鉄道・高速バス 車内・座席写真のサイト |
||
|
伊豆急行8000系
元々東急で活躍していた8000系を伊豆急行が譲り受けて運行を開始したのがこの伊豆急8000系です。東急時代とは異なり、車体には海をイメージした青と水色の帯が巻かれています。伊豆急への入線にあたり、内装のリニューアルや保安設備の変更、ワンマン対応などが行われていますが、車体の外観は東急時代の雰囲気をよく残しています。
車体側面の様子。カラーが塗り替えられた以外、外装は大きな手を加えられているわけではないようです。
車体側面には伊豆急行のロゴが。元々この場所には東急のロゴ(とはいっても「IZUKYU」の部分が「TOKYU」になっていただけ)がありましたが、伊豆急行への入線に伴って伊豆急仕様のものに変更されました。パッと見では、伊豆急の親会社でもある東急のロゴとあまり変わりませんが、東急の赤色のロゴに対して、こちらはオレンジ色になっています。 普通車 車内の様子です。外装はあまり変わっていなくても車内はかなり手が加えられています。写真右側(海側)はクロスシートに換装されていますが、これは元々西武鉄道の「ニューレッドアロー」の内装リニューアルを行った際に余剰となったものが転用されています。
山側はロングシートがそのまま残されています。東急時代に内装の更新工事をすでに受けていた車両で、7人がけのシートの間にひじ掛けが設けられており、3人+4人に区切られています。
変わってこちらがクロスシートの様子。座席は向い合せの状態で固定されており、向きを変えることはできません。また、「レッドアロー」時代についていたリクライニング機構は撤去されており、使用できなくなっています。また、写真ではセンターアームレストが上がっており、基本的には上がった状態で使われてますが、下げることもできます。
座席のアップ。座席カバーはビニール製のものが使われています。詰め物はややヘタリを感じますが、普通列車のクロスシートとしては座り心地は悪くありません。
元々この座席の背面にはテーブルがありましたが、クロスシートへの改造に伴って撤去されています。
優先席は茶色のモケットが使われています。
先頭車の車端部の様子。伊豆急行への移籍に伴い、フリースペースが新設されました。
最近はめっきり見かけなくなりましたが、網棚は本当に「網」でできています。また、つり革も一部が低い位置に設置されるなどしていますが、昔からの丸いつり革がそのまま使われています。天井には扇風機があり、夏場は冷房と合わせて扇風機が使われることもあるそうです。 ドア ドアの様子。ドアそのものは東急時代からあまり手が加えられていないようですが、ドア上に新たにLEDによる案内表示装置が設けられ、次駅案内などが行われています。また、足元には移籍にともない、滑り止めも設置されました。
「ひらくドアにごちゅういください」のシールはドアの各窓に貼られています。海の多い路線柄か、脇にかわいらしいイルカのキャラクターが描かれているのが面白いです。 トイレ 3両編成の2号車には、伊豆急行への移籍に伴ってフリースペースとトイレが設けられました。なお、8000系には2両編成もありますが、そちらの方はトイレの設置がありません。
トイレの内部の様子。最近の改造のわりには、洗浄には昔ながらの循環式が使用されています。古い車両に新たにトイレを設置する場合は、なぜかいま流行りの真空式ではなく循環式が用いられることが多いような気がするのですが、何か理由があるのでしょうか。
その他 2013年9月20日から2014年3月下旬まで、プロの写真家3人がそれぞれ異なるテーマで「伊豆」を撮影した写真を紹介する「でぃす・いず・いいとこ写真館」が8000系を使って行われていました。ご覧のように、通常は広告が入っている部分に、全て伊豆に関する写真が入れられています。各号車で見比べてみると面白いかもしれません。なお、通常の広告も中吊りであるにはあったので、完全に写真だけを展示するというわけではなかったようです。 |
||
|
||
copyright(c)2002- Nukezo, All Right Reserved. |