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E233系1000番台「京浜東北線」
神奈川県の大船を起点に、東京都を縦断して埼玉県の大宮までを結んでいるのが京浜東北・根岸線です。厳密には横浜を境に、大船寄りが根岸線、大宮寄りが京浜東北線となっていますが、両線とも一体となった運行がなされています。
車体側面の様子。裾折の車体などは首都圏ではすっかり見慣れた光景ですねぇ。
行先表示はこんな感じ。種別カラーは各駅停車がスカイブルー、快速が赤となっています。各駅停車のそれは、京浜東北線のラインカラーに合わせたものでしょうか。
普通車 というわけで車内を見ていきます。車内は先にデビューしていた中央快速線用の0番台から大きく変更はされていないものの、モケットが京浜東北線カラーに合わせたブルー系のものになっており、全体的に爽やかな印象を受けます。パッと見では、E231系のそれなどで使用されているものと同じように見えますが、それとは異なる柄のオリジナルのものが採用されているのが特徴です。
では座席の様子を。0番台から引き続いて、座面の中にはスプリングが仕込まれているようで、座席に掛けた心地はそこまで悪いものではありません。最近はデビューから10年がたったこともあるのか、座席によってはややヘタりがきて沈み込みが少なくなっているようなものも存在します。ただ、定期的に交換されているためなのか、何度か乗車した限りでも目に見えてひどい個体には当たらない気がします。
座面のアップ。座面はお尻の形に成形されたものが使われているほか、背もたれ部分も中央部分がフラットな構造になっているので、実際に座った感覚は写真で見る以上に広い気がします。もっとも、写真を見ていただいても分かる通り、最近は経年のためか座面のモケットにやや“しわ”が寄り始めているような個体もちらほら見受けられます。 車端部区画 車端部は3人がけ区画になっています。壁や仕切りなどは白を基調とした殺風景きわまりない雰囲気ですが、床のベージュっぽい色調が、その殺風景さをうまく中和できているなと感じます。
3人がけ席のアップ。 優先席 続いて各車両大船寄りに備わる優先席区画を見ていきます。こちらも基本的な構造は、先に挙げた「車端部区画」と同じですが、床材の色調が異なる、化粧板(壁)の色調がやや黄色っぽいものになっているなど、細かい差異がみられるのが特徴です。いずれもE233系では共通で見られる仕様です。
で、座席の様子。優先席は身体の不自由な人の利用が多い、ということなのか、手すりが普通の3人がけより多くついているのが特徴です。 1・10号車 フリースペース
先頭車には車いすやベビーカーの利用者向けのフリースペースが設けられています。首都圏の通勤型電車ではすっかり見慣れた設備ですが、元を辿れば同じ京浜東北線で活躍していた209系にルーツを見出すことのできるものだったりします。
そのフリースペースのアップ。この区画には荷物棚がないため、代替として握り棒が窓下に加えて窓上にも設けられているのが特徴です。 1・10号車 運転席後ろの区画 運転台直後の区画はこんな感じです。E233系は衝突時の車内への衝撃を和らげるために運転台の幅が広く取られているのですが、運転席が伸びた分、座席が減っているというわけです(笑)。こちらも首都圏では見慣れた光景ですが、元々は1994年デビューのE217系から受け継がれている構造です。
で、その4人がけの様子。 その他の車内設備 天井を見上げます。中央をラインデリアが貫いており、天井周りはすっきりした感じにまとまっていますねぇ。
荷物棚の様子。こちらもE233系標準仕様となっており、(金属の棒を並べた従来の棚と比較して)小型の荷物でも難なく置けるようになっています。
つり革は黒い大型のものが採用されています。
床下の空調装置を撮影してみました。 ドア 乗降用ドアはこんな感じ。E233系からドアが再度塗装されるようになりましたが、確かにこちらの方が全体的に内装との調和がとれて、見栄えも良くなるように思います。
ドア上にはLCDモニタが設けられています。体裁はE233系0番台と共通ですが、後に登場した「よりスマートな表示」に見慣れてくると、どことなく一昔前の雰囲気を感じるように思うのですがいかがでしょうか。なお、この表示体裁の“元祖”は、2002年デビューの>>E231系500番台「山手線」にまで遡ります。 |
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