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東京メトロ10000系
東京メトロの“顔”として、趣味誌にとどまらずさまざまな媒体でよく見かけるのがこの都営10000形です。メインは有楽町線・副都心線で使用されていますが、東急東横線の直通運転の開始以降、南は元町・中華街や横浜、北は川越市や飯能まで幅広い地域に顔を出しています。先頭車は少し丸みを帯びており、全国にあまたある角ばった他の車両と比較して、いい意味で日本の電車らしくない雰囲気であるように感じます。
車体側面の様子。JR九州の車両でも採用例のある「A-Train」工法が用いられており、角のないなめらかな感じの車体に仕上がっているように思います。
行先表示板、兼号車番号表示板の様子。普通、行先表示板というと、路線や行先を表示するものが多いですが、この都営10000形では行先や路線に加えて号車番号も表示されます。行先とともに号車が出るタイプの表示は全国的にもよく見かけますが、号車番号しか出さない表示はなかなか珍しいのではないでしょうか。 車内
というわけで車内の様子。車体だけでなく車内も「滑らか」「丸み」をこれでもかというほど多用した空間になっています(笑)。今でこそ、丸みを帯びた握り棒などはJR東日本のE233系などですっかり見慣れたものとなりましたが、この車両が登場した2006年当時は、さぞかし先進的に見えたのではないかなと思います。
座席の様子。見ての通りクッションはかなり薄めで、座り心地は正直それほど大したものではありません。固めの詰め物が入っているためか、薄いクッションの座席にありがちな「板の上に腰かけているような感覚」ほどではありませんが、座り心地としては「固め」の部類に入るように思います。
車端部は見ての通り3人がけになっています。化粧板(車両の壁)は、明るめの木目調が使われており、通勤型電車ながらもさりげない高級感を感じられるようになっています。このあたりはかなり評価できるポイントではないでしょうか。 優先席区画 各車両に備わる優先席区画の様子。優先席とは何も関係ありませんが、10000系の貫通扉(車両と車両の間にあるドア)は、強化ガラスを用いたものになっており、他の車両のこの場所にありがちな「暗さ」を全く感じないのはかなり好印象です。直線区間を走行していて車内がすいている時は、数両先の車内はもちろんのこと、一番後ろ(または前)の運転席部分まで普通に見えたりもします(笑)。
で、その優先席の様子。モケットが異なっていたり、つり革、手すりが黄色くなっている以外は他の座席と大差はありません。
で、一部車両にある車いすの利用者やベビーカー連れ向けのフリースペースはこんな感じです。
車いすスペースの様子です。 車内設備 10000系の車内の最も大きな特徴といっても過言ではないのがこの照明ではないでしょうか。見てお分かりの通り、天井の高さを一段高くして、その高さが変わるところに蛍光灯を設置し、実質的な「半間接照明」のような雰囲気になっています。こちらも通勤型電車ではなかなか見かけない方式で、高級感とまでは行きませんが、この車両ならではの「良さ」の一つではないかと思います。
荷物棚の様子。こちらも強化ガラスを用いた透明の棚になっています。
つり革のアップ。こちらは従来からよく見かけるデザインであるような気がします。 ドア ドアの様子。ドア上にはLCDモニタが2機備わります。
そのLCDモニタのアップ。写真は東急・みなとみらい線内で撮影したため、東急仕様のデザインになっていますが、直通運転などで会社が変わると、その会社のデザインの案内表示に切り替わります。長距離を乗車する時は、注意してみていると面白いかもしれません。
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