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HOME > 鉄道・バス車内写真 > 私鉄 > 東武200・250系「りょうもう」

東武200・250系「りょうもう」

首都圏の南部在住、生まれてこの方まともに東武鉄道に馴染みのなかった私にとって、“東武の特急”といえばスペーシアが真っ先に思い出される今日この頃ですが、いざ気になって調べてみると意外といろいろな形式・車内があり、極めてみると意外と面白そうだなと思い始めた今日この頃です。前置きが長くなりすぎましたが、浅草から伊勢崎などを経由して桐生線の赤城までを結んでいるのがこの「りょうもう」号です。
車両は東武200・250系が使用されており、写真は赤城駅で発車待ちのカット。この車両、単純そうに見えて、実は内装にかなりのバリエーションがあるなど、意外と奥が深かったりします。このページでは比較的後期に製造された編成の車内(第7~9編成)を見ていくことにしますが、それ以外の内装パターンについても撮影でき次第紹介していきます。

車体側面の様子。白と赤を大胆にあしらったボディはなかなかダイナミックな雰囲気です。窓部分を黒く塗装することにより、赤い帯と合わせて連続感のあるデザインに仕上がっていますねぇ。

車体側面には「りょうもう」号のロゴも。こちらも赤色に揃えられています。

車内

では車内に入っていきます。写真の編成は最近モケットの貼り換えが行われており、今後は徐々にこのモケットに交換されていくものと思われます。
内装は全体的に、アイボリーを基調とした車内に、ストレートに続く荷物棚、シンプルな照明など、スペーシアのような豪華さは微塵たりとも見当たらず(笑)、「実用重視」に特化した仕様になっている車内です。もともと「りょうもう」号は、館林や伊勢崎など、観光よりビジネスや用務での利用が多い列車なので、このあたりは一種の“割り切り”なのかもしれません。

車内を反対から見るとこんな感じ。デッキと客室の仕切り扉には大型の窓がついているため、車内を立って歩いていると隣の車内が普通に見渡せます(笑)。

さてようやく座席の様子です。写真は東武200系の中でも第7~9編成に搭載されているもので、一応新規設計のリクライニングシートのようです。ただ、本系列の一部車両の座席が1720系から移設されているため、全体的なフレームやソデ体(ひじ掛け部分)の造りは、東武1720系の影響を強く受けていそうな作りになっているのが面白いです。
付帯設備としては、窓際に設けられた引出式のテーブル、フットレスト程度となっており、(よく言えば)極めてあっさりしています。座席のモケットは滑りにくい素材のため、座った時のホールド感はそれなりのものですが、経年のためか座面がヘタっている個体が散見されたのは何だかなぁ、と思わざるを得ませんでした。

テーブルの様子。収納する場合は、テーブルの端についているボタンを押す形になります。このテーブルは、「HiSE」以前の小田急ロマンスカーなどでも見られます。

車端部区画はこんな感じ。テーブルは一枚板のものが使われています。
そういえば上の項目で書き忘れましたが、近年の改装工事に伴い、座席の肩部にニョキッと飛び出たキノコのような手かけが増設されています。位置が位置なので、ガラガラな車内ならまだしも、お客さんのいる座席のそれをつかむのにはやや勇気がいりそうですが…(笑)。

座席カバーには見ての通り、東武のロゴがプリントされたものが採用されています。

3号車 車いす対応区画

3号車は車いす対応区画が設けられています。この区画のみ座席が左右とも1人がけになっているほか、デッキと客室の仕切り扉も他のものに比べて幅広のものが使われています。

で、その座席の様子。車いす固定用のベルト、非常通報機などが備わっています。

で、その全展開状態。ひじ掛けは(写真では片方下がっていますが)両方とも跳ね上げ可能な仕様になっています。

その他の車内設備

天井を見上げます。荷物棚に支柱があるわけでもなく、天井のくーらーが目立ちやすいわけでもなく…ということもあってか、天井そのものはきわめてすっきりした感じにまとまっています。

通路の様子。

荷物棚はこんな感じです。このデザインは、かつての183系グレードアップ車などでも見られた仕様ですが、その影響を受けたものでしょうか。

座席番号は金属製のプレートで席番が記載されたもののほか、列番を表記したものが後にシールで貼られています。東武の特急はかねてから、座席番号を前から通しで振るやり方でしたが、番号だけでは分かりにくいということなのか、あとに列番のシールが追加されました。

窓間にはコートかけが備わります。このフックのデザインも、1992年デビューの車両にしては妙に古めかしい気がします。

1・6号車 サニタリーブース・自動販売機

※ 以後、トイレ内部の写真が含まれます。

両端の先頭車となる1・6号車には、自動販売機とサニタリーブースを備えた区画が設けられています。

トイレ内部はこんな感じ。最近の特急ではめっきり見かけなくなった和式トイレがまだまだ頑張っています。

3号車 車いす対応サニタリーブース・各種設備

車いす対応席を持つ3号車には、当然ながら車いすに対応したトイレも設けられています。通路を中央に、写真左がトイレ、右が自動販売機、ごみ箱、その他のスペースになっています。

トイレの反対側は自動販売機、ごみ箱などが設けられています。その手前にあるスペースは、元々公衆電話があった場所。現在は撤去されており、単に台があるだけの空間となっていますが、私が取材した時はスーツケースなどが置かれていました。現在は実質的な荷物置き場として機能しているようです。

というわけで車いす対応トイレの様子。こちらは洋式トイレになっています。

内部にはおむつ交換用のベビーシートも設けられています。

撮影日時・場所

撮影日:2015年05月11日
撮影場所:東武桐生線 赤城駅 「りょうもう」13号 車内

モケット

(↑) 座席モケット

(↑) カーテン

車両概説

デビュー年:1991年

当時1800系で運行されていた急行「りょうもう」の特急格上げ、ならびに1800系の老朽化取替用として1991年にデビュー。

車体は新規に製造されているが、台車、モーター、座席(一部編成のみ)などは同時期に退役が進みつつあった1720系「DRC」の発生部品を流用しているのが特徴。なお、最終編成は部品類が全て新製されており、細部の仕様が異なることから250系と区別されている。

浅草~赤城間の「りょうもう」号に専属で使用されている。

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