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HOME > 鉄道・バス車内写真 > 私鉄 > 京浜急行電鉄600形

京浜急行電鉄600形

(旧)1000形の後継車として1994年に登場したのがこの600形です。登場当初は、「3ドア全席クロスシート」「収納機構つきツインクルシート」など、様々な“異色”の設備をひっさげて登場したものの、後年の更新工事で>>新1000形の前期増備車と似たような内装に改装されています。
内装的にはすっかり「出る杭が打たれておとなしくなった」感の否めない600形ですが、最近は先頭部分に「600」のロゴが書き加えられたり、BLUE SKY TRAINに塗色変更されるなど、何だかんだで話題の事欠かない車両であるような気がします(笑)。
さて、写真は夜の三崎口駅で発車待ちの600形。2019年で登場から24年が経過しますが、近年は前面の行先表示機、列車番号表示機がフルカラーLED化されるなど、まだまだ主役級の活躍は続きそうです。このページでは、そんな600形の車内を見ていくことにしましょう。

モケット

(↑)普通席
(↑)優先席

撮影日時・場所

撮影日:2019年4月26日
撮影場所:三崎口駅 車内

備考

特にありません。

車内全景

車内に入ります。600形は、かつて全席クロスシート(いわゆる「ツインクルシート」)の内装でしたが、2005年以降の更新工事で車端部を除いてロングシート化され、現在は全車両がこの内装に統一されています。
車内は基本的に>>新1000形の前期増備車を踏襲しており、ロングシートの中央部分にひじ掛けがない、荷物棚の形状と車端部クロスシートの形状が異なる程度の違いしかありません。

座席

座席の様子(左)と座面のアップ(右)。座席は>>新1000形に似たような風合いですが、新1000形と比較して「座面の凹凸のメリハリがはっきりしている」、「座面がやや薄め」などの違いが見て取れます。このあたりは単なる個体差にも見えますが、新1000形と比較して座席間のひじ掛けが省略されていることから、600形独自のものと思われます。
この際、どうせなら>>新1000形と同じくひじ掛けをつけて完全に部品を共通化してしまっても良かったように思いますが、どのような理由でひじ掛けが省略されたのかは気になるところです。

車端部

車端部の様子(左)。車端部はクロスシートが存置されており、その座席のアップが写真(右)になります。
見た目はそこそこ快適そうにみえるこのクロスシートですが、座面や背もたれの薄さはロングシートと比べるまでもなく、着座するとお尻と背中に「何かが当たる感覚」があります。また、立ち席定員を増やすためのなのか、シートピッチはお世辞にも広いとは言いがたい水準です。気の合う4人組で座るならまだしも、一人での利用の時にはわざわざここを選びたいとは、私はあまり思えませんでした(笑)。

優先席

で、優先席の様子(左)と座席のアップ(右)。座席モケットが異なるほかは一般席区画と大差ありません。

運転台直後の区画

運転席直後の区画は見ての通り、展望席のような構造になっています。ここに座れば、京急線、京成線は快特としてのアツい走り、都営線内はこれもなかなか珍しい「地下鉄の前面展望」、そして「アクセス特急」として成田スカイアクセス線を走るのであれば常時120km/hキープの走りが満喫できる、というわけです。
ちなみに座席の位置的な関係から、運転台が見えるのはほとんど窓際の1席のみです。席が空いていれば、進行方向右側の窓際を確保すると、区間や時間に関係なく楽しめるでしょう。そういった意味では、その「右側の窓際」が本当の「プレミア空間」ではないでしょうか。
写真(右)は座席のアップ。足元には申し訳程度ながら「くぼみ」が設けられており、少しでも脚を伸ばせるよう配慮されています。

補助席

車端部のクロスシート部分には、折り畳み式の補助席が設けられています。京浜急行では基本的に下り列車(但し夕方ラッシュは除く)で利用できるようですが、私が乗車した時は下り列車でも施錠されていました。このあたりは車掌の裁量によるのでしょうか。

先頭車 フリースペース

両端の先頭車には車いすやベビーカーの利用を想定したフリースペースが設けられており、ドア脇にもその旨の表示があります(左)。
フリースペースの全景はこんな感じ(右)。元々はこの区画にもクロスシートが設置されていたのですが、床材や壁材は完全に交換されているためか、「改造しました」という雰囲気を全く感じない仕上がりであるように思います。

このフリースペースには「車いす固定用具」なるものがあり、必要に応じて使えるようです(左)。なぜか封印が貼られているのが気になるところですが、いたずら防止のようなものでしょうか。
写真(右)はフリースペースと座席間の仕切の様子。窓に干渉するのを防ぐためか、仕切板はこの区画だけで見られる独自のものが採用されています。

その他の車内設備

天井(左)と荷物棚(右)の様子。荷物棚はロングシート化改造時に合わせて更新されていますが、こちらも新1000形とは若干形状の異なるものが採用されています。

ロングシートの仕切の様子(左)と床面の様子(右)。仕切の上にはなぜか金属のポールが伸びており、この部分だけ妙にものものしい雰囲気となっています。普通に「ひじ掛けから荷物棚」のポールだけでよかったような気もしますが、わざわざ(成型に手間のかかりそうな)グネッとしたポールを配しているというのは強度的な問題でしょうか。
ちなみにこのポールは、後にデビューした新1000形などでは見られません。本系列のちょっとした見どころでもあるので、乗車の折にはぜひ見てみてください(笑)。

ドア

ドアの様子(左)とドア上のLCDモニタ(右)の様子。改修された時期の関係か、LCDモニタは1画面のみの配置となっています。同様の例は、2100形の更新車でも見られます。

概説

デビュー年:1994年4月

京浜急行電鉄や、都営浅草線方面への乗入に使用されてきた(旧)1000形の後継車として1994年にデビュー。

登場当初は、地下鉄直通車両としては異色のオールクロスシートで登場した。着席定員と収容定員を両立させるため、運転席からの操作で一部クロスシートを格納できる「ツインクルシート」が導入されていたのが特徴。
また、主制御器にVVVFインバーダー制御を用いるなど、当時としてはきわめて先進的な技術がふんだんに盛り込まれていた。

収容能力の向上を図るため、2005年以降、>>新1000形と同一のロングシートへの換装工事が実施されたほか、2009年以降、運転台窓下への「600」ロゴの貼り付け、ドア上のLCDモニター設置などが施されており、デビュー当初とは外観、仕様がかなり異なっている。

1994年から1996年まで8両編成8本、4両編成6本の88両が増備された。8両編成は京浜急行線内の快特をはじめとした優等列車の他、都営浅草線、京成線などの直通運転に、4両編成は線内のみの普通車での運行が多い。

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