鉄道・高速バス 車内・座席写真のサイト |
||
|
上田電鉄7200系「まるまどりーむ」
元々東急電鉄で使用されていた7200系を上田電鉄が引き取り、内外装とも改造を加えたのが、この「まるまどりーむ」です。車体は、かつて上田電鉄で使用されていたモハ5250形を模した塗装に変更されており、そのせいか良い意味で東急の車両らしくない雰囲気になっていると思います。
車体側面の様子。ご覧のとおり、一部の窓が「丸窓」状になっているのが特徴です。この7200系はデビューしてからすでに40年以上が経過していますが、よく手入れされているようで、思った以上にオンボロな感じはしないように思います。
ドア脇には上田電鉄のロゴがついています。こちらも全体的なデザインの統一を図るためか、東急グループのロゴとは異なる絵柄になっています。 車内 というわけで車内の様子。車内はカッティングシールによる木目調となっており、赤い座席と相まって暖かみのある空間です。また、「まるまどりーむ」への改装に伴って床材も変更されているためか、車齢にしてはそこまで古い感じはしないように思います。
座席の様子。座席はモケットが交換されてはいるものの、内部の詰め物はあまり手を加えられていないためかかなりヘタった感じの座り心地です。窓の一部は「まるまどりーむ」の名前の通り、木目調のシールの中央をくりぬいて「丸窓」状になっているのが特徴です(後述)。
車端部の区画はこんな感じです。貫通路(隣の車両への通路)がやけに広いのは東急によく見られる仕様ですね(笑)。
で、その座席の様子。 車内設備 天井の様子。こちらは大きく手を加えられていないようです。扇風機がなんともいい感じですね(笑)。
つり革のアップ。つり革にはなぜか「ながの東急百貨店」の広告がついています。この車両が東急から移籍してきた車両、ということも関係しているのでしょうか。
「まるまどりーむ」の象徴でもある「丸窓」をアップで。丸窓とはいっても、元から存在している窓に、中央部分を円形にくりぬいた木目調のシールを貼っただけ、といえばそれまでなのですが、このような形の“丸窓”は、他の車両ではなかなか見られないように思います。
ドア上には「別所線レールマップ」が。こちらは同線を走る1000系とは異なるデザインのものが使われています。妙に一昔どころか“二昔前”くらいのデザインであるように思うのですがいかがでしょうか。
1号車と2号車の連結部分には、見ての通りドアコックの案内と非常停止ボタンがついています。案内文の書体や、非常ボタンなど随所に“ノスタルジー”が感じられるように思います。
車内を撮影していたらたまたま見つけたので撮影しましたが、なんと1968年製の車両がいまだに現役です。2014年で登場から46年目。内外ともに数多くの改造を受けているため、そこまで古びた感じはしませんが、この車両の長い歴史を感じることのできるポイントです。乗車した時には探してみると面白いかもしれません。 ワンマン運行機器と運転席 運転席後ろには運賃箱があります。有人駅から乗車の際は切符を運転士の方に渡し、無人駅からの場合は整理券と運賃を運賃箱に入れる形になります。
一部のドア脇には整理券発行機が備わります。写真では分かりにくいですが、この整理券発行機もきれいに保たれていながら、どこか年季を感じさせるように思います。
運転席の様子。こちらはワンマン対応になっている以外は特に手を加えられていないようで、デビュー当時からの雰囲気を色濃く残しています。随所にみられる塗装の“剥げ”が、またいい味を出しているように思います(笑)。 おまけ 別所温泉駅付近には、「まるまどりーむ」のモデルともなったモハ5250形が展示されています。運が良ければ、7200系「まるまどりーむ」との並びも見ることができます。 |
||
|
||
copyright(c)2002- Nukezo, All Right Reserved. |