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HOME > 鉄道・バス車内写真 > ジョイフルトレイン・波動用車両 > 485系「きらきらうえつ」

485系「きらきらうえつ」 - 座席 / きらきらラウンジ・トイレ・洗面台

最近のJR東日本は、「伊豆クレイル」に代表されるような“飲食系ジョイフルトレイン”の拡充に余念がないように感じる今日この頃です。車内にビュッフェなどの供食設備を設けて運賃以外での収入を稼ぐスタイルは、JR東日本に限らず全国的に広まりつつありますが、そのはしりとなったのがこの「きらきらうえつ」かもしれません。
485系を大改造して車内に「茶屋」と称したビュッフェを設け、沿線の素材をふんだんに使った弁当や地酒が販売されています。単に「乗る」だけでなく車内で「飲食」することも楽しみの一つに据える、という近年のジョイフルトレインの“流行”を最初に持ち込んだ車両と言っても決して過言ではないでしょう。
デビュー以来、利用率は順調に推移しているようで、新潟のジョイフルトレインとしては不動の地位を築いた「きらきらうえつ」。しかし、足回りが485系ということもあって、寄る“年派”には敵わなかったようです。2018年には直接の後継となることが予想される「海里」の導入も発表されました。乗車や記録するなら今のうち、ということには間違いないのでしょう。
さて、このページでばそんな「きらきらうえつ」の車内を詳しく見ていきます。

モケット

(↑)普通席
(↑)ラウンジ席
(↑)カーテン

撮影日時・場所

撮影日:2018年11月30日
撮影場所:「きらきらうえつ」 酒田駅 車内

備考

※ 取材列車がかなり混雑していたため、車内全景の写真を中心にやや撮り方がアレな写真が散見されますがご了承下さい。

車内全景(一般席)

というわけで車内の様子です。車体は完全に新造されており、485系時代の面影は全くありません。一応「ジョイフルトレイン」という括りにはなるものの、目につく特徴は床材が木目調になっている程度で、座席はごく普通の2+2配置で展開しています。
特急としても十分に通用しそうな車内設備ですが、「きらきらうえつ」は特急料金の不要な快速列車として運行されています。同区間を走る「いなほ」と比較した場合、「きらきらうえつ」の方が所要時間は30分ほど長いのですが、快適性と料金のコストパフォーマンスの観点ではこちらに軍配が上がりそうです。私が取材した時も、直前に出る「いなほ」はガラガラでしたが、こちらは満席に近い混雑でした。「青春18きっぷ」ユーザーの間ではいわゆる「乗り得列車」として知られている「きらきらうえつ」ですが、最近では一般にもその「良さ」が認知されてきているのかもしれません。

車内を後ろから見た様子(左)と天井(右)の様子。天井まわりはフラットで特段の飾り気もなく、非常にシンプルにまとまっています。

座席

座席の様子。写真(左)が一般席、(右)が車端部の様子です。
座席は中ひじ掛けがやや簡素化されたR55Hに手かけ(座席肩部)が増設された、独自のものが採用されています。座席そのものは固め基調で、座面の成型もメリハリがあります。快速列車としての居住性は破格、と言っても過言ではないでしょう。
ちなみにシートピッチは970mm。この値、実は同区間を走る「いなほ」(485・E653系)の普通席よりも広かったりするのですが、それはツッコんではいけません(笑)。

3号車9D・10D 車いす対応席

3号車には車いすでの利用に対応した区画が設けられており、この部分はデッキと客室の仕切扉、及び通路が他の区画より広めに取られています。車いす対応であることを示すピクトグラムも、やや目立ちにくいながらも貼られています。

で、車いす対応席の様子(左)とリクライニングを全展開(右)した様子。車いすに対応したベルトなどの装備を除き、基本的な諸元は一般席に共通です。

1・4号車 ラウンジ(簡易展望スペース)

運転台後ろの区画はパイプ椅子が設けられた展望席区画となっています。黒いビニールレザーが張られたパイプ椅子が設けられていますが、それゆえに居住性はあまりよくありません。まぁ心地良いソファを設けて少数の利用者に長居されうる可能性を考えると、このパイプ椅子の方が理にかなっているのかもしれませんが…(笑)。

窓側に面したパイプ椅子(左)と、運転席直後の展望席の様子(右)。着座位置がやや高めであることから、足元にバーレストが配されています。また、なぜかヒーターも完備。私が乗車したのは11月下旬でしたが、その時期でもこの展望スペースはかなり寒かったように記憶しています。真冬では必要不可欠な設備なのでしょう。

1・3・4号車 荷物スペース

デッキと客室の仕切の様子。仕切扉を片側に寄せることにより、視覚上は客室とデッキが完全に分断されています。その結果、写真(右)のような妙な空間が生まれてしまっていますが、どうやらこの区画は荷物置き場として使用されることが多いようです。公式には荷物置き場として案内されていませんが、私が取材した時も荷物棚に乗り切らないスーツケースなどはこちらに置くよう案内されていました。

その他車内全般

最後に車内設備全般を。写真(左)は荷物棚、(右)は窓間のコートかけの様子です。コートかけは他ではあまり見ない形状をしていますねぇ。

通路の様子(左)と座席番号表記の様子(右)。

おまけ:きらきら弁当

最後におまけで「きらきらうえつ」の車内で買える「きらきら弁当」をご紹介。新潟駅で駅弁を販売している株式会社三新軒と「きらきらうえつ」の乗務員が共同企画したものだそうで、沿線・地元の商材をふんだんに使用しているとのこと。料金は1080円と駅弁にしては手ごろながら、ボリュームもかなりあって大人の男性でも満足できるかと思います。
なお、同弁当は「きらきらうえつ」の車内のほか、新潟駅でも販売されているそうです(2019年1月現在)。

この項目は2ページ構成です。次は>>きらきらラウンジ・トイレ・洗面台です。

概説

デビュー年:2001年(きらきらうえつとしてのデビュー)

羽越本線の沿線観光促進などを狙って2001年にデビュー。キャッチコピーは「乗って楽しい・降りて楽しい」。車両の名前、並びに同車を使用した専用列車の愛称はともに「きらきらうえつ」である。

走行機器などの足回りは485系のものを流用しているが、車体は完全に新製されており、眺望に配慮して全車両ハイデッカー構造を採用。また、各車両にはスロープを設けてバリアフリーにも配慮しているほか、3号車は車いす対応の座席・トイレなどを備えている。

4両編成で、1・3・4号車は座席車、2号車は「きらきらラウンジ」で、ミニビュッフェ「茶屋」とボックス席を備える。ミニビュッフェでは「きらきら弁当」を始めとした駅弁や地酒、お土産の販売が行われており、購入したものは「きらきらラウンジ」内のボックス席で飲食可能。

快速「きらきらうえつ」として、主に週末や繁忙期に新潟〜酒田間を中心に運行されるが、不定期に酒田から先、象潟や秋田まで延長運転される場合がある。このほか「きらきらうえつ」車両を使用した臨時列車として、過去に「きらきら行く年・来る年(新潟〜弥彦)」「分水夜桜(新潟〜分水)」といった新潟エリア、さらに「きらきらヨコハマ(横浜〜小田原)」「きらきらやまなし(新宿〜甲府)」など首都圏にも顔を出した経歴がある。

2010年代後半に入り、現役で活躍する数少ない485系の一つであったが、2019年9月に後継となる「海里」の導入が既に発表されている。本系列の処遇は公式では発表されていない(2019年1月現在)が、一部では「海里」と入れ替わる形での引退が報道されている。

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