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東武50090系「TJライナー」
東武東上線の有料列車は50年以上前に存在した特急「フライング東上」号から途絶えていましたが、2008年に突如として運行を開始したのがこの「TJライナー」です。座席定員制のいわゆる「通勤ライナー」で、朝に上り池袋行き、夕方に下り森林公園・小川町行きが運行されています。 |
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モケット
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撮影日時・場所 撮影場所:東武東上駅 小川町駅 車内 |
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車内全景
車内に入ります。本系列の特徴として、クロスシートとロングシートを転換できるマルチシートが導入されている点が挙げられます。TJライナーや日中及び夕方上りの快速急行は基本的にこのセッティングで運行されており、混雑状況に応じて座席の配置を変えられるようになっています。
座席
ドア間には(クロスシート状態で)座席が3列あるのですが、それぞれに異なった趣が見られるので個別に紹介します。
ドア間最後列(写真左)と座面のアップ(右)。座席そのものはかなり固めで、座面こそバケット構造をしているものの、クッション性のない薄っぺらい座面と背もたれも相まって掛け心地はあまり良いものではありません。また背もたれの角度がかなり直角に近く、ゆったりするには腰を前に出す(必然的に腰回りに負担がかかる)必要があるので、池袋から小川町まで乗り通した時には妙な疲れが残りました。必ず座れて300円ならまぁ悪くはないかなというレベルですが、それ以上ではない気がします(苦笑)。
座席背面の様子(左)と、座席カバー部分の注意書き(右)の様子。背面は特段の付帯設備もなくこざっぱりしています。座席下はご覧の通り、回転機構がある関係でふさがっているので、足元の広さという意味では通路側の方にやや軍配が上がりそうです。
車端部
車端部区画の様子。こちらは固定のロングシートとなっていますが、背もたれの高いハイバックシート、ひじ掛け付きと設備は一応他の座席に合わせてきています。
優先席
優先席の様子。座席モケットは50000系列共通のものが採用されています。つり革が黄色いのは最近のトレンドですねぇ。
車端部と優先席の座席 正面 せっかくなので、車端部と優先席区画の座席を前から撮影した写真も。座面は1人ずつ独立していますが、背もたれは3人分で一つになっています。
フリースペース
一部車両には車いすやベビーカーの利用者向けのフリースペースが設けられています。フリースペースの向かい側は一般席区画となっています。
車内設備 天井の様子(左)と荷物棚の様子(右)。天井周りは他の50000系列と大差ありません。
ドア 乗降用ドアの様子。ドア上の案内表示装置は千鳥配置となっており、案内表示装置のあるドアとないドアが左右互い違いに配置されています。
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概説 東武東上線で2008年から運行を開始した「TJライナー」専用車として登場。 足回りは既にデビューしていた50000系列に準じているが、車体のカラーリングが独自のものになっているほか、ロングシートとクロスシートを転換できるマルチシートが導入されているのが特徴。関東の鉄道事業者で、可変式の座席を導入したのは本系列が初である。 池袋〜小川町で運行される座席定員制列車「TJライナー」での運用が中心だが、間合いで料金不要の快速急行や普通列車などにも充当され、必要に応じ座席の形態を転換している。
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