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えちぜん鉄道MC6001形
えちぜん鉄道の前身である京福電気鉄道では、21世紀に入ってからも1950年代製の車両がゴロゴロ残っており、早急な置換が必要な状況でした。そこで、えちぜん鉄道としての運行開始に前後して、愛知環状鉄道で余剰となっていた同社の100系を譲り受け、運行を開始したのがこのMC6001形です。 |
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モケット
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撮影日時・場所 撮影場所:えちぜん鉄道 三国港駅 車内 備考 |
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車内全景 車内に入っていきます。車内の基本的な見付は愛知環状鉄道時代から変わっていませんが、座席モケットがブルー系のものに張り替えられて雰囲気がだいぶ変わっているように感じます。床材の色も相まって、車内を青系でコーディネート、ということなのでしょう。ちなみに、同車のMC7000形でも同じ座席モケットが使用されています。
ボックスシート
ボックスシートの様子。愛知環状鉄道時代はワインレッド系の座席にベージュ色のシートカバーという、ともすれば「サツマイモ」のようなカラーリングだったのですが、えちぜん鉄道への移籍に伴って青一色に。これだけでもかなり雰囲気が“締まって”見えるので、座席の色使いというのは重要だなと感じた次第です(笑)。
ドア脇ロングシート
ドア脇のロングシート。MC6000形は片側3ドアですが、中央のドア脇のロングシートは3人がけ、両端は2人がけ(後述)という配置になっています。
優先席 変わって優先席区画の様子。MC7000形では、一般席モケットの色違い(水色に近いカラー)が使用されていますが、本系列では一般席と同一のモケットが採用されています。優先席の表記も設けられていますが、JR各社や大手私鉄で見られるような統一のデザインではなく、独自のものが採用されています。
車内設備 天井の様子(左)と荷物棚(右)。こちらは愛知環状鉄道時代からそのまま使用されていると思われますが、経年の割には化粧板の黄ばみや荷物棚の青錆びなどもなく、非常にきれいな状態を保っているように感じます。
扇風機(左)と車内放送のスピーカー(右)。MC6000形の前身である愛知環状鉄道100系は、足回りの走行機器に国鉄型101系のものを流用しています。しかし、走行装置だけでなく車内の電装品も“使えるものは全て使った”ようで、このように昔ながらの設備が垣間見られるのが面白いところです。
扇風機のスイッチ(左)と通路の様子(右)。この扇風機のスイッチも101系から持ってきたものなのでしょう。
ワンマン機器 運転台直後は運賃箱や整理券発行機など、いわゆるワンマン機器が設けられています。整理券発行機はJRなどでもよく見かけるタイプですね。
ドア 乗降用ドア(左)と一部座席脇にあるロープの様子(右)。えちぜん鉄道では、自転車を車内にそのまま持ち込める「サイクルトレイン」(※有料で期間指定あり)を実施しており、このロープはその際に自転車を固定するためのものだそうです。私が取材した時は夜だったので利用者は一度も見かけませんでしたが、どの程度の利用があるのでしょうか。
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概説 愛知環状鉄道の開業時から使用されていた100・300形を譲り受け、2003年から運用を開始した。
えちぜん鉄道への転用に伴い、運転台の取り付け・移設などを行ったほか、ワンマン化などの工事を実施。
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