鉄道・高速バス
車内・座席写真のサイト

  • ホーム
    Home
  • 鉄道・バス車内写真
    Train Interior
  • 電車の写真
    Photos
  • 特集・レポート
    Reports
  • ご案内
    Info
  • メール
    Contact
  • リンク
    Links

HOME > 鉄道・バス車内写真 > 私鉄 > 住宅・都市整備公団(北総鉄道)9100形「C-Flyer」

住宅・都市整備公団(北総鉄道)9100形「C-Flyer」

北総線の千葉ニュータウン中央〜印西牧の原間が開業するのに合わせて投入されたのがこの9100形です。「C-Flyer」という愛称があり、見た目は登場から20年近くなる今現在もかなり斬新ですが、足回りの設備は、検査の便宜を図る関係で、京成3700形などとほぼ共通の仕様になっているそうです。
写真は西馬込駅にて停車中の9100形。この車両、「千葉ニュータウンのイメージアップ」及び「車両の増強」という建前で導入されたそうですが、(前者はとりあえず置いておくにしても)その割には1995年に2本、2000年に1本が作られただけで製造終了しており、本拠地の北総線内でもあまり見かけることの少ない車両です。

車体側面の様子。「C-Flyer」のロゴが大きく貼られています。ちなみに「C」とはChiba-Newtown(千葉ニュータウン)・Comfortable(快適)・Clean(清潔)・Culture(文化)の頭文字を取ったものだそうです。
ドア脇には実質的な車両の維持・管理を行っている「北総鉄道」の社名が貼られているほか、(写真では分かりにくいですが)「KSEI GROUP」のロゴも貼り付けられています。
そのため、児童向けの本や一部サイトなどでは「北総9100形」などと紹介されることもありますが、当ページでは一応厳密な表記に基づいて紹介することにします。

普通車

というわけで車内の全景を見ていきます。車内はグレーの化粧板(車内の壁)、仕切り板に、かなりグレー寄りのブルーの床と、「シンプル・イズ・ザ・ベスト」な感じです(笑)。
近年はリニューアル改造が施されており、目につきやすいところとしては座席のモケットが交換されていますが、このモケットは京成や北総の車両でよく見られるものと同一です。こちらの方がメンテナンス的にも良いということなのでしょう。

座席の様子。座席はいわゆるバケット構造をしており、やや柔らかめの座り心地です。ソデ体(座席の両端の仕切り)は、京成3700形で見られるものとほぼ同一のようですが、その上の手すりが京成のそれは1本なのに対し、こちらは2本設けられています。

ロングシート優先席区画

車端部の優先席区画はこんな感じ。デビュー当時はいわゆる「シルバーシート」だったようですが、こちらも京成の車両に合わせた青モケットに近年交換されています。

で、その座席の様子。座面は一人一人の着座位置が明確に区分されており、真ん中がフラットな構造になっているため、着座した感覚はシンプルな見た目とは裏腹に(笑)かなり良いように感じました。

クロスシート優先席区画 (2次投入車)

さて、この9100形「C-Flyer」の(主に車内的な意味で)最大の特徴といっても過言ではないのが、この車端部に4席だけひょっこりと現れるクロスシートでしょう。8両編成のうち、先頭車を除いた中間の6両に設置されており、(泉岳寺を起点に考えると)2〜4号車は印旛日本医大・成田空港側、5〜7号車は品川・西馬込寄りに座席が向いています。
具体的にどういった意図で設置されているのかは分かりませんが、座ることができればちょっとした長距離列車気分を味わえそうな区画です(笑)。9100形乗車の時にはぜひ乗ってみると面白いのではないでしょうか。
なお、写真は2000年に投入された2次投入車の車内で、クロスシートは片側のみの設置となっています。ちなみに1次投入車は両方がクロスシート、かつ向い合せの配置になっています。

5〜7号車は一般席区画となっており、モケットも一般席と同じものが使われています。足元は開いているので、運良く乗り合わせればかなり快適に利用できます。

一方、2〜4号車のクロスシートは優先席区画として使われています。

優先席部分の表記のアップ。

優先席部分のつり革の様子。9100形のつり革は全て丸型のものが使われています。

フリースペース

車いすやベビーカー向けのフリースペースは両端の先頭車に設けられています。近年、国土交通省によって策定された「ベビーカーマーク」も貼られています。

で、そのフリースペースのアップ。元々貼られていた車いすマークと、後から貼られたベビーカーマーク、下地の色がそれぞれ違っているのですねぇ(笑)。

その他

天井の様子。最近ではあまり見かけなくなった丸型つり革がずらりと並んでいます。

ドアの様子。他の車両と比較して窓の上下幅がかなり広めにとられているほか、四隅が丸型になっているなど、妙に先進的なイメージのドアになっているのが特徴です。

撮影日時・場所

撮影日:2015年1月28日
撮影場所:都営浅草線 西馬込駅 車内

モケット

(↑) 座席 モケット

(↑) 優先席 モケット

付記

サイト編集の便宜上、ファイル名を「hokuso9100」としております。

車両概説

デビュー年:1994年

北総線の一部区間の線路設備などを保有する千葉ニュータウン鉄道の実質的な前身だった住宅・都市整備公団が1994年に導入。車両の維持・管理は北総鉄道に委託されており、車体側面にも「北総鉄道」の文字がある。

8両編成3本が在籍しており、北総線内(印旛日本医大〜京成高砂)のほか、京成線(京成高砂〜押上)、都営浅草線(押上〜泉岳寺〜西馬込)、京急線(泉岳寺〜京急蒲田〜羽田空港)などへの乗り入れがあり、活躍範囲は広い。

HOME > 鉄道・バス車内写真 > 私鉄 > 住宅・都市整備公団(北総鉄道)9100形「C-Flyer」

  • ホーム
    Home
  • 鉄道・バス車内写真
    Train Interior
  • 電車の写真
    Photos
  • 特集・レポート
    Reports
  • ご案内
    Info
  • メール
    Contact
  • リンク
    Links
copyright(c)2002- Nukezo, All Right Reserved.