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東京メトロ16000系「千代田線」「常磐緩行線」「小田急線」
東京メトロ千代田線のニューフェイスとして、2010年に華々しく登場したのがこの16000系です。丸みを帯びた先頭形状や色遣いは、いい意味で日本の列車らしくない雰囲気で、かなり先進的な雰囲気を感じるように思います。
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モケット
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撮影日時・場所 撮影場所:常磐緩行線 我孫子駅 車内 備考 |
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車内全景 というわけで車内の様子です。車内は座席、床面、座席の仕切り全てに青を多用し、相当にさっぱりというか爽やかな印象です。また、10000系から引き続いて手すりなどは滑らかな曲線を描いており、角ばった感じが全くしません。やや乱暴な言い方をすれば、「10000系をさらに先進的にして爽やかにした車内」とでも表現できそうな感じの車内です(笑)。
またしても車内ですがよく見るとつり革の色が青色になっています。こちら、2015年から導入された4次車の車内。つり革の色の変化は目につきやすいところですが、それ以外にもフリースペースが全車両に設けられているなど、よりバリアフリー面での設備が強化されているのが特徴です。
座席 座席の様子。座面はかなり固めですが、座面、背もたれともにバケット構造となっており、実際に座った間隔はかなり良いです。座面の“厚み”は、(最近の通勤型電車にしては)並かやや厚めなので見た目としてもあまり安っぽい感じがしないのは好印象です。
ドア間の座席の両端にある仕切りをより近くで見てみます。仕切りの先端、というかほぼ半分が模様入りガラスになっており、開放感を感じるだけでなく、デザイン的にもおしゃれな感じがします。 車端部(3次車以前のみ) 車端部は3人がけになっています。こちらの区画は3次車以前の取手寄りにのみ見られるものであり、4次車以降はフリースペースに取って代わられています。 優先席 変わってこちらが優先席の様子。優先席部分はモケットが(どちらかというと)緑色に近い色になっているほか、つり革、手すりが黄色いなどの違いがあります。
フリースペース(3次車以前:2・9号車 4次車以降:全車)
3次車以前の2・9号車と、4次車以降の全車には、見ての通り車いすの利用者やベビーカー連れ向けのフリースペースが設けられています。
フリースペースの該当区画を外から見た様子。車いすマークのほか、最近一気に普及の進んだベビーカーマークは内外ともに貼り付けられています。 その他の車内設備 天井(左)と荷物棚(右)の様子。荷物棚部分には強化ガラスが使われています。先ほど紹介した貫通扉といい、ここまでガラスが多用されている車内というのもなかなか珍しいのではないかと思います。
つり革の違い 3次車以前(左)と4次車以降(右)の一般席区画のつり革を比較してみました。よくよく見ると、4次車以降のそれは、つり革の本体部分だけでなくヒモ部分まで青色になっているのがお分かりいただけるかと思います。妙に芸が細かい…(笑)。 乗降用ドア ドアの様子。ドア上にはワイド型LCDモニタが2機備わっています。
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概説 東京メトロ16000系は千代田線用の通勤型電車。千代田線で使用されてきた6000系が製造後40年近くを経て取替えの時期を迎えたことから、2010年から導入された。 車体はフェラーリのカーデザイナーが担当するなど、他の車両とは一線を画すデザインとなっている。 現在は東京メトロ千代田線(代々木上原〜綾瀬)のほか、直通先の常磐緩行線(綾瀬〜我孫子・取手)、小田急線(唐木田・新百合ヶ丘〜代々木上原)で使用されているが、小田急線のダイヤ乱れ時などは新宿や本厚木にも顔を出す場合がある。 2011年、鉄道友の会ローレル賞に選定された。
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