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HOME > 鉄道・バス車内写真 > 私鉄 > 横浜市交通局3000S形「ブルーライン」

横浜市交通局3000S形「ブルーライン」

東急田園都市線と接続するあざみ野駅から、新横浜、横浜、戸塚などを経由して湘南台までを結んでいるのがこの横浜市営地下鉄ブルーラインですが、3000形系列はその輸送を一手に引き受けている車両です。
写真は湘南台駅に到着した3000S形。この車両、見た目こそ新車ですが、かつて市営地下鉄で活躍していた2000形の部品が一部流用されています。3000形を極めている市営地下鉄ファンの知り合いによると、「台車の音で3000S形だと分かる」そうですが、私は台車の方はさっぱりなので、実際に乗ってもよく分かりませんでした(苦笑)。ともあれ、このページでは3000S形の車内を見ていくことにしましょう。
なお、外観のデザインがやや異なるものの、同線を走る3000R形も内装は共通です。

ドアの様子。車体番号はドア脇に表示されています。

行先表示の様子。かつては行先の駅名のみが表示されていましたが、2015年7月からブルーラインで快速運転が始まるのに合わせ、種別も表示されるようロムの更新が順次行われています。「快速」の表示も撮影でき次第、こちらで紹介します。

普通車

というわけで車内を見ていきます。車内はベージュとオレンジの床材にオレンジ系の座席と、全体的に暖色系でまとめられているのが特徴です。車体幅は2760mmと、普通の鉄道車両と同レベルで確保されているためか、一部の地下鉄で見られるような狭苦しさはあまり感じません。

座席の様子。ドア間の座席は6人がけとなっています。座席はいわゆるバケット構造となっており、適度にクッション性もあるので座り心地は悪くありません。
この車両がデビューした当時は、すでに全体的に「ロングシートは片持ち式」に完全に移行していた時期ですが、この3000S形では従来通り、座席下はふさがっています。

車端部の区画はこんな感じ。ちなみに座席はこちらも6人がけです。ドア間と車端部の着座人数が同じなのは、通勤型電車ではかなり珍しいのではないでしょうか。
また、妻面(車両と車両が接する部分)には窓が設けられています。昔の国鉄形の通勤電車ではおなじみの仕様ですが、「最近」に製造された車両でこれを導入している車両はほとんどない(というか限りなくゼロに近い)でしょう。なぜ、あえてこの仕様をいまだに取り入れているのか気になるところです。

で、その座席の様子。

車両と車両の間の扉には、さりげなく横浜市営地下鉄のロゴが入れられています。どのくらいの人が気づくのだろうか…と思うほどに小さいですが…(笑)。

「ゆずりあいシート」区画

各車両の車端部には「ゆずりあいシート」なる区画が設けられています。横浜市営地下鉄は、この座席を含め全ての座席が「優先席」となっていますが、その中でも「特に座席を必要とする人に譲りましょう」という区画がこの「ゆずりあいシート」なのだとか。また、この区画は「携帯電話オフエリア」となっています。
この「ゆずりあいシート」、単なる優先席との違いがおよそ見出せませんが、「全席優先席」を標榜する横浜市営地下鉄ならではの取り組みということなのでしょう。
さて、その「ゆずりあいシート」区画はこんな感じ。つり革が黄色くなっているほか、床面も赤のラインが引かれています。

で、その座席の様子。携帯電話の電源を切る旨のシールなが貼られているほかは普通の座席と同一です。

「ゆずりあいシート」部分のつり革は黄色いものが使われています。

優先席区画・フリースペース(先頭部)

先頭車両の運転席直後はこのようになっており、「ゆずりあいシート」と車いすやベビーカーの利用者向けのフリースペースが備わります。

運転席直後の座席の様子。こちらは3人がけです。

車両の外側にも、車いすマークとベビーカーマークが貼られています。

優先席区画・フリースペース(3・5号車)

3・5号車に設けられているフリースペースはこのようになります。

で、そのフリースペースの様子。

ゆずりあいシートのつり革は黄色いものが使われています。いわゆる「優先席」と全く同じ仕様ですが、この「ゆずりあいシート」が実質的な優先席となっているという認識で間違いなさそうです。

その他の車内設備

天井を見上げます。

荷物棚はこんな感じ。昔ながらの網棚ですね。

つり革の様子。つり革は、背の低い人でも握りやすいよう一部低い位置に設置されています。

座席下はこんな感じ。最近流行りの「片持ち式」は採用されておらず、ここだけ妙にレトロな雰囲気なのが特徴です。座席下には、一定間隔で機器の名前が書かれたプレートが取り付けられています。
一般の利用者も目にしうる場所に、ここまでおおっぴらに表示するのも珍しいと思います。ちょっとしたこの車両の見どころなので、乗車した時にはよく見てみてください(笑)。

ドア

ドアの様子。

ドア上にはLEDによる案内表示器と駅案内のプレートが備わります。2015年7月から始まる快速運転にもすでに対応しています。

撮影日時・場所

撮影日:2015年7月1日
撮影場所:横浜市営地下鉄ブルーライン 湘南台駅 車内

モケット

(↑) 座席モケット

車両概説

デビュー年:2005年

老朽化した2000形の置換、及び2007年から開始された市営地下鉄のワンマン運行への対応を見据えて2005年にデビュー。

基本的な車体構造は先に登場していた各3000形を踏襲するが、同時期に廃車が進められていた2000形の保安装置、台車などを流用してコストダウンを図っている。外観上の特徴として、先頭部が水色に塗装されており、容易に他系列と判別できる。性能は他の3000形と基本的に共通。

ブルーライン全線で運用されている。

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