねぇ。

ドア

乗降用ドアの様子(左)。ドアの様子。丸窓だけで先進的な雰囲気を感じますが(笑)、これは南北線の1000系から受け継がれた仕様です。
写真(右)はドアに絡んで、ホームと車両の段差の様子。見ての通り、ほぼ段差がない仕様となっており、車いすの利用者もスロープなどなくそのまま入ることができます。このあたりは後発の地下鉄らしく、よく配慮されているという印象を受けますねぇ。

概説

デビュー年:2015年

2015年に開業した仙台市地下鉄東西線の開業用として増備され、同線の開業とともに運用を開始した。

南北線と比較して、車両の断面が小さいいわゆるミニ地下鉄であり、リニアモーターによる駆動で走行するのが特徴。

車両デザインは、「自然との調和し伊達の歴史を未来へつなぐデザイン」というコンセプトをもとに設計されており、特に先頭部分は伊達正宗の兜の前立てをイメージするなど、その地域らしいデザインが盛り込まれている。また、システム面でもATOによるワンマン運転を行うなど、技術面でも時代に即したものを導入している。

東西線全線で運用されている。

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