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HOME > 鉄道・バス車内写真 > 私鉄 > 京成電鉄3600形

京成電鉄3600形

京成線の輸送力向上、老朽車両の置換という建前で1982年にデビューしたのがこの3600形です。界磁チョッパ制御、ワンハンドルマスコン、全ステンレス車体など、当時最先端の技術がふんだんに盛り込まれているものの、いかんせん全車両でも54両しか在籍がなかったり、基本的に京成線・都営浅草線内でしか使用されていないためか、あまり話題に上がることのない地味な車両であるように思います。
写真は都営浅草線・西馬込駅を発車していく3600形。何だかんだで今年で登場から33年となりましたが、いまだに数々の新型車両に交じって快速特急などの優等列車運用でもバリバリ活躍しています。当ページでは、そんな京成線の隠れた大ベテランである3600形の車内を見てみることにしましょう。

車体側面の様子。ドア脇にはかなり昔からある筆記体の「Keisei」ロゴがいまだに残っています。

一応、一部のドア脇には現在のCI(コーポレート・アイデンティティ)である「K'SEI Group」ロゴも貼り付けられています。筆記体の「Keisei」ロゴを見た後にこちらを見ると、妙に物足りないというか存在感がないなと思ってしまうのは私だけではないはずです(笑)。

普通車

さて車内に入っていきます。技術面では数々の新機軸が導入されているこの3600形ですが、その反動か、車内はそこまでの目新しさはありません。赤いロングシートがズラッと展開する車内は、かつては京成ではよく見られた仕様です。
車内は旧型車両に独特の「薄暗さ」があるものの、壁のクリーム色と赤い座席がマッチして車内はちょっとした暖かみのある空間に仕上がっているように見えるのが興味深いところです。

では座席の様子です。「シンプル・イズ・ザ・ベスト」と言わんばかりで何もツッコむポイントのないロングシートですが、座席の形状が工夫されているのか、深く座ると(理由はともあれ)かなり快適な空間です。この時代にデビューした車両の座席は、個体によっては座面のクッションが完全にヘタって何ともいえない座り心地なことが多いのですが(笑)、詰め物の交換が定期的になされているためか、思った以上にくたびれた感じはしませんでした。

先頭車の運転席後ろの区画は3人がけになっています。

で、その座席の様子。よく言えば「こぢんまりした空間」ですが、座席の1人あたりの横幅が元々狭いためか、実際に3人で座るとやや窮屈な感じは否めないように思います。

優先席区画

車端部に設けられている優先席区画の様子。現在こそ「優先席」という呼称はかなり定着してきた感がありますが、モケットの色から、「シルバーシート」の趣を色濃く残すシートであるように思います(笑)。

優先席の様子。こちらは5人がけです。

その優先席下を何気なく見てみると…こんなところにドアコックが設けられています(笑)。最近の車両ではドアの上についていることが多いドアコックですが、かつてはドア脇の座席下が主流でした。この車両の長い歴史を感じることのできるポイントなので、乗車した際にはぜひ探してみてください。

窓脇の優先席案内など。そういえばこの「シルバーシート」のマークも首都圏ではめっきり見かけなくなりましたねぇ。

近年、優先席部分のつり革は黄色いものに交換されています。

その他の車内設備

天井はこんな感じ。いまどき見かけなくなった扇風機も現役で稼働しています。

荷物棚の様子。

通路はこんな感じです。若干緑がかっているこの色調は、かつて京成の車両では一種“定番”ともいえた仕様ですが、こうやってまじまじと見てみると、何とも言えない“味”を感じますねぇ(笑)。

各座席の上部分には、何人がけかを示すシールが貼られています。座席の一人あたりのスペースが分かりにくい旧型車両ならではの表記です。

ドア

ドアの様子。

撮影日時・場所

撮影日:2015年6月6日
撮影場所:都営浅草線 西馬込駅 車内

モケット

(↑) 座席 モケット

(↑) 優先席 モケット

(↑) 床

車両概説

デビュー年:1982年

いわゆる「青電」形式である210形などの置換用として1982年にデビュー。

界磁チョッパ制御やワンハンドルマスコンなど、当時最先端の技術が多数盛り込まれているのが特徴。デビュー当初は6両編成でデビューしたが、1997年以降1編成を除き全て8両編成化された。この時、6両編成のまま残った1編成はVVVFインバーダー制御に換装されている。

8両編成は制御方式、無線方式、電動車位置などの関係から京急線、北総線、成田スカイアクセス線での運用には対応しておらず、京成本線の京成上野〜成田空港間の快速特急・特急、及び乗り入れ先である押上〜西馬込間で使用される。
6両編成は主に京成線内の普通列車で使用されることが多い。

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