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ゆりかもめ7300系

新橋から台場、国際展示場、有明などを経由して豊洲までを結んでいるのがこの「ゆりかもめ」です。正式名称は「東京臨海新交通臨海線」と言うそうですが、りんかい線を運営する「東京臨海高速鉄道」などと混ざりやすいことからあまり使用されておらず、広告などでも愛称である「ゆりかもめ」の名前が使われています。
沿線にはお台場、テレコムセンター、船の科学館、国際展示場といった数々の観光地があるほか、オフィス街も走っていることから、平日・土日問わず日々多くの人に利用されています。
そんな「ゆりかもめ」の新車として、2014年に華々しくデビューしたのがこの7300系です。先頭部分の白が目立ちますが、この白は「ゆりかもめ」の白羽をイメージしたものだそうです。
写真は汐留駅に入線する7300系。既存の7000系が完全に置き換わる日も近いのでしょう。

入口の様子。ドアは外釣り式のものが使われています。他の鉄道車両ではあまり見かけない構造ですが、ゆりかもめでは先代の7000・7200系からこの「外釣りドア」が採用されています。

普通車

というわけで車内に入っていきます。先代の7000・7200系ではクロスシートが採用されていましたが、7300系からは全席ロングシートになりました。パッと見では「よく見かける通勤型電車の車内」ですが、細かいところを見ていくと「7300系らしさ」に気付くことができたりします。以後、順を追ってみていくことにしましょう。

というわけで座席の様子です。背もたれがやけに大きく見えるのは車両が小さいからではなく、実際にかなりハイバックなシートになっています。背もたれの中央部分はややフラットになっているので、実際に着座すると、通勤形電車では珍しい「包み込まれる感覚」があり、かなり快適です。
「ゆりかもめ」、新橋から豊洲まで乗り通してもせいぜい30分ですが、その30分を過ごすにはややオーバースペックと言っても過言ではないかもしれません。

車端部の区画はこんな感じです。機器室がある関係から、優先席部分は2人がけ、一般席は3人がけになっています。

で、車端部の3人がけ。座席とは関係ないですが、消火器は座席下に設けられています。実際に外していないので分かりませんが、有事の際にサッと取り出せる構造かどうかは正直疑問の残るところです。通常の鉄道車両より小さめな新交通システム車両なので、スペースの関係上仕方ないのかもしれませんが…(笑)。

優先席

各車両に設けられている優先席の様子。モケットがオレンジと黒を中心としたものになっているほか、壁際にも手すりがあり立ち上がる時に使えます。細かい心配りを感じるポイントです。

優先席部分のつり革は黄色くなっているほか、荷物棚にも黄色い帯が貼られているのが特徴です。

座席の仕切り部分にはこんなマークが。分かりやすいデザインですね(笑)。

2〜5号車 フリースペース

2〜5号車には、車いすやベビーカーの利用者向けのフリースペースが設けられています。

で、そのアップ。ベビーカーマークは後から貼りつけられたためか、妙に中途半端な位置に貼られています。この部分のつり革は一般席区画と同一のものが使われています。

展望席区画

「ゆりかもめ」のちょっとした見どころでもあるのがこの“展望席”区画ではないでしょうか。この運転席部分は、通常は一般の利用者向けに開放されており、自由に座ることができます。窓は足元にまで回り込んでいるので、座る位置によってはちょっとしたスリルを味わうこともでき、なかなか楽しいです。
両端駅では、特に先頭部は真っ先に埋まってしまうので座れるかは「運」の要素がかなり強そうです(笑)。なお、早朝深夜や故障時、訓練時など、まれに運転士が乗る場合はこの区画は閉鎖されます。

運転席部分の座席をご覧いただきます。この部分は、見ての通り2人がけとなっているのが特徴です。前の白いカバー下には運転用のメーターなどが隠されています。

横から見るとこんな感じ。あくまで運転が前提、という想定なのかは分かりませんが、座面、背もたれともにかなり固めの作りになっています。

反対側の、いわば「助手席」区画はこのようになります。座席前は非常時に使う貫通扉となっています。座席前の青いところには走行路に降りるための脱出器具(ハシゴなど)が格納されている関係上、足元のスペースはかなり狭くなっています。

で、その貫通扉の脱出器具入れの外側はこんな感じ。写真の車両ではこの部分に「7300」のロゴがあしらわれていますが、後期の編成ではこのロゴが省略されているものもあるようです。

その他の車内設備

天井の様子です。天井部分は空調ダクトの関係かやや丸みを帯びており、そこに照明の光が反射する、妙に凝ったおしゃれな作りになっているのが特徴です。

通路の様子。通路幅はかなり広く取られており、新交通システム車両にありがちな「狭苦しさ」のようなものはほとんど感じません。床面は座席モケットと同じ青系でまとめられています。

座席両端の仕切りにはさりげなく「YURIKAMOME」の文字が添えられています。

7300系から新たに車内に設けられた荷物棚の様子です。荷物棚部分は強化ガラスが採用されていますが、透明な荷物棚というのも珍しいと思います。なお、先ほどの座席両端の仕切りもそうですが、車内は強化ガラスが多用されており、全体的に開放的で連続感のある雰囲気に仕上がっているのが特徴です。

ドア

ドアの様子。7000・7200系では片開きでしたが、この7300系からは両開きに変更されています。朝夕の凄まじい混雑を考えればこちらの方が確かに理にかなっているような気がします(笑)。
また、ドアのガラスはかなり縦長のものが採用されており、かなりおしゃれな雰囲気です。

ドア上には駅一覧の案内プレートが設けられています。レインボーブリッジを渡るところのループ線もしっかり再現されています(笑)。

ドア上にはLCDモニタによる案内表示が千鳥配置で設けられています。

おまけ

夕暮れの都内を走るゆりかもめの車内から。

撮影日時・場所

撮影日:2015年6月6日
撮影場所:ゆりかもめ 汐留駅 車内

モケット

(↑) 座席モケット

(↑) 優先席モケット

(↑) 床材

車両概説

デビュー年:2014年

同線で使用されてきた7000系の老朽化置換用として2014年にデビュー。

両開きドア、ロングシートなど乗降のスムーズ化が図られているほか、背もたれの高さを上げたことによる座り心地の向上、環境に配慮したLED照明の導入など、最新の技術が導入されている。

2014年に営業運行を開始し、今後2016年までに老朽化した7000系を全て置き換える予定。

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