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京浜急行電鉄600形
(旧)1000形の後継車として1994年に登場したのがこの600形です。登場当初は、「3ドア全席クロスシート」「収納機構つきツインクルシート」など、様々な“異色”の設備をひっさげて登場したものの、後年の更新工事で>>新1000形の前期増備車と似たような内装に改装されています。 |
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モケット
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撮影日時・場所 撮影場所:三崎口駅 車内 備考 |
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車内全景
車内に入ります。600形は、かつて全席クロスシート(いわゆる「ツインクルシート」)の内装でしたが、2005年以降の更新工事で車端部を除いてロングシート化され、現在は全車両がこの内装に統一されています。
座席
座席の様子(左)と座面のアップ(右)。座席は>>新1000形に似たような風合いですが、新1000形と比較して「座面の凹凸のメリハリがはっきりしている」、「座面がやや薄め」などの違いが見て取れます。このあたりは単なる個体差にも見えますが、新1000形と比較して座席間のひじ掛けが省略されていることから、600形独自のものと思われます。
車端部
車端部の様子(左)。車端部はクロスシートが存置されており、その座席のアップが写真(右)になります。
優先席 で、優先席の様子(左)と座席のアップ(右)。座席モケットが異なるほかは一般席区画と大差ありません。
運転台直後の区画
運転席直後の区画は見ての通り、展望席のような構造になっています。ここに座れば、京急線、京成線は快特としてのアツい走り、都営線内はこれもなかなか珍しい「地下鉄の前面展望」、そして「アクセス特急」として成田スカイアクセス線を走るのであれば常時120km/hキープの走りが満喫できる、というわけです。 補助席 車端部のクロスシート部分には、折り畳み式の補助席が設けられています。京浜急行では基本的に下り列車(但し夕方ラッシュは除く)で利用できるようですが、私が乗車した時は下り列車でも施錠されていました。このあたりは車掌の裁量によるのでしょうか。
先頭車 フリースペース
両端の先頭車には車いすやベビーカーの利用を想定したフリースペースが設けられており、ドア脇にもその旨の表示があります(左)。
このフリースペースには「車いす固定用具」なるものがあり、必要に応じて使えるようです(左)。なぜか封印が貼られているのが気になるところですが、いたずら防止のようなものでしょうか。
その他の車内設備 天井(左)と荷物棚(右)の様子。荷物棚はロングシート化改造時に合わせて更新されていますが、こちらも新1000形とは若干形状の異なるものが採用されています。
ロングシートの仕切の様子(左)と床面の様子(右)。仕切の上にはなぜか金属のポールが伸びており、この部分だけ妙にものものしい雰囲気となっています。普通に「ひじ掛けから荷物棚」のポールだけでよかったような気もしますが、わざわざ(成型に手間のかかりそうな)グネッとしたポールを配しているというのは強度的な問題でしょうか。
ドア ドアの様子(左)とドア上のLCDモニタ(右)の様子。改修された時期の関係か、LCDモニタは1画面のみの配置となっています。同様の例は、2100形の更新車でも見られます。
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概説 京浜急行電鉄や、都営浅草線方面への乗入に使用されてきた(旧)1000形の後継車として1994年にデビュー。
登場当初は、地下鉄直通車両としては異色のオールクロスシートで登場した。着席定員と収容定員を両立させるため、運転席からの操作で一部クロスシートを格納できる「ツインクルシート」が導入されていたのが特徴。 収容能力の向上を図るため、2005年以降、>>新1000形と同一のロングシートへの換装工事が実施されたほか、2009年以降、運転台窓下への「600」ロゴの貼り付け、ドア上のLCDモニター設置などが施されており、デビュー当初とは外観、仕様がかなり異なっている。 1994年から1996年まで8両編成8本、4両編成6本の88両が増備された。8両編成は京浜急行線内の快特をはじめとした優等列車の他、都営浅草線、京成線などの直通運転に、4両編成は線内のみの普通車での運行が多い。 |
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