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HOME > 鉄道・バス車内写真 > 私鉄 > 上毛電気鉄道700型

上毛電気鉄道700型

元々京王電鉄で使用されていた3000系を上毛電気鉄道が譲り受けて、1998年に登場したのがこの700型です。2両編成になったものの、外観には大きく手を加えられておらず、また先頭部のカラーも現在では編成ごとに異なるなど、いわゆる「昔の井の頭線」の風情をよく残しています。
写真は西桐生駅で発車待ちの700型。地元の学生などを乗せ、日々のんびりとしたスピードで中央前橋と西桐生の間を往復しています。このページでは、都会から地方へ引っ越して余生を送る元京王3000系、現・上毛電気鉄道700型の車内を見ていくことにしましょう。

先頭部を横からご覧いただきます。窓上には上毛電気鉄道のロゴ(JoMoの文字)が。

車体側面の様子。帯色は上毛電気鉄道のオリジナルに変更されています。緑とも青ともつかないこの微妙なカラーは「フィヨルドグリーン」と言うそうで、上毛電気鉄道の会社カラーだそうです。

行先表示は字幕式です。このコンパクトなサイズの字幕は京王時代からのものですねぇ。

普通車

さてようやく車内です。京王時代から特に大きく変わってはおらず、「昔の井の頭線」の風情を色濃く残す車内になっています。上毛電鉄にやってきてからすでに20年弱、新製からすでに40年以上が経過しているわりには、車内はかなりきれいに維持されている気がします。

またまた車内ですが、よく見ると天井部分の構造が微妙に異なっています。こちらは通常の冷房装置に加えて扇風機が設けられているタイプになっており、これは京王電鉄時代からの仕様をそのまま受け継いだものと考えられますが、このファンデリアのデザインも電車ではあまり見かけないのではないでしょうか…などと言っているといつまでも座席の紹介に移れなさそうなので、これについては、後ほど改めて紹介することにしましょう(笑)。

座席の様子。JRの211系にも似たすおう色のモケットをまとったロングシートです。一応9人がけですが、一人あたりのスペースが明確に区分されているわけではないので、私が取材した時は実質的に7人がけぐらいで使われていることが多かった気がします。
肝心の座り心地ですが、さすがにデビューからかなりの年数を経て、特に座面のスプリングにかなりヘタりが来ている感は否めません。スプリングがほとんど効果をなしていないので、いわば車輪のごろごろした振動をダイレクトで感じられる座席です(笑)。

座席を真横から撮影してみました。座面そのものは結構肉厚ですが、内部のスプリングがヘタっているので肉厚なことの恩恵がほとんどありません(笑)。

座席のモケットが擦れてしまったのかは分かりませんが、一部の座席はこんな感じで当て布で補修がなされています。ここまで「治しました」感がある修繕方法も珍しいですが、それだけこの車両も長い間走り続けてきた、ということなのでしょう。

車端部区画

車端部区画はこんな感じ。貫通路(隣の車両への通路)がものすごく広くなっていますが、そのためかワンマン運転時に乗務員が車内を見渡しやすいという副次的効果も生んでいます(笑)。最近(700型の出自である)京王3000形や、同じく貫通路の広い東急8500系などが続々と地方へ譲渡されているのは、案外この仕様も関係しているのかもしれません。

車端部座席はこんな感じ。こちらは6人がけということになっているようです(笑)。

貫通面の小窓の様子。こちらも他の窓と同じく2段式になっており、開閉することも可能です。

ワンマン設備

運転席後ろはワンマン運転に対応した運賃箱が設けられています。この区画は元々座席がありましたが、上毛電気鉄道への移籍時に撤去され、現在は利用者が腰掛けられないように斜めにカットされた謎のカバーがかけられています。
ちなみに運賃箱より運転席側は立ち入り禁止区域となっており、見ての通りロープで区切ってあります。もともとワンマン運転を全く考慮していない仕様なので(笑)、運賃箱を乗務員が操作する上でも、利用者の動線的にもこのようにせざるを得なかったのかもしれません。しかし、それにしても妙に広い空間がデッドスペースになってしまっているのは何だか…という感じがしますねぇ。

天井2形態

では遅くなりましたが、天井の形状の違いを解説していきます。こちらは冷房装置のみ(扇風機のついていないもの)が搭載されたタイプですが、これは京王時代は中間車として使用されていたものです。元々、京王3000系は最初の13本は非冷房で落成しており、後に改造で冷房を取り付ける際に、取り付け方のパターンに種類があった、ということです。一見すると全てが冷房装置のように見えますが、横長の網状のものは単なる送風機だそうです。

で、こっちが元々先頭車だった方の天井。補助送風機の代わりに扇風機が設けられていますが、かつての国鉄型車両のように包み隠さず「扇風機」とするのではなく、ファンデリアを取り付けて視覚的には“扇風機らしさ”をなくしています。なお、上毛電気鉄道はほとんどの車両がこの天井をしているため、上で紹介した「送風機つき天井」の方がマニア的には貴重です。一般の方にはどうでもいいことなのでしょうが…(苦笑)。

その他の車内設備

荷物棚の様子。金属製のポールによる棚になっています。

通路の様子。さすがに多少の改装は経ていると思われますが、デビューから40年以上経つ車両のわりには波うちもなく、きれいに維持されています。

車内放送のスピーカーの様子。電車の中ではあまり見かけないデザインのスピーカーに見えますが、上毛電気鉄道への移籍時に取り付けられたものでしょうか。

床下のカバー部分を撮影してみました。カバーの穴は「十」字を互い違いに並べた、妙に凝ったデザインになっているのが面白いです。

つり革の様子。昔ながらの丸型がそのまま使われています。

一部のドア脇にはワンマン運転用の整理券発行機が設けられています。発行機自体は、他のローカル線でもよく見かけるデザインです。

何気なく製造銘板を撮影してみましたが、なんと昭和39年(1964年)製造の車両がいまだに現役です。2016年で実に52年選手となるわけで、数々の改造を経て所有者も変わっているとはいえ、ここまで生きながらえた車両もこのご時世、なかなかなさそうです。
ちなみにこの1964年は東京オリンピックの開催された年。近頃は2020年の東京オリンピックが何かと世間を騒がせていますが、もしかしたらこの車両も「東京オリンピックを2回経験した車両」の一つになる可能性もありそうです。それまでこの車両が現役かは分かりませんが、そうなったらそうなったでちょっとしたこの車両の話題の一つになりそうですねぇ。

ドア

ドアはこんな感じ。こちらもデビュー当時からこんな感じなのでしょう。老朽化のためか、ドアの表面がやや波打ってきている個体もちらほらありましたが、車両のデビューから40年以上が経つわりにはいまだに銀色に輝いており、かなりきれいに維持されているように思います。

おまけ

中央前橋駅での発車待ちの様子。井の頭線時代には何度となく繰り返された「色の違う並び」は、上毛電気鉄道で健在です。

昼下がりの上毛線の車内から。のんびりと余生を送る700型に乗ってまったり旅行するのも悪くはなさそうです。

撮影日時・場所

撮影日:2016年5月10日
撮影場所:上毛電鉄 西桐生・中央前橋駅 車内

車両概説

(↑) 普通席モケット

(↑) カーテン

車両概説

デビュー年:1998年(上毛電鉄でのデビュー)

上毛電気鉄道が使用していた車両の老朽化に伴い、1998年に当時京王電鉄で余剰となっていた3000系電車を譲り受けてデビュー。

現在は上毛電気鉄道の車両全てを本系列で統一している。2両編成8本の16両が在籍し、上毛電気鉄道の全線(中央前橋〜西桐生)で運行されている。

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